セラミックトップと
時をかさねて
それぞれの
思いがつのる
リクシルが
セラミックトップを世に送り出して10年。
熱やキズにも強い次世代の
ワークトップとして
多くの皆さまにご愛用いただいております。
そんなセラミックトップを
いち早くご愛用いただいた
ご家族の貴重な声を
お聞きすることができました。
Owner’s VOICE
CASE
01 前編
愛知県 Tさま邸
2017年竣工
20代で家を建てたいと考えていたご夫婦がセラミックトップを選んだワケには、ご夫婦のこだわりと大工を営まれているお父さまの厳しい目がありました。
2025.6.2
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01 後編
愛知県 Tさま邸
2017年竣工
「キッチンは私のテリトリー」と語る奥さまが、お友達やお子さんに自由にキッチンを使わせられるその理由はセラミックトップにあり!
2025.8.1
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02 前編
東京都 Hさま邸
2019年竣工
キッチンが新しくなったことで、料理の担当がいつの間にかご主人に逆転。
セラミックトップならではの「あること」が理由で...?
2025.6.2
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02 後編
東京都 Hさま邸
2019年竣工
やきものならではの表情を持つセラミックトップに惚れ込んだご夫婦が、6年にわたり使い込む中で新たに見つけた楽しみ方や魅力は?
2025.7.1
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03 前編
神奈川県 Oさま邸
2016年竣工
リクシルがセラミックトップを世に出して1年目。新たなワークトップ素材にご夫婦で一目ぼれし、今なお魅了しているその訳は?
2025.9.1
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03 後編
神奈川県 Oさま邸
2016年竣工
ご主人の定年を期に奥さまも食事の用意は夕食のみに。セラミックトップが、これからのふたりの暮しを自然体で楽しむ上で欠かせない存在に。
2025.10.1
詳しく見るセラミックトップへの
やきものならではの味わい深い表情が、
キッチンを個性的に彩ります。
LDKのイメージや、
お気に入りの家具にあわせた
カラーで空間を引き立てます。
高温のフライパンや鍋を
直接置いても、
変形や変色が
起こりにくい丈夫な素材です。
表面が熱くなるので鍋敷の使用をおすすめします。
調味料や薬品などが
染みこみにくいので、
軽く拭くだけでお手入れできます。
金属製の調理器具等を引きずると表面に汚れが付くことがあります。
汚れは水を含ませたメラミンスポンジで除去してください。
表面硬度が高く、
金属などがこすれても
キズが付きにくくなっています。
ワークトップやカウンター上で食品を扱う際は、衛生上まな板などの使用をおすすめします。
セラミック製の包丁を直接使用したり、底面が粗い仕上げの陶磁器を引きずるとキズ入りの原因になります。
耐衝撃性を高める強化構造を採用。
安心してお使いいただけます。
硬く鋭利な物を落とす、あるいは端部に衝撃を与える行為は、割れ・欠けなどの原因になります。
無謀と言われた挑戦
リビング事業部
キッチン・洗面開発部
今から20年以上前の日本では、システムキッチンのワークトップといえば人造大理石とステンレスから選ぶことが当たり前でした。
ただ私は、明るい色が中心の人造大理石やステンレスとは風合い違う、日本の住空間に合う新たなワークトップ素材を提案したかった。実際にさまざまな素材サンプルを取り寄せ試験もしましたが、熱に耐える素材は見つかりませんでした。それが2004年ぐらいだった思います。
そして2013年1月ドイツ・ケルンで開催された世界規模のインテリア展示会を訪れた時に、ひとつの素材が目に止まりました。
キッチンコーナーではなく建材用の結構小さなブースに、壁用途として開発されたセラミック板を見た時に、「あっこれだ」と思いました。
帰国後、その素材を調べあげ、5月には再度現地に飛んだことで、新たなワークトップの開発が加速することになります。
現地からサンプルを取り寄せ、セラミック製ワークトップを備えたキッチンのプロトタイプの開発を急ピッチで進め、同年社内の未来新技術検討会で披露しました。
当時、人造大理石とステンレスが2分する中、新たな素材であるセラミックトップに対する意見は必ずしも芳しいものばかりではありませんでした。価格が高すぎるという声も聞かれ、開発者として悔しい思いをしたのを覚えています。
ただこれからの日本の住空間には、新たな表情をもったワークトップが必要になるとの確信にも似た思いがありました。
また量産化に向けた試行錯誤を繰り返す中、壁面などの建材用として開発されたセラミック板の厚さは、キッチンの天板に使うには耐熱性や強度の点で問題がありました。
その後セラミックは世界で注目され始め、壁面から天板や床へと用途が拡大し始めます。そして新たな設備を導入したメーカーから板厚を厚くしたサンプルが送られてきました。この天板利用も意識したセラミック板により、耐熱性や強度が飛躍的にアップしワークトップに使える目処が立ちました。
とはいえセラミックは硬くて割れやすいため加工が難しく、手加工でのオーダーメイド対応しかできませんでした。セラミックトップをより多くの方々にお使いいただくために量産化を図るには、天板のカットや研磨、前框の接合、シンクの穴開けなど、新たな加工技術の開発や設備の導入などが必須条件。
それら多数の課題を一つ一つ解決を進め、2015年6月、LIXILの主力キッチンであるサンヴァリエ〈リシェル〉の新モデルとしてセラミックトップが発売されました。
今までになかったダーク系カラーの落ち着いた風合いや、やきものならではのキズや熱への強さは、多くのお客さまの興味を刺激することになりました。
セラミックトップの可能性を追求
リビング事業部
キッチン・洗面開発部
セラミックトップは発売当初から想定以上のお客さまから支持をいただきました。また発売から2年ほど経った頃には他社のカタログの表紙が、セラミックトップとよく似たグレー系のキッチンになった時には、セラミックトップが受け入れられたと正直嬉しかったのを覚えています。
ただ、開発チームにはもっと多くのお客さまにセラミックトップを使っていただきたいとの思いがありました。そして発売から1年足らずの2016年には、少しキラキラした白を基調とした繊細なセラミックトップを提案したいとの思いからLIXIL独自のオリジナルカラーの開発が始まりました。
キラキラとした鏡面調に仕上げるには、焼き上げた釉薬の表面を磨く必要がありました。ただ表面をどの様に磨けば、キズに強くキレイな景色を感じる仕上がりになるのか、様々な手法の検討とサンプル製作を何度も繰り返すことになります。
幾多の試行錯誤を繰り返したどり着いたのが、透明な釉薬を塗って焼き表面だけを平らに半磨きするラパートという技法です。オリジナルカラーの構想から実に2年、2018年2月に思い描いたサンプルができあがりました。
ただ理想のサンプルを量産品として再現することは非常に困難な作業になりました。INAXが90年以上に渡り培ったセラミック技術を元に、現地技術者との二人三脚により、表面に噴霧する釉薬の量や粘性など様々なパラメーターを試しながら最適な条件を導き出しました。
また繊細な表情をもつラパート柄の微細なキラキラ感を忠実に再現するために、LIXILでは表面の状態を的確に判断できるように「独自のセラミック確認ルーペ」も開発し、常に理想のキラキラ感をお届けできるようにしました。そして構想から4年の歳月をかけ2020年LIXILオリジナルのラパート柄が発売されました。
独自のラパート柄開発のノウハウを活かし、2024年には新色を追加し、すっきりとインテリアになじむスリムデザインを追加しました。
セラミックトップが多くのお客さまに支持される中、開発チームとして解決しなければならなかったのが施工性の向上です。とりわけセラミックトップの軽量化は、発売当初からの重要な課題でした。
LIXILでは研究開発期間5年を費やし、ワークトップの框の素材を新たに開発したアルミ製に変えるとともに、セラミックトップの裏材を合板から、強度をキープしたハニカム構造を活用した軽量ボードの仕様に変えるなどの改良により、約2/3の軽量化に成功。セラミックトップの美しさと強さはそのままに、人造大理石並みの軽量化を実現することで施工現場での扱いやすさを高めることができました。
セラミックトップを世に送り出して10年、デジタル化など開発や生産分野における技術進化は目覚ましく、セラミックトップのさらなる進化はつづきます。何より、私はやきものならではのセラミックには、まだまだ秘めた可能性があると思っています。どうぞご期待ください。