門扉の効果と設置のポイント3

新築時に外構を一緒にと考えている方、外構リフォームを検討されている方にぜひ知っていただきたい、門扉の効果と、玄関まわりのスペースを生かした具体的な設置のポイントについてご紹介します。

3.防犯に有効な門扉をつける場所

ここでは主に玄関先に門扉を付ける効果と具体的な設置のポイントについてお話をしてきましたが、最後に防犯・セキュリティという観点から最低限の費用で最大の効果を得る門扉の付け方をお教えしましょう。

通常、不審者というのは自分の身が隠せるように道路からは直接見えない建物の脇や裏の窓を狙うということはよく知られています。したがって、ここへの侵入を防ぐことが効果的であり、通路幅が最も狭くなる建物の外壁と隣地境界側の塀の間に扉を付けることが有効なのです。

しかし、この場所は既存の構造物に挟まれた場所となるので入口の寸法もバラバラで半端な寸法になってしまい、従来の門扉では現場での切り詰め加工が大変でした。

最近では、こんな問題点にも着目して簡単に門扉の幅を加工できる商品も登場しています。敷地内に入るために扉を押し開けなくてはいけないというアクションを付加するだけでも防犯上大きな効果が期待できるはずです。
これから家を建てられる方、すでにお住まいの家でリフォームを検討されている方が少しでも門扉の効果について見直していただければ幸いです。

BEFORE AFTER

防犯の例

建物の外壁と隣地境界側の塀の間に扉を付ける

不審者が好む裏口への侵入をシャットアウトするサービスヤード用門扉「アーキカット」