「お庭まわりのお悩み解消!」の座談会(後編)

庭づくりの座談会

あなたらしい理想のお庭とは?
参考事例で見るお庭の活用術。

「お庭まわりのお悩み解消!」の座談会(前編)

「お庭まわりのお悩み解消!」
の座談会(後編)

参加者 Profile

※上部写真の左から紹介

Oさん(会社員)40代

築20年の義祖父の家を引き継ぎリフォームして2年前から暮らす。8才の息子と7才の娘がいる。アウトドアが趣味。

Tさん(主婦)30代

昨年川沿いに家を建てたばかり。カヌーやジェットスキーなどをそのまま出せる広い庭がある。7才と5才の娘がいる。第3子妊娠中。

Fさん(スタイリスト)40代

夫婦ともに東京出身で、将来的には家を受け継ぐ予定あり。そのときのために理想の庭について考えている。17才の息子がいる。

座談会に参加いただいた3人、住まう環境も違えば家族構成も三者三様。
そんな彼らに「お庭のアレコレ」を聞いてみた。
お悩みからはじまり成功談や失敗談も…たくさんのエピソードが語られました。

空間を工夫することで子どもも大人も有意義な時間を過ごす!

「日当たり」から「雑草」まで…お庭まわりのお悩みのアレコレ

T:子どもたちがたくさん遊びに来たときは、ウッドデッキでおやつを食べてくれると助かります(笑)。

F:ぽろぽろこぼしちゃいますもんね。あと男子中高生が5人も6人も集まると、リビングが汗臭いんですよ(笑)。“外リビング”って、いいですね(笑)。

0:うちの子は小1と小2の年子で今しょっちゅうケンカしています。開放的な場所で遊んでくれたら気分も違うかもしれないですよね。妻は主婦でほぼ家にいますから、夏休みの間はストレスがたまったんじゃないでしょうか(笑)。子ども部屋もあるけど、結局使わずリビングにずっといるので、良くも悪くも常ににぎやかななんです。外と内の中間の場所があれば、子どもにも妻にとっても、ちょうどいい空間になりそう。僕もハンモックとかを吊るして1人の時間を充実させてみたいです。

F:ハンモック、いいですね!読書やスマホも家の中で寝転がってやっているより断然良く思えます(笑)。

0:子どもは外で遊ばせたいけど、外は車も心配ですし、親が見ていないといけない年齢だと公園に出かけるのも大変。けれど、庭なら安心できます。女の子だったらなおさらじゃないですか?

T:そうですね。3姉妹になる予定なので、そのあたりはすごく感じています。娘も友達をたくさん呼ぶようになりました。遊び方を見ていても、開放的になりましたね。それでいて目が届くというのはありがたい。

F:ゲームをしていても部屋だと怒りたくなるけど、デッキなら“まぁ、いいかっ”て思いそう(笑)。ウッドデッキは庭と室内の間のワンクッションになる感じがします。子どもが大きくなっても“外リビング”があれば一緒に過ごす時間が増える気がします。

空間を工夫することで子どもも大人も有意義な時間を過ごす!の事例紹介

庭を作ると、ペットも人間も、暮らしやすく

庭を作ると、ペットも人も、暮らしやすく

T:庭ができてからは犬も幸せそうです。14歳のラブラドールレトリバーなんですが、伸び伸びと過ごしていて生き生きしてきました。

F:犬の健康にも良さそう。

T:トイレの失敗で怒ることもなくなって、お互いストレスが減りましたね。なかなか散歩に連れていけないときでも、庭で自由に遊んでいるので人間にも犬にも助かります。

F:ペットだけじゃなくて、鉢植えもいろいろ場所を変えたりすると育てやすくなりそう。

O:僕は庭で野菜を育てたいです。バジルとかが育つような小さな畑でいいからそばにあるとうれしい。今は自宅の敷地外に畑を借りていますが、取りに行くのが面倒くさいんですよ。

T:庭に畑があれば生活が変わりますよね。犬もですが、私たちもすごく生活が変わったと思います。唯一不満なのは、旅行に行けなくなったこと(笑)。毎日外で楽しめているので、キャンプも行かなくなってしまいました。

F:外食もしなくなりませんか? どこにも行かなくてもいいですもん!

T:カップラーメンを外で食べるだけでも違うんですよね(笑)。それが贅沢になってしまうというか。夫は車を触るのが好きなんですが、休日はずっと外にいます。主人の生活のほうがガラッと変わった感じはします。

O:いいですね。ストレスがなくなりそうです。

T:好きなことができていると思います。引っ越して職場が遠くなったにもかかわらず帰ってくる時間が早くなりましたし…子どもたちも外でよく遊ぶようになりましたね。

庭を作ると、ペットも人間も、暮らしやすくの事例紹介

お庭という贅沢な居場所としての存在感

お庭という贅沢な居場所としての存在感

F:高3の息子は外に出掛けることも多いですが、家ではリビングにいることが多いんです。最近は子ども部屋を作らない人も増えているみたいですね。

T:うちは自分の部屋にこもるようになったら心配なので、2階はワンフロアぶち抜きにしました。

F:部屋がなければ強制的に出てこざるを得ないですもんね(笑)。今はご飯を食べるテーブルで勉強したり、リビングで家族それぞれ好きなことをするっていう人が多いのかなと思います。

O:でもリビングに全員だと狭い(笑)。外に広がりを感じられるとうれしいですよね。

T:これから赤ちゃんも生まれるので、家の中で過ごす時間がますます増えると思います。そのとき家にいながら開放感を感じられたら良いですよね! あとは植木を趣味にして、ジャングルみたいな庭にしたいです。

F:いいですね、憧れます。出産は冬ですよね。冬は庭で何をしているんですか?

T:ピザ窯を置いたので、ピザを焼いたり焚き火をしたり。生活は本当にガラッと変わりました。引っ越しで地元を離れた悲しさもあったのですが、むしろ前より頻繁に友達に会えている気がします。

F:そんな素敵なお庭があったら、自然と人が来ちゃいますね!

T:食事も家の内と外・・・外だと、食べているものは一緒なのに「贅沢だね」っていう言葉が出るんです。「寒くなったね」とか、「この時間でもこんなに暗いね」とか、季節の移り変わりを感じますし、会話が穏やかになりました。

F:子どもがこぼしても怒らなくなって(笑)。

T:そうですね(笑)。

F:我が家も外に出ていて気持ちの良い時期、ベランダに椅子を出して外で食べるんですよ。トーストとコーヒーでも「気分がいいね」って話します。主人はアウトドア派ではないけど、楽しいみたいです。特にキャンプを体験してから、外ご飯っていいなと思うようになりました。

O:うちはキャンプによく行くんですが、時計を付けない、見ない生活になるんですよね。お庭の生活もアウトドアの延長線上のような感じもありますね。

F:外の気持ち良さを日常に少しでも取り入れることが出来たら、人生得した気持ちになりそうです。

お庭という贅沢な居場所としての存在感の事例紹介