パラバドミントンの長島理選手からのお便り!!

長島理選手

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パラバドミントン(男子)のクラス分けとルール

2019.07.17

HOW TO

パラバドミトンのクラス分けとルールについて説明します。
そもそも障害は人によって千差万別であり、手に障がいがある人、足に障がいがある人、視力が弱い人など様々です。そこで、パラリンピックスポーツでは障害の重さで有利不利が生じにくいように、クラス分けという概念が存在します。
パラバドミントンの場合、車いす2クラス、下肢障害(足の障害)2クラス、上肢障害(腕の障害)1クラス、低身長症1クラスの計6クラスに分類されます。

パラバドミントン(男子)のクラス分け

車いす(WH1、WH2)

WH1:体幹機能が十分でない選手のクラス。ざっくりいうと、腹筋・背筋がない(できない)状態で車いすを使用する人たちです。長島はここに該当します。

WH1 クラスの長島選手の練習の様子。腹筋は利かなくても、車いすの設定次第でこの程度の反りかえりは可能になる。

WH2:体幹機能が十分である選手のクラス。足の切断で車いすに乗ってプレーする選手も該当します。

下肢障害(SL3、SL4)

SL3:重度の下肢障害のクラス。膝上の切断で義足を使っている選手や、それと同レベルの重い機能障がいがある選手が該当します。

SL4:軽度の下肢障害のクラス。大まかにいうと、膝下の切断で義足を使っている選手などが該当します。

上肢障害(SU5)

SU5:腕の欠損、または機能障害のクラス。利き手と逆側の障害になるので、サーブを打つ時以外はほとんど健常者と変わりません。

低身長症(SH6)

SH6:低身長症である選手。男性145cm以下、女性137cm以下が該当します。ただし、18歳以上に限ります。

同じクラスといえども障害によって有利不利が存在します。クラスを増やせば同等の障害の範囲で競えるものの、優勝者の数が増えて、メダルの価値は下がります。実際、パラバドミントンではかつて9クラス存在しましたが、試行錯誤を経て現在の6クラスに統合されました。
また、ボーダーラインの選手(たとえばWH1とWH2の境界に存在する選手など)は、どちらになるかは極めて重大な問題です。最低障害にも満たない場合は出場資格そのものがなくなるため、選手生命にも大きく影響を与えます。

クラスによるコートの広さの違い

さらに、クラスによっても動ける範囲が変わるため、コートの広さも変わります。シングルスの場合、車いす(WH1、WH2)では半面になった上に前方もアウトになります。また、下肢障害のSL3のクラスでは半面になります。その他のクラスでは一般のバドミントンと同じルールです。ちなみにネットの高さは全クラス共通です。

クラスによるシングルスコート

クラスによって異なるプレースタイル

クラスによってプレースタイルも変わります。車いすでは前後の動きが中心となり、イナバウアーのように反って打つダイナミックなプレーが見られます。SL3では狭いコートでミスなく繋ぐことが基本となるため、時に1時間半の試合となり、根競べです。一方、SL4、SU5では健常者とほとんど変わらないスピーディなプレーが見られます。

いかがでしょうか?実際に試合を見てもらえるとより分かりやすいと思います!なかなか試合を見に行けないという方も、投稿動画サイトなどにも色々ありますので、ぜひチェックしてみて下さい!!

クラス分け等の詳しい情報は、日本障がい者バドミントン連盟のこちらのサイトをご覧ください。

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