Q5 上手な資金計画の立て方は?

A 現在使えるお金の計算から始めましょう

最初からローンの利用を考えないで、いま使えるお金がいくらあるのかを計算してみましょう。貯蓄額から今後使う予定のお金を差し引いた額がリフォームに使えるお金です。年齢によっては子どもの教育費、住宅ローンの返済などを考慮。また、リフォームをして生活に余裕がなくなったのでは本末転倒。旅行や車の購入などに使える費用も残しておきたいもの。さらに老後のための資金も大切。家計やライフスタイルを十分に考慮しておきましょう。

リフォームに使えるお金を計算してみましょう
貯蓄額 万円
   
今後の出費予定  
(項目:教育費など)  
(           ) 万円
(           ) 万円
(           ) 万円
(           ) 万円
(           ) 万円
(           ) 万円
合計  
  万円
老後のための資金  
   
貯蓄額ー(出費予定+老後資金)=リフォーム資金(           )万円

リフォームのポイント

リフォームでどの部分をどんなふうに変えたいのか、リフォームの目的をはっきりさせておくことが重要です。まずは予算を抜きにして、家族全員でイメージを出し合い、希望や不満な点をピックアップして優先順位をつけましょう。そのためにWEBサイトや雑誌やカタログから、どんなリフォーム例があるか、またはどんな機器やデザインがあるのかなど情報を集めます。またショールームへ行くのもおすすめ。実物を見てみたり、機能を体験することができ、相談にのってもらうこともできます。依頼する会社は、専門業者、近隣の工務店、住宅設備会社など。「一度声をかけると断れなくなるのでは」と不安になりがちですが、現場調査から概算の見積を取るまでは無料のお店がほとんど。気軽に相談してみましょう。その後、事前に家に来てもらい、家の現状を把握してもらったうえで、伝えた要望をもとに、大まかなプランと見積を出してもらいます。プランの内容が、打合わせどおりになっているか、追加や無駄の部分はないか、十分に検討しましょう。不満があれば、この段階で修正してもらうことが大切。わからないことは遠慮せずに納得いくまで説明してもらいましょう。また商品は、ショールームで実際の使い勝手や色などを確認したうえで決定するのがおすすめです。工事が始まったら依頼先に任せきりにせず、できるだけ自分でも予定どおりに進んでいるか、指定した材料や機器が使われているかなどの確認を。引き渡しの際にはプラン・見積書どおりに仕上がっているか担当者立会いのもと確認し、不具合があれば代金を支払う前に直してもらいます。設備機器関係は、保証書や取扱説明書の有無を必ず確認しましょう。「長期使用製品安全点検・表示制度」対象機器は安全のための登録制度がありますので安心のために必ず登録を。引渡しの後、不具合な点が見つかったり、設備が故障してしまったら、すぐに依頼先の担当者に連絡を取りましょう。また故障はなくても定期的なメンテナンスは必要。日頃のお手入れで大切な住まいをずっと可愛がってください。