今年1月、東京都渋谷区内の施設において、ユニバーサル・ラン<かけっこ教室・ダンス教室>を開催しました。2回の開催に、34名のご家族が参加しました。
この体験教室は、地域の子どもたちを対象としたもので、義足アスリートによるかけっこ教室と、B. LEAGUEに所属するバスケットボールチーム「サンロッカーズ渋谷」のチアリーディングチーム、サンロッカーガールスによるダンス教室を提供するプログラムです。また、(独)国立青少年教育振興機構が運営する子どもゆめ基金の助成活動です。
左から
池田樹生選手(Hakuhodo DY ONE所属)、サンロッカーガールズ Yunaさん、Harukaさん、スポーツクライミング 大嶋あやの選手
開催の背景
LIXILではオフィシャルパートナーを務めるサンロッカーズ渋谷と、渋谷区内の小学校で放課後クラブを運営するシダックス大新東ヒュ―マンサービス株式会社と連携して、2022年より渋谷区内の放課後クラブにおいて、ユニバーサル・ラン<かけっこ教室・ダンス教室>を実施しました。今回は、株式会社サンロッカーズ渋谷とシダックス株式会社のご協力の元、地域の児童が広く参加できるように参加者を公募する形式で行いました。
開催の模様
プログラムではまず初めに、準備運動を行います。キッズパーソナルトレーナーでもある、スポーツクライミングの大嶋あやの選手の指導の元、柔軟性を高めるストレッチの他、足育(あしいく)につながる足指を刺激する運動や、リズム感覚を鍛えるアクティビティを実施しました。保護者の方も児童に混じって参加し、普段あまりしないポーズや運動に苦戦しながらも取り組んでいました。
準備ができたところで、かけっこ教室を実施します。指導するのは、義足アスリートで陸上競技に取り組む池田樹生選手(Hakuhodo DY ONE所属)です。
“だるまさんが転んだ”という身近な遊びをアレンジしたトレーニングにもなるアクティビティのほか、シンプルな動きを中心に走り方の正しい姿勢をレクチャーいただきました。
また、池田選手が使用している競技用義足や義手についても紹介いただき、子どもたちは興味津々といった様子で、手に取って重さや感触を確かめていました。
ダンス教室では、サンロッカーガールズのYunaさん、Harukaさんよりダンスの基本的な動作を学びました。音楽に合わせて決まった振付だけでなく、ポーズを決める場面では自分らしい好きなポーズを取っていいことや、一番大切なのは「笑顔」でいることなどを教わりました。最後に練習の成果を発表する場では緊張する場面もあったようでしたが、それぞれのダンスを披露してくれました。
今後の展望
サンロッカーズ渋谷は「社会を一つの輪に。」をコンセプトにSDGsに関連する活動を行う社会貢献プロジェクト「S-Ring」を実施しています。また、シダックスでは『未来の子供たちのために、より良い社会づくりの視点で、人々と共に「安心」「安全」「笑顔」の日々をつくる。』というミッションのもと社会課題の解決に取り組んでいます。
LIXILも未来を担う子どもたちが、自ら考え、行動を起こすことを目的に、引き続き出前授業の活動や社外プログラムへの支援を通じてSDGsに貢献していきます。
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