一級建築士・子育て環境アドバイザー牧野直子さんによる、自分にあった収納のしかたがわかるチェックシート診断

一級建築士・子育て環境アドバイザー
牧野直子さんによる、
自分にあった収納のしかたがわかるチェックシート診断

#くらしのTips

家でゆっくりしたいのに、片付けては散らかるの繰り返し。片付けが苦手な人は、収納を見直せば日々の片付けがぐっと楽になるかもしれません。
今回は58平米の事務所を自らリノベーションし、夫+小学生のお子さん2人の家族4人で暮らしている一級建築士・牧野直子さんに収納のコツを伺いました。まずはチェックシートで自分の理想の収納を把握しましょう。

まずは自分の家に当てはまる“片付けあるある”をチェック!

一級建築士・子育て環境アドバイザー・牧野直子さん

Aが多かったあなた

おすすめ収納は 100円ショップ型

片付けが苦手と自覚しているあなた。おすすめは、100円ショップのディスプレイ陳列型。たとえばDIYで棚をつくる際に使う素材(すのこなど)のまわりに、ぴったりサイズの引き出しやフックなど、その商品に付随するものがまとめて置いてあることがあります。その場所で使うものはその場所に、同じ用途のものはまとめて置くのが基本。あちこちに分散していると、どこにあるのか忘れてしまいます。
たとえば冠婚葬祭グッズなら、袋に入れた数珠や袱紗などを喪服のハンガーにかけておくなど、同じところに置いておくと使う時に慌てません。

Bが多かったあなた

おすすめ収納は レストラン型

1人で頑張りがちなあなた。これからはパートナーや子どもを味方につけましょう! システム化されたレストランのバックヤードがお手本です。高い場所は旦那さん専用の収納にしてお任せにする、低い場所には子どもスペースにして子どもに自主管理をさせるなど家族一緒に収納スペースをつくることを意識してみてはいかがでしょうか。使う人が使いやすい場所に、一緒に相談しながらつくっていきましょう。

Cが多かったあなた

おすすめ収納は ホテル型

ホテルのようなくつろぎスペースを作りたいあなたは、何か作業をする時の場所とゆったりくつろぐ場所を分けるなど、オン・オフの区切りをもっと思い切ってみてはいかがでしょうか。まずはホテルのロビーや部屋のように好きな絵や写真を飾って、お気に入りスペースを作ってみましょう。大好きなエリアができると、そのまわりを片付けたいとモチベーションが上がるはず。
またテレビ中心のくつろぎスペースづくりを見直してみるのも◎。部屋にソファを置かなくてもくつろげるものです。また今はリビング学習も流行っているので、子ども部屋は寝るだけと割り切り狭くつくっても大丈夫。これからリノベーションやお家を新築する方は、目線より上の天井近くに収納スペースを設けるのも広く見せるコツです。もしくは背の低い収納にして圧迫感を減らしてみるのもよいでしょう。

牧野さん宅の収納スペース。子どもたちの「リビング学習」を考慮して、辞書やお勉強に使う本などは子ども部屋ではなくリビングに収納。空間を狭く感じさせないように“背の低い収納“を意識しているそうです。

Dが多かったあなた

おすすめ収納は 保育園型

お片づけ教育を意識したいあなたには、保育園のように言葉のわからない子どもにもわかる片付けのしくみづくりを。たとえば、同じボックスに戻すものはおもちゃに同じ色のシールを貼るなどすれば、1〜2才くらいからでも親と一緒に片付けができます。
また、子どもの好きな曲をかけて、その間だけ片付けるなども楽しくする工夫も。サビに入ったからあと半分、など時間も意識できます。また、おもちゃ収納は棚をひとつ用意し、それ以上増えたらリサイクルに出すなど容量を決めること。3〜4才からは、いる・いらないを子どもと仕分けしてみてるとよいでしょう。

牧野さん宅のリビングにあるおもちゃ収納スペース。子どもたちは自分の好きな曲にあわせて楽しくいつも片付けをしているそうです。

チェックシート診断後、次のステップは……

チェックシートを見て、複数当てはまった人も多いはず。今の生活で何を優先させたいか、まずはそれを把握することが大事ですね。家それぞれの造りや生活習慣があるので、あなたの家の収納システムはあなたにしか作れないもの。焦らず見つけて、「5分だけでも」「家族一緒に」「お気に入りエリアをつくる」など、無理のない範囲で目標を設定してみましょう。また、家族の成長とともに何年に一度かは思い切った収納チェンジを。そのためにも、あとで変更がきくような家具や間取りを選ぶことも大切です。

子育て環境アドバイザー・牧野直子さん

一級建築士で小学生2児の母。子育て住宅・保育園がご専門。仕事と子育てを両立でき、家族みんなが幸せに過ごせる環境づくりを発信中。 http://syokoiku-mall.com/

サンルームがあれば、家でくつろぎノマド生活

サンルームは、第2のリビングになりうる場所。「くつろげる場所のバリエーションを増やせば、気分や用途によってノマド的に場所を移して楽しめます。サンルームは季節の移り変わりを感じられたりなど子どもの情操教育にもよさそうですね。植物を育てるのも楽しそう。サンルームでリビングも物理的に広く感じられるはず」(牧野さん)。今回は様々なタイプに分けて、収納の考え方を紹介しました。サンルームによって住空間にゆとりができれば、今回の収納だけなく、家事をする場所やくつろぎスペースなど「暮らし」を見直すきっかけになるでしょう。あなたのお家での困りごとも解決できるかもしれませんね。

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