
「現場の笑顔が見たいから」デジタルの力で工場を変える若き挑戦者
生産技術
大和工場 企画課
Y.H / 2020年入社工学研究科 福祉環境工学専攻
デジタルツール導入による工場の生産性向上
私は、LHT 大和工場 企画課に所属しています。2020年に入社して以来、デジタルツールの開発・導入を担当し、工場の生産性向上に努めてきました。
当初、工場内にはまだアナログ業務が残るラインが存在していました。そこで私は、在庫管理、生産段取り、製品検査を一つのツールで一元管理できるシステムを開発しました。
これにより、デジタル管理・ペーパーレスの環境を構築し、作業時間を20%削減、生産量を30%向上させることができました。現在は、最先端のAI技術を駆使し、工場のさらなる進化を目指しています。


未経験から飛び込んだデジタルの世界。現場の声を力に
大学時代は福祉環境工学を専攻し、人々の暮らしを支えたいという思いを抱いていました。就職活動の中で出会ったLIXILは、まさに人々の暮らしを支える製品を幅広く展開しており、大きな魅力を感じたのです。
入社後は、デジタルツールの開発・導入を支援する部署に配属されました。当初はデジタルに関する知識や経験はほとんどありませんでしたが、「やってみなければわからない」というチャレンジ精神で、日々業務に取り組みました。
最初は戸惑うことも多かったですが、現場の意見を聞きながら、実際に機能するものを作っていくうちに、楽しさを感じるようになりました。自分が開発したツールによって、現場の負担が減ったり、効率が上がったと喜んでもらえた時は、本当に嬉しかったですね。

AIの可能性を追求。工場の未来を創造する
現在は、大和工場のデジタル化を推進する傍ら、全社横断のAI推進プロジェクトにも参加しています。工場の生産現場におけるAI活用の可能性を探っているところです。
AIはまだ発展途上の技術ですが、その分、無限の可能性を秘めていると感じています。例えば、将来的には、AIを活用した生産業務の効率化や資材管理の最適化など、工場のあらゆる業務を改善できるのではないかと考えています。
このプロジェクトでは、異なる部門から集まったメンバーと意見交換しながら、日々新しいアイデアを生み出しています。
自分が開発したAI活用技術が、将来的にはLIXIL全体の業務革新へとつながり、その結果、お客様により良い製品をお届けすることができる。そしてお客さまの満足度向上にも貢献できる。そんな未来を目指して、これからも挑戦を続けていきたいです。

現場を愛し、デジタルの力で未来を切り拓く
私のモットーは、「まずはやってみること」。そして、「できないとは言わないこと」。
デジタルの世界は変化が速く、常に新しい技術やアイデアが求められます。だからこそ、固定概念にとらわれず、柔軟な発想で、何事にも積極的にチャレンジしていくことが大切だと考えています。
現場の声に真摯に耳を傾け、現場で技術を磨き続けること、そしてデジタルの力を駆使して課題解決に取り組むこと。これらの行動を通して、LIXILが大切にする「現場ファースト」の精神を体現していきたいです。そして、この経験を活かし、いずれはLIXILの全工場に還元していきたいと考えています。
これからも、現場の皆さんに信頼される存在として、デジタルの力で工場の未来を創造していきたいです。
*所属・内容等は取材当時のものです。