下妻工場でのダイアログ

LIXILグループの工場におけるコミュニティ・ダイアログでは、LIXIL下妻工場が初めての開催地となり、下妻市で活躍されるさまざまなステークホルダーの皆様にお集まりいただきました。環境や地域社会に向けた下妻工場の取り組みをご紹介し、工場を見学いただいた後、皆様からご意見・ご要望をいただき、活発な議論を交わしました。 開催概要
日時2013年3月26日
場所LIXIL下妻工場
社外ステークホルダー騰波ノ江小学校教諭
千代川中学校教諭
まちづくり下妻女性の会 会長
下妻市更生保護女性の会 副会長
STOP!温暖化エコネットしもつま 会長
下妻市役所 生活環境課 課長、市長公室 室長、消防交通課 課長
下妻市商工会 理事
下妻市商工会 女性部 部長
下妻市商工会 女性部 副部長
大木地区 区長
株式会社LIXILからの参加者若林 隆下妻工場 工場長
正木 智下妻工場 総務課 課長
高野 健一下妻工場 表処課 課長
大矢 功喜下妻工場 加工課 課長
石浜 治男下妻工場 技術課
太田 将也藤花工場 工場長付
水野 治幸CSR・環境経営推進部 部長
川合 和之CSR・環境経営推進部
畠山 彩CSR・環境経営推進部

※所属・役職名は、ダイアログ開催当時の名称です。


災害対策における地域への貢献

ステークホルダー 災害に備えて、市でも避難所の整備、食糧・水の備蓄などを行っていますが、指定された避難所が自宅から遠いという市民も少なくなく課題になっています。貴社工場でも2000食の非常食や飲料水を備えていると伺い、緊急時には近隣住民の受け入れなどにご協力いただけると幸いです。工場内にあるグラウンドも拝見しましたが、広々としていて落下物の危険がなく避難場所として優れていると感じました。今後協定を結ぶなどして、連携して備えていければと思います。

ステークホルダー 800トン以上の備蓄水があると聞いて心強く感じましたが、それを適切に配布するには相当の人手が必要になってきます。そのほかにも、災害時には人の手による作業がなければ解決しない状況がさまざま考えられます。貴社には社員の方々による独自の防災チームがあるとのこと。いざというときには下妻市の消防団や消防署とも協力しあって消防・救援活動ができるよう、仕組みづくりができるとより良いのではないでしょうか。

LIXIL下妻工場 行政と民間との間で「非常時に何ができるか」を具体的に話し合っておくことは非常に大切だと思います。大災害はその後も長期にわたって地域の生活に影響を及ぼすため、行政にリーダーシップを発揮していいただくことは不可欠ですが、私たちも社会的責任を果すべくできる限りのバックアップに努めます。下妻工場は独自に防災訓練に取り組んできたことから、消火栓を使える社員なども多く、これまでにも工場の近隣火災に対応した経験があります。防災協定を結ぶなど、地域との連携をいっそう高めていくことは当社としても意義が大きいことだと感じています。

近隣小中学校への学習機会の提供

ステークホルダー 下妻市の小学校では3年生の社会科で地元の工業について学習しており、ぜひ児童たちの工場見学の受け入れにご協力をお願いします。単に教科書などで情報を収集するのではなく、実際に工場を訪れて仕事をしている現場を見るというのは子どもたちにとって素晴らしい体験です。工業への意識を高めるとともに、将来の職業を考えるうえでも良い刺激となるでしょう。工場見学はどの小学校でも希望が強く、できれば下妻市内にある10校すべての小学校の見学を受け入れていただければ大変嬉しく思います。

ステークホルダー 中学校では工場見学の機会は少ないものの、キャリア教育の一環として、生徒たちがいろいろな企業を職場見学・体験学習で訪ねています。小学校のとき一度工場見学に行ったという経験があれば、生徒の方から「LIXILで働く人にインタビューしてみたい」「LIXILの仕事を体験してみたい」などの声が今後積極的に挙がってくるのではないでしょうか。「総合的な学習の時間」でもいろいろな職業な方をゲスト講師に迎えていますので、ぜひ貴社からも社員の方を派遣していただければ幸いです。

LIXIL下妻工場 工場見学の受け入れは市内の小学校全校でも十分可能ですので、ぜひご協力させていただきます。具体的に計画を立て、今年度から始められるよう早急に話し合いを進めさせていただきたいと思います。

多面的に地域との交流を深める

ステークホルダー こちらの下妻工場は、東洋サッシ、トステム、LIXILと変遷してきた40年にわたる歴史の中で、常にこの地域で強い存在感を示してきました。私たちにとっても馴染み深い工場であり、まず地元を大切にするという意識を大事にしていただけると嬉しく思います。これだけ規模の大きい工場なので、人材採用の面でも貢献していただけると地域の活性化につながります。

ステークホルダー 昔そちらの工場には大きなクヌギの木があり、カブトムシやクワガタが非常によく採れることで地元の子どもたちの間では有名で、長きにわたって多くの小学生が昆虫採集を楽しんできました。この下妻工場では植樹により緑豊かな環境づくりを進めているとのこと、そうした象徴的な木が1本と地域の子どもたちが自由に出入りできるスペースがあるだけでも、環境を想う貴社の姿勢はいっそう地域に伝わるのではないでしょうか。同時にそれは、子どもたちが自然に親しむ場となり、貴社と地域とのつながりを深めます。

LIXIL下妻工場 下妻工場では直近の数年間は採用を行っていませんでしたが、2013年度より新卒採用を再開することとなりました。採用活動では県内の高校卒業予定者が中心となる予定であり、雇用面からもできる限り地域貢献を進められればと考えています。また、地元の方々が大切にしている文化や風土などの価値に、そこで事業を営む企業も目を向けていくべきという大事なご指摘だと思います。真摯に受け止めさせていただきます。

工場見学の様子