ご両親と娘さんご夫婦、お子さんふたり、6人家族で暮らす二世帯の家、I様邸。昔ながらの日本家屋を活かして、いまの暮らしのスタイルに合った高性能住宅にリフォームされました。
三世代ご家族みなさんで
リフォーム後のI様邸
最初は、私たち子世帯だけの住まいを新築しようと計画していました。そうすると私たちは快適な新しい家に暮らし、両親は冬寒く夏暑い思いをしながら、古い大きな家にふたりだけで暮らすことになり、それはちょっと違うかなという想いもあり、だったら、みんな一緒に快適に暮らせる家にしたほうがいいと思うようになり、新築からリフォームに方向転換。築38年の日本家屋を活かした、二世帯住宅へのリニューアル計画をスタートさせました。
父には、今の家への深い愛着があり、仏間を残したり、柱や欄間もできるだけ残したいという想いがありました。母は、主婦としてずっと感じてきた寒さ暑さの解消と、私たち子世帯との程よい距離感を持って暮らすための配慮。そして、私は子どもたちと楽しく暮らせるようワクワク感のある家にしたいという夢、客間などの無駄なスペースをなくして、全部の空間が機能する住まいにしたいという、家族それぞれの想いがありました。
工務店さんとの出会いは、母が見つけた折り込みチラシでした。神社なども手がけ、伝統的な技法を大切にしながら、性能にもこだわりがあるということを知り、そのような工務店さんなら父も納得してくれるのではないかと思いました。お話ししてみると誠実さが感じられ、父や私たちの要望を全面的に受け入れてくださり、また、新築レベルの高性能な住宅へリフォームでも実現できるとの提案もいただき、安心してお願いすることができました。
とにかくわが家は、土壁を使った典型的な田舎の家で、冬場は家の中でも1℃・2℃になるような環境でしたので、たとえば寝る時も布団から手を出していられないくらいで、子どもたちは手足や耳まで、しもやけになるほどでした。また、お風呂に入るときも脱衣所で服を脱ぐのが辛く、夜中のトイレも行きたくないという寒さでした。暖房はもちろん石油ファンヒーターで、各部屋に置いて暖をとっていました。
リフォーム後は、おかげさまで子どもたちも、しもやけにならずに冬を過ごせました。暖房もエアコンだけで十分暖かく、寝室などは暖房をつけなくても快適でした。特に父は寒さに弱いのですが、電気毛布を使わなくなり、夜中に何度もトイレに行くこともなくなって、ぐっすり眠れるようになったと喜んでいます。母も朝一番、台所仕事をする時、自分だけ寒い思いをしているという苦痛もなくなり、家族みんな快適な暮らしに満足しています。
家族6人みんなが快適に暮らせる
二世帯の家に
今の家の愛着のあるものは
できる限り残したい
築38年の日本家屋なので
耐震性も強化
現地調査の結果、構造に大きな損傷や腐朽はなく、既存の躯体を活かしたリフォーム工事を実施
リフォーム前 外観
壁内 大きな損傷・腐朽なし
小屋裏 大きな損傷・腐朽なし
全体工事費(税抜)
3,973万円
そのうち
断熱、サッシ・ドア工事費(税抜)
612万円
※諸経費等は含まれません。
※断熱、サッシ・ドア工事費は、断熱材・窓・ドアによる断熱改修費用の合計です。
※リフォーム費用は本物件の事例です。実際のリフォーム費用は工事会社様、建物の規模・状態、改修内容等の諸条件により異なります。
※お客様の声は、断熱リフォームの効果・効能を保証するものではなく、また感じ方には個人差があります。