24時間換気システムには、排気のみを機械で行う第3種換気と給排気を機械で行う第1種換気、さらに、熱交換機能の有無やダクト使用の有無など、さまざまなタイプがあります。第1種換気・フルダクト式の熱交換換気システム(エコエア90)の特徴を活かすポイントは、どのようなところにあるのでしょう。
外からの給気口が一ヵ所で済むため、車通りのある側や隣家のキッチンや浴室側など、空気の汚れや臭いが気になる場所を避け、きれいな空気を取り込むことができます。
家一棟で給気・排気がバランスよく行えるフルダクト式の場合、どのような間取りにも対応可能で、理想的な換気のコントロールを行うことができます。
専用フィルターを使用することで、外から侵入する花粉やPM2.5など、汚染された空気を清浄化して取り入れることができ、フィルターのメンテナンスも一ヵ所※で済みます。
※約40坪まで(プランにより異なります)
フルダクト式の特徴は、外から空気を取り込む給気口と汚れた空気を外へ逃す排気口がそれぞれ1ヵ所であるということです。これによって、住宅全体の換気・通風のコントロールが行いやすいというメリットがあります。
熱交換型の換気システムは、外気が直接室内に入ってくることがないため、冬場でも冷たい空気が足元に溜まらず、上下の温度差がほとんどない環境で快適に過ごすことができます。
冬場は室内の乾燥を防ぐために加湿器を使うことがありますが、全熱交換型の場合は温度だけでなく湿度も交換するため、ほぼ加湿器の設定湿度どおりの快適な湿度を保つことができます。一方、顕熱交換型の場合は、乾燥した外気をそのまま取り入れるため、室内の湿度が下がり、同じように加湿しても快適な湿度を保つことができないという実験結果がでています。