藤本 有華

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人や会社の役に立つもの、まだ世の中にないもの、それを生み出す使命とやりがい。

生産・開発系

藤本 有華

Yuka Fujimoto

技術研究本部 野田研究所
2006年度入社
工学研究科修了

森林資源保護を目指し、木材に代わるエコ材開発に挑む。

入社以来ほぼ一貫して、木材に代わる新しいエコ材の研究を担当しています。キッチン扉やクローゼット扉などの内装建材には、木質ボードなどの木材が大量に使われていますが、木材資源には限りがあります。森林資源の保護は地球環境保全の観点からも、木材使用量の削減は喫緊の課題です。そうした背景の中、今まで建材として使われてこなかった材料を有効活用し、木材に代わる新しい内装材料の研究に取り組んでいます。
木材に代わるエコ材として着目したのが、木材と同種である植物です。私たち研究チームが様々な植物を検討・解析した結果、一定の強度を保ち、加工性が高く、最も内装建材に相応しい材料として選択したのが、ある農作物から出る廃棄物でした。海外市場では、すでに同じ材料で木質ボードが製造販売されていることもわかりました。そこで私たちは、海外の企業と技術交流を図り、商品の高品質化を目指すことになったのです。

新しい技術を世界に発信し、広めることが目標。

具体的に私たちが目指しているのは、先進的な品質基準をクリアする、高強度化、軽量化、耐水性向上などの実現であり、加えて、シックハウス症候群の原因物質とされるホルムアルデヒドの放散量を極小化することです。現在、研究はラボレベルからスケールアップし試験的に新商品を生産する段階にあります。しかし、ラボの条件がそのまま適合するとは限りません。海外の技術者とディスカッションを重ね、実験データを蓄積・解析することで、最適な製造条件の構築を目指しています。相手の理解を得ながら研究を着実に前へ進めること、それが私の今のミッションといえます。
今回のエコ材は、食品副産物の有効活用という新しい環境ビジネスモデルであり、地球環境保全にも寄与するもの。この技術を世界に発信し、広めることが目標です。仕事を進める上で私が大切にしているのは、「何を作れば人や社会の役に立つか」ということを、常に念頭に置いて研究に従事することです。「世の中にないもの」を生み出すことが私たちの使命であり、その実現に果敢にチャレンジしていきたいと考えています。

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