CASE 01M邸 日本橋浜町 子供と話す家

RICHELLE PLAT システムキッチン|リシェル

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キッチンで子育て

ご主人(30代): 会社員
奥様(20代): 会社員
長男: 5歳

10年間、新築のマンションに住んでいたというMさん。だれかが決めた間取りの住まいを、どこか窮屈に感じていたのだそう。そこで、思いきって職場に近い中古マンションを購入。リノベーションをして自分の思い通りの家をつくることにしました。実は、平日の夜には家族でご飯を食べることがほとんどないというお二人。だからこそ、お子さんと少しでも長くいっしょに過ごせるよう、キッチンを団らんの場所に決めました。ポイントはキッチンとその前のカウンター。つくった料理はあたたかいうちにすぐ、おなかをすかせた子が待つカウンターへ。料理をしている時間は、そのまま子供とのコミュニケーションの時間になります。大きなダイニングテーブルがないので、すっきりと暮らせるのも気に入っている点だといいます。

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広々使える、
2列配置のキッチン

計画にあたっては「リビングを広くしたい」と「キッチンを家の真ん中に置きたい」そして「大きくなったら子供と家族3人、みんなでキッチンに立てるように」という3点を重視しました。キッチンは2列配置型で、特に目を配ったのは、シンク側のカウンターとコンロ側のカウンターとの距離。通常より広めの90センチにしました。以前の家のキッチンはカウンター間の距離が70センチと狭く、すれちがうのも一苦労だったのだそう。冷蔵庫がキッチンの奥にあったため、だれかが料理をしているときに、飲み物を取りにいこうとすると、作業を邪魔してしまいとても不便でした。今回はコンロで料理をする人、シンクで洗い物をする人、そしてカウンターで食べる人と3人が一緒にいながら、ゆとりのある空間ですごせるサイズ。冷蔵庫も手前に置いて、ものの出し入れもスムーズにできるような間取りを考えました。

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キッチンで気に入っているのは、収納の場所が動線に沿っていて、とても使いやすいこと。片付けがしやすく、ものが露出しないことで、整理整頓や掃除がぐんと楽になったそうです。収納はキッチン、さらに背面、隣接する壁などにもありますが、Mさんいわく「大切なのは収納の量ではなく、動線計画にそった配置」。すべての収納の距離が近いからものの出し入れがしやすく便利なのだそうです。実はMさん宅の収納、キッチン周りだけでなく、リビングのものもすべてキッチンと同じ素材で合わせています。Mさん宅は、全体が統一されたとてもすっきりとした印象の空間になっています。

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いつも家族の気配を
感じていたい

キッチンとワークスペースの関係も、Mさん家族がよく検討した場所のひとつ。以前の家ではダイニングテーブルの上で食事も仕事もしていましたが、今回はそこを分けたいと考えました。別々の場所にあっても、キッチンとワークスペースがあまり離れてしまわないように工夫し、別々のことをしていても、家族がお互いに気配を感じられるような空間をつくりました。
旦那様もよく料理をされるとのこと。特に最近は下処理をした野菜の作り置きをしています。これは、あまりに手の込んだものや、たくさんの種類の料理を食べないというお子さんのために、急いでいる時も、栄養バランスのよい食事を食べさせるため。野菜の処理をしておけば、さっと料理をつくって出せるのだそうです。キッチンを購入した際に、グリルパンのレシピ本を手に入れたことも、野菜料理の幅をひろげてくれるきっかけになりました。

子供と一緒にできるだけ過ごしたい。共働きで忙しいお二人だからこそ余計にそう思うのでしょう。キッチンが暮らしの真ん中にある。まさにPLATのコンセプト通りのお宅でした。

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写真家の前の公園
目の前が開けて明るいのもこの家を購入した理由のひとつ、
子供が安全に遊べるのも気に入っている。

設計担当
大山慶さんの取材より

リノベる株式会社
リノベーション事業部

今回は吉祥寺のショールームにお邪魔してお話を伺いました。
「リノベる」ではほとんどのお客さんが不動産の取得から行うフルリノベーションを選ぶそうです。そして、ほぼすべてのお客さんがアイランドキッチンかペニンシュラのオープンキッチンを希望されると言います。カウンターも立ちあがりなしのフラットを選ばれる方が多いとか。
オープンカウンターで開放的なキッチンが、多くの人の憧れであることがわかります。今回取材したMさんもそのひとり。ダイニングは作らず、キッチンで暮らせるような配置を初めから望んでいたと言います。キッチン大型収納の並びにはワーキングコーナー、壁面にはホーローのキッチンパネルを活用したそうです。
デザインをするときに考えるのは、クライアントの様々な要望をよく整理して、そこからできるだけマイナスしていくこと。そこにリノベーションを成功させるコツがあると言います。

BEFORE

BEFORE
68.7m²
6.3m × 3.6m
29
設計施工: リノべる株式会社

AFTER

AFTER
 

RICHELLE PLATが
2016年度グッドデザイン賞を受賞しました。

『キッチンを単なる「調理の機械」ではなく「空間」としてとらえた新しい住まいのプラットフォーム』というコンセプト、それを実現する丁寧なディティール、周到な素材選択、優しい表情や手触りなどが高く評価され、受賞につながりました。また、キッチンと素材やモジュールが統一されたリビング収納など、LDK全体をトータルに構成できる仕組みも認められています。

グッドデザイン賞受賞概要はこちら