平成28年基準の省エネ住宅

平成28年基準を満たす省エネ住宅には、外壁・屋根部と開口部の断熱強化が重要です。

住宅において、熱の出入りが最も多いのは、窓やドアなどの開口部。それに次ぐのが外壁です。平成28年4月に施行された建築物エネルギー消費性能基準においても外皮が満たすべき熱性能に関する基準が示されました。LIXILでは、高性能ウレタン断熱パネルと断熱サッシの組み合わせにより外皮性能を高め、省エネ基準を満たす住宅の断熱化をご提案いたします。

熱の流出割合(冬の場合)

熱の流出割合(冬の場合)

出典:(−社)日本建材・住宅設備産業協会省エネルギー建材普及促進センター「省エネ建材で、快適な家、健康な家」より

外皮が満たすべき熱性能に関する基準

外皮が満たすべき熱性能に関する基準

※換気及び湿気によって失われる熱量は含みません。

外皮平均熱貫流率(UA値)

床面積当たりの熱損失係数(Q値)による基準から、外皮面積当たりの熱損失量を示す外皮平均熱貫流率(UA値)による基準が採用されています。

現在の省エネルギー基準[平成28年基準]
地域区分 1 2 3 4 5 6 7 8
外皮平均熱貫流率の基準値
[W/(m2・K)]
0.46 0.46 0.56 0.75 0.87 0.87 0.87

省エネ住宅のさらなる進化を、政府も目標に掲げています。

省エネルギー基準(平成28年基準)と低炭素建築物認定制度は、住宅・建築物全体の省エネ性能の底上げと、より高いレベルであるゼロ・エネルギー住宅の普及を進めるため、ベースとなる基準と誘導基準としてそれぞれ定められました。税制優遇や助成金などの支援により、段階的に建物の省エネ性能のレベルアップを図り、2030年には新築住宅の平均でゼロ・エネルギー住宅とすることが国の目標として掲げられています。

省エネ住宅のさらなる進化を、政府も目標に掲げています。
改正後の省エネ基準
  • 平成11年基準からの置換えとなる、ベースとなる基準です。
低炭素建築物認定制度
  • 建築物の低炭素化への誘導基準であり、任意の制度です。
  • 住宅ローン減税や容積率緩和などの優遇措置があります。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)…広義のZEH

外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギー等を導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅。