壁の中で発生した結露は、建物の寿命を縮め、カビの発生を招き、健康にも悪影響を及ぼします。高性能断熱材・硬質ウレタンフォームは、独立気泡フォームのため、高断熱で湿気を通しにくく、断熱材内部の結露の発生を抑えます。
※HFOガス:地球温暖化係数が代替フロンの1/1000以下で、地球環境にやさしいノンフロンガスです。
ヒートコアパネルで使用している硬質ウレタンフォームは、独立気泡フォームで、小さな硬い泡(セル)が独立した気泡となっており、湿気を通しにくい構造になっています。
上は硬質ウレタンフォームの顕微鏡写真です。小さな気泡(セル)の集合体であることがわかります。硬質ウレタンフォームのセル内は、HFOガスで満たされています。
硬質ウレタンフォームは、単純なメカニズムで成型するため、条件の微細な変化で品質にバラツキが生まれます。ヒートコアパネルは、現場発泡ではコントロールが難しい、液の調合比率・温湿度環境・発泡面の温度など、徹底した品質管理を工場生産で行っています。
硬質ウレタンフォームは工場内の設備で製造します。
加圧プレスの中で表面材と枠材の内部の空間にポリウレタン原液を注入し、発泡させます。
ヒートコアパネルの硬質ウレタンフォームは、瑕疵保証(10年間)では保証されない断熱材内部の結露による断熱材の劣化を35年間保証しています。
断熱材35年無結露保証
湿気を通しにくい断熱材を使用することで、壁体内結露による構造材の腐食や断熱材のカビを防ぐことができます。ヒートコアパネルに使用しているA種硬質ウレタンフォーム1種相当品は、断熱材の中でも優れた透湿抵抗を持っています。
※断熱材の厚さ100mmあたりの透湿抵抗:透湿比抵抗×厚さ(m)
硬質ウレタンフォームは、吸水性実験からも水を通しにくい素材であることが実証されており、型くずれなどがなく、高い断熱性能を長年にわたり保ち続けることができます。
24時間後、グラスウール(右)は水が染み込み約3分の2沈んでしまいました。ヒートコアパネルに使用している硬質ウレタンフォーム(左)は水を通しにくい素材であることが確認できます。