プロに学ぶ、素敵空間づくりVol.4

インテリアコーディネーター 荒井詩万さん

エレガントな空間づくりのポイントとは?

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60代女性の部屋、独立した息子さんの部屋を自分好みにリノベーションしました。 コンセプトは「きれい色のリュクス空間」、リュクスとはフランス語で“贅沢な”という意味。物質的な贅沢というよりは心の余裕を感じさせる豊かさのこと。心躍るきれいな色や好きなものに囲まれ、これからの人生をより美しく過ごすためのエレガントなリュクス空間です。

エレガントなインテリアをつくるには?

エレガントなイメージのインテリアがお好きな方も多いと思います。特に女性の方は海外ホテルのような空間に憧れますよね。エレガントなインテリアをつくるにはまず色、白をベースに淡いピンクやパープル、グリーンなどを入れます。ピンクやパープルは鮮やかな色よりもこのようにグレーがかった色の方が品よくまとまります。

また花柄や優美な曲線ラインを意識した家具やファブリック(布地)選びが大切です。こちらは白系の床材に壁一面を淡いパープルで塗装し、クローゼット収納の扉はモールディング(装飾材)をまわしています。ベッドは曲線が美しい白のアイアン、ベッド下にはベッドスカートというフリルを加え、ベッドカバーや窓装飾シェードは花柄にしました。優しく品のよいベッドルームです。

クローゼット収納扉にもこだわる

理想的なインテリア空間を完成させるためにはクローゼット収納扉にもこだわりましょう。
どういうインテリアイメージなのかで扉の色や素材、中に何を入れるかや間取りで両開き・引き戸など扉の開閉方法が違ってきます。

この物件はクローゼットをオリジナルデザインでオーダー製作しました。エレガントなインテリアに合わせて扉は壁と同じ白ですっきりと、モールディング(装飾材)をまわして陰影をつけています。内部は服を選ぶのが楽しくなるようひと工夫、開ける度に華やかな気持ちになる淡いピンクにしました。

ベッドヘッドウォールがおすすめ

心地よいベッドルームにするには、ベッドヘッドウォールがおすすめ。頭を壁側にした方が外気の寒暖の影響を受けにくく、心理的にも落ち着いてゆったり眠れると言われています。部屋の間取りによってはどうしてもベッドヘッドウォールにできないこともあると思いますが(特に子供部屋は広くないので難しいですよね)、頭側に窓がくる場合は窓装飾で寒くないよう工夫したり、新築やリフォームではプランニング段階で家具レイアウトを意識して考えてみてはいかがでしょうか?

また、ヘッドウォールにすることで扉を開けた時にその壁面がフォーカルポイント(視線の集まる場所)になります。こちらは壁に色をつけ、オリジナルデザインのシェードを取り付けています。その他、柄壁紙にしたりアートを飾ったりすることで、そこを部屋の中心にしてメリハリが生まれ空間が引き締まります。

荒井詩万あらい しま

日本女子大学家政学部卒。設計事務所にて秘書として勤務。
在職中、「町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー」で2年間学び、卒業後、フリーのインテリアコーディネーターとして「CHIC INTERIOR PLANNING」主宰。
戸建住宅やマンションのインテリアコーディネートやリノベーション、店舗や各施設のインテリアプランニングや企業の商品企画など幅広く活動。町田ひろ子アカデミー講師・大妻女子大学非常勤講師 各セミナー講師も務める。雑誌の企画・監修やスタイリング、NHK教育テレビ「資格☆はばたく」・TV東京「インテリア日和」・日本TV「スッキリ!」に出演などマルチに活躍。

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