門扉の効果と設置のポイント2

新築時に外構を一緒にと考えている方、外構リフォームを検討されている方にぜひ知っていただきたい、門扉の効果と、玄関まわりのスペースを生かした具体的な設置のポイントについてご紹介します。

2.敷地条件に合わせた仕切り方

玄関先にもう少しスペースが確保できる場合はその囲い方のバリエーションも増えていきます。最近ではデザイン性の高い引戸も登場していて、家とのコーディネイトや、外観上のアクセントにすることも可能になってきました。
機能面でも扉を押さえるローラーが見えないようになっていたり、床のレールが不要で車イスでもスムーズに出入りできたり、デザイン性や使い勝手の良いものが人気です。

玄関先に段差のあるアプローチ

プランニングのポイントとしては、扉の横に引き込むためのスペースを確保しなくてはいけませんが、レールが不要なので戸袋スペースを花壇として、草花を植え込み、柔らかい表情をつけると良いでしょう。
また、道路際からすぐに階段が始まっている場合でも、その1段目の階段の上に引戸を設置できるものもあるので、いままで扉の設置が困難だったような敷地条件でも設置が可能になります。

道路からすぐ階段がはじまるスペースにも取り付け可能

道路からすぐ階段がはじまるスペースにも取り付け可能

BEFORE AFTER

引戸門扉の例

レールが不要なので、扉を引き込むスペースに草花を植え込み、柔らかい表情をつける

奥行の取れないスペースに最適な引戸門扉「アーキスライド」

引き込みスペースが確保できない場合

しかし、残念ながら引戸の扉を引き込むスペースが横に確保できないという場合もあるかもしれません。そんな敷地条件でも諦める必要はありません。そのような場合におすすめなのが伸縮門扉です。

最新の伸縮門扉の特徴としてデザイン性はもちろん、扉本体の厚みも50mm程度と非常にスリムになっています。本体の色をツートンカラーにすれば個性的な表情を演出することも可能です。機能面では伸縮門扉は入口の横幅に柔軟に対応できることが最大の特徴です。いままで必要不可欠だったキャスターとレールが不要になったことで、多少床に凹凸があっても設置ができるようになっています。

BEFORE AFTER

伸縮門扉の例

本体の色をツートンカラーにして個性的な表情を演出

奥行にも幅にも制約のあるスペースに最適な伸縮門扉「アーキシャット」

さらに、扉を開けた時に畳み込まれた扉の幅が邪魔になりがちですが、柱の根元で扉を90度以上回転させることで入口の幅を最大限に活用できるのもスペースに制約がある敷地には嬉しい機能と言えるでしょう。

アーキシャット

リフォーム費用を抑えられる「リフォーム対応型」商品

リフォームで門扉を設置しようとお考えの方から、床をどの程度壊さなくてはいけないか?というご相談をよく受けることがあります。門扉を設置する場合、床に柱を埋め込むのが従来の施工方法だったので、心配される方も多いようです。

確かに、門扉を付けるために床のタイルや石張りまでやりかえるのはもったいない話ですが、どうぞご安心ください。
リフォーム対応型の伸縮門扉であれば、今ある床に小さな穴をいくつか開けるだけで済むので、床の補修に無駄な費用を掛ける必要はありません。いかがでしょうか?我が家に門扉は付かないと諦めていた方も、少し希望が持てたのではないでしょうか。
どんなに狭い玄関先であっても、ちょっとしたプランニングのコツと新しい高機能商品を組み合わせることで、ワンランク上の落ち着いた空間を確保することができることがご理解いただけたと思います。

それではもうひとつ、セキュリティに配慮した門扉の効果的な使い方をご紹介しましょう。