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東北3県の中高生が参加する
ワークショップ

MOVIE

想いをデザインとメッセージへ

  1. MOVIE想いをデザインとメッセージへ
  2. 2.1未来への希望を託した
    モニュメント
  3. 2.2選ばれたデザインと
    コンセプト
  4. 2.3参加した中高生たちの想い
  5. 2.4被災地から世界へ
    未来へつなぐメッセージ

2.1

未来への希望を託した
モニュメント

モニュメントには、被災地3県の中高生によって、これまで世界中から受けた支援に対する感謝の気持ちや、「東京2020大会」に出場する選手への応援メッセージが施され、東京2020大会関連施設等に設置されます。また、東京2020大会後には出場選手のサインも加わり、大会レガシーとして被災地に設置される予定です。

2019年8月、モニュメント制作の皮切りとして、岩手・宮城・福島の各県で、中高生を集め、デザイン決定とメッセージ作成のためのワークショップが開催されました。
ワークショップを主導するのは東京藝術大学の学生たち。まず、モニュメントのデザイン5案を考案者である学生が発表。それに対し中高生たちが投票を行い、各県1作品を選出します。「雲」をモチーフにしたものや、日本の伝統的な「七宝柄」をモチーフにしたものなどがあり、それぞれに趣向が凝らされた個性豊かなアイデアばかり。質問タイムにはコンセプトやデザインについてたくさんの質問が上がり、投票結果は僅差となりました。

2.2

選ばれたデザインと
コンセプト

福島で選ばれたのは、東京藝術大学美術学部3年・岡つくしさんの「顔はめパネル」をモチーフにしたデザイン。「被災地の感謝や応援のメッセージと自分が一体化して、その想いを共有できるということをコンセプトに考えました」と岡さん。
また、「顔はめ」した写真をSNSなどで発信してもらい、モニュメントがフォトスポットとして広がってほしいという狙いもあるそう。

福島の高校生たちからは、「参加型というところがいい」「どの世代も明るく笑顔になれるところに惹かれた」といった意見が聞かれました。

宮城と岩手の2県では、美術学部3年・福井汐音さんの宝石をモチーフにしたデザインが選ばれました。福井さんは、被災地の声を宝石の原石にたとえ、みんなで協力してモニュメントを作成し、世界に届くような輝く宝石に仕上げたいという想いを込めたといいます。「一生懸命デザインしたものが2県に選ばれて、すごく嬉しいです。それと同時に、いいものにしなければいけないという責任も今実感しているので精一杯制作したいと思っています」。

2.3

参加した中高生たちの想い

今回ワークショップに参加した、岩手・宮城・福島の約260人の中高生たちに、「東京2020 復興のモニュメント」の制作や「東京2020大会」に携わるその想いについてたずねてみました。

「震災の時に色々な人に支援してもらって、『人とのつながりの大切さ』を感じたので、この先もそれを大切にしていきたいという気持ちを込めて(メッセージを)作りました。」

「作ったものが無駄にならないのがすごい嬉しいし、被災した人たちの気持ちも中に詰まってるんじゃないかなって思う」

「私たちは前みたいにズタボロな状態じゃなくて、だんだん前に進んで、明るくなっていってるんだよっていうのを伝えたい」

「今、私たちが考えている『復興』とか『震災からのたちなおり』という問題に対する思いを、未来の人たちとつなぐきっかけになると思うのですごく嬉しい」

「自分が『東京2020大会』というすごい重大なイベントに関われるのがすごいなって。思ってもみなかったようなことだったし、夢のような感じです」

「この震災のことは忘れてはいけないことだと思います。この震災で学んできたこともあるので、やっぱりそれはずっと後の世代に残していきたいです」

こうしたそれぞれの経験と想いを胸に、モニュメントに施されるメッセージは作成されました。

2.4

被災地から世界へ
未来へつなぐメッセージ

ワークショップでは、中高生がグループに別れ、どんなことを伝え、どんな文字のデザインにしようかと表現方法を話し合い、東京藝術大学の学生の指導のもと、メッセージの作成に取り組みました。

「東京2020大会」は、世界から再び被災地に注目が集まる機会でもあります。ここまで復興した姿を見せたい、感謝の気持ちを伝えたい、そして世界のアスリートたちへ応援の気持ちを届けたい。

そんな気持ちが反映されたメッセージには、「はまらいや」(気仙沼弁で『一緒に仲間に入りましょう』)「revive!」「心を一つに」「感謝」など、それぞれの想いがこもった言葉が綴られました。

福島のワークショップに参加した高校生は、「震災のことを忘れないで、これからも未来に伝えていこうという想いを込めてメッセージを考えました。私たちより若い世代には、震災を経験していない子どもたちもいるので、知ってくれるきっかけになってくれればいいな」と、話してくれました。

こうして被災地の中高生たちからメッセージのバトンを受け取った、東京藝術大学の学生たち。2020年7月の完成を目指し、いよいよモニュメントの鋳造・加工がスタートします。

“想いをつなぐモニュメント”とは?

被災地から世界へ。世界から被災地へ。

私たちLIXILは、東京2020組織委員会、東京都、東京藝術大学、岩手県、宮城県、福島県と共に復興のシンボルとなる「東京2020 復興のモニュメント」プロジェクトに取り組みます。
東日本大震災での役割を終えた仮設住宅の窓などのアルミ建材を回収・再利用し、モニュメントの素材として再生アルミを提供します。復興のシンボルとなるモニュメントにたくさんの想いを込め、未来へ残していきます。