知って得する! 今の家に 外壁リフォーム
基礎知識
費用相場

一般的には外壁リフォームというと「外壁塗装」を考える人が多いようですが、外壁リフォームには多様な工法や材質の種類があり、値段や機能も様々です。
本ページでは、今の家に長く住むための最適な外壁リフォームについて、基礎知識となる施工の種類や、材質の種類、費用相場などの情報をご紹介します。

外壁リフォームとは

外壁リフォームとは、住宅の最も外側にあり、側面を取り囲むようにして覆っている外壁をメンテナンスすることです。外壁は外界にさらされているため、時と共に劣化してしまいます。

一年中降り注ぐ紫外線や夏の猛暑、冬の寒さや雪、雨風などによるダメージに加え、コケやサビなども外壁の品質を低下させる原因です。外壁をメンテナンスすることで、品質を本来あるべき状態に戻すのが外壁リフォームの目的です。

  • 建築後や塗装後で綺麗な家のイメージ
    建築後や
    塗装後
  • 太陽光や雨に晒される家のイメージ
    太陽光や雨に
    晒される
  • 徐々に塗膜が劣化するイメージ
    徐々に塗膜が
    劣化

外壁リフォームが
必要な2つの理由

  1. 1美観を保つ(劣化の補修)

    劣化の補修イメージ

    新築してから10年から15年程経過すると外壁に劣化が生じ、色落ちや色褪せ・ひび割れが起きたりなど、どんどん美観が失われてきます。いつでもきれいでいたいですよね。美観を保つ=劣化を補修することになりその結果、住宅を長持ちさせてくれるのです。

  2. 2住宅を守る

    住宅を守るイメージ

    一番の理由は、天候などによるダメージから住宅を守るため。もしメンテナンスを怠り続ければ、住宅はダメージを受け、雨漏りし始めます。
    雨風が部屋などに侵入してくれば、腐敗しやすい環境になり、住宅の寿命を著しく縮めます。安心して生活を送れなくなってしまいます。

綺麗にリフォームされた家外壁のイメージ

住宅を長持ちさせ
安心した
暮らしを送ることができます。

外壁リフォームを
検討するタイミング

外壁リフォームは、外壁の劣化が進んでしまい、住宅を保護する力が低下してしまわないうちに実施するのが大切です。
ただ、どのような状態になったら外壁が劣化し、リフォームをすべき状況になったのかがわからない方も多いでしょう。
外壁リフォームを検討すべきタイミングを是非セルフチェックしてみてください。

こんな症状ありませんか?

  • 色あせている・色が落ちている
  • 藻やカビの汚れが目立つ
  • こすると白い粉がつく(チョーキング現象)
  • ひび割れ・剥がれている
  • 壁が反っている
  • 釘やビスが浮いている
  • つなぎ目部分のシーリングがひび割れ・剥がれ・変色している
  • 色あせている・色が落ちている外壁材のイメージ
  • こすると白い粉がつく(チョーキング現象)外装材のイメージ
  • ヒビが入っている割れ・?がれている外壁材のイメージ
  • つなぎ目部分のシーリングがひび割れ・剥がれ・変色している外壁材のイメージ(1枚目)
  • つなぎ目部分のシーリングがひび割れ・剥がれ・変色している外壁材のイメージ(2枚目)

このような症状は、特に早急な対策が必要です!

現在のお住まいに
使用されている外壁材ごとの
外壁リフォーム対応表

ベースとなる外壁材によって
リフォーム方法が異なります。

新築時に
採用した外壁材
塗装 カバー
工法
張替え
塗装(モルタル) 塗装
(モルタル)
○ ○ ○
樹脂サイディング 樹脂
サイディング
バツ バツ ○
金属サイディング 金属
サイディング
○ ○ ○
窯業系サイディング 窯業系
サイディング
○ ○ ○
  • ※建設会社様によっては自社基準により、カバー工法を推奨していない場合があります。
  • ※適応可能なリフォーム方法は、築年数や建物の構造によっても変わる場合があります。

外壁リフォームの
種類と材質による違い

外壁リフォームを検討すべき段階で必ず知っておきたいのが、施工方法や外壁材の種類と違いです。外壁材によって機能や耐用年数、メンテナンス周期が違うため、それぞれのメリット・デメリットについて理解しておく必要があります。

外壁リフォームの種類

外壁リフォームには大きく分けて3つの工法があります。一般的には塗装を想像される方が多いですが、塗装は耐用年数が低いため短期間でメンテナンスが必要になる場合が多く、性能の向上も見込めません。昨今では、性能の高い外壁も増えてきており、外壁の最も外側に張られている外壁材(サイディング)を張り替えたり、カバー工法を選択を検討される方も増えてきています。LIXILではコストパフォーマンスに優れたカバー工法をおすすめしています。

外壁塗装

価格
施工費用自体は安い
継続的にメンテナンス費が
かかる
デザイン
単色塗装が一般的で
色は変えられる
性能
表面は綺麗になるが、性能は
基本現状のまま

外壁の傷みが少なく、
デザインや質感を求めない人

カバー工法

価格
施工費用は中間
メンテナンス費は安い
デザイン
新築したように
イメージチェンジが可能
性能
採用する外壁材の性能を
プラスすることが可能

トータルで安く
快適に住みたい人

張り替え

価格
施工費用は高い
メンテナンス費は安い
デザイン
新築したように
イメージチェンジが可能
性能
耐震補強・断熱改修 工事を
同時にすることが可能

築年数が古い

コストをかけても
安心して住みたい人

価格
デザイン
性能
こんな人に
最適

外壁材(サイディング)の
種類

張り替えやカバー工法では、外壁材(サイディング)の種類を検討することができます。外壁材(サイディング)には「樹脂」「金属」「窯業系」などの種類があり、それぞれ機能や価格、質感などに違いがあります。住んでいる地域などによっても選ぶべき建材は変わってきますので、しっかり確認しましょう。

サイディングとは…? 詳しくはこちら

外壁材の種類とそれぞれの
メリット・デメリット

メリット デメリット
塗装(モルタル下地)
塗装(モルタル下地) 耐用年数:10年
  • 継ぎ目がない
  • カラーバリエーションが豊富
  • 工期が長い
  • 職人の手作業によるため、仕上がりにバラツキが生じる
  • ひび割れが発生しやすい
樹脂サイディング
樹脂サイディング 耐用年数:25年~30年
  • 凍害・塩害に強い
  • 外壁素材の中で最軽量で躯体への負担が少ない
  • 汚れが落ちやすい
  • 衝撃・傷に強い
  • 色あせに強い
  • デザインバリエーションが少ない
  • 市場認知度が低いため施工できる業者が少ない
金属サイディング
金属サイディング 耐用年数:10年~15年
  • 凍害に強い
  • カラー・デザインバリエーションが豊富
  • 錆が生じることがある
  • 衝撃に弱い
  • 継ぎ目が発生する
窯業系サイディング
窯業系サイディング 耐用年数:10年~15年
  • カラー・デザインバリエーションが豊富
  • 陰影のあるデザインがある
  • 色あせや変色を抑える機能を付加した商品もある。
  • 汚れが落ちやすい機能を付加した商品もある。
  • 重い(住宅への負担が大きい)
  • 継ぎ目が発生する
  • ※耐用年数とは一般的に次のリフォームが必要となるまでの期間です。
  • ※建設会社様によっては自社基準により、カバー工法を推奨していない場合があります。
  • ※適応可能なリフォーム方法は、築年数や建物の構造によっても変わる場合があります。

ONE POINT
アドバイス

外壁タイルをアクセントとして使用している家のイメージ(1枚目) 外壁タイルをアクセントとして使用している家のイメージ(2枚目)

他とは違うワンランク上のオシャレなデザインを演出するためには、部分的に外壁タイルをアクセントとして使用するのがおすすめです !

※外壁リフォームの方法や建物の躯体状況、建物仕様等により、タイル張りができない場合やリフォームで使用できるタイルに制限がある場合があります。

外壁タイルについて
詳しく見る

外壁の種類によって機能は違う!

あなたに合った
外壁リフォームを
選択しよう!

外壁リフォームの
費用相場と
メンテナンスの
タイミング

外壁リフォームには耐用年数があります。一度の施工費だけで考えるのではなく、今後長く住むことを踏まえて長期的なパフォーマンスを考えるのと同時に、メンテナンス時期についても把握しておく必要があります。

外壁材の種類ごとの耐用年数の表イメージです。塗装(モルタル下地)であれば、およそ築15年、築25年、築35年の3回大規模修繕費として合計で330万が発生します。窯業系サイディングであれば、およそ築15年、築30年の2回大規模修繕費として合計で435万が発生します。金属サイディングであれば、およそ築15年、築30年の2回大規模修繕費として合計で380万が発生します。樹脂サイディングであれば、およそ築15年で1回のみの修繕で、費用として合計で195万が発生します。

  • ※メンテナンスコスト、スケジュールは建築物の立地(地域・環境条件)や、使用条件により劣化速度が異なりますので、メンテナンス時期も一様ではありません。
  • ※価格は税込み参考価格です。

外壁の種類によって機能は違う!

あなたに合った
外壁リフォームを
選択しよう!