「部屋が片付かない」はもう卒業。クローゼットや洗面所の不用品を見分けるコツ【明日からはじめる整理術】第2回

「部屋が片付かない」はもう卒業。クローゼットや洗面所の不用品を見分けるコツ【明日からはじめる整理術】第2回
大木聖美
大木聖美
「我が道ライフ」主宰

暮らし評論家/住まい方アドバイザー/整理収納アドバイザー。個人宅の片付けサポートやセミナーの傍ら、掃除、生前整理、防災備蓄など「これからの暮らし」を豊かにするコツをSNSで発信中。「暮らしやすい家づくり」を掲げて、モデルルームの間取り提案や収納コンサルティング、メディア監修もこなす。『スッキリ心地よく暮らす プロ5人のおうち収納テク』などの著書もある。

「スッキリした暮らしがしたいけど、なかなかうまくいかない」と悩んでいませんか?

今回のコラムでは、そんな「部屋の片付けに苦手意識がある」という人でも、少しずつはじめられるアイデアを紹介しています。

第1回目では整理を始める前に行いたい、「モノの見直し」についてご紹介しました。部屋片付けは以下の簡単3ステップで完了します。

まずは「全部出す」、そして使うもの使わないものに「分ける」、最後に取り出しやすく戻しやすいように「収納する」。

部屋片付けの簡単3ステップの詳細は第1回の記事から。

第2回となる今回は、家のいろいろなスペースごとに見直しの方法をお伝えしていきます。見直したいモノの具体的な例も添えてあるのでぜひ参考にしてみてくださいね!

家の中でもっともモノが増えやすい場所「クローゼット」

すっきりと片付いたクローゼット

まずご紹介するのは「クローゼット」の見直し方。

クローゼットは身支度のたびに使うので見慣れているものが多く、見直しやすい場所と言われています。それと同時に流行や年齢、体型やライフスタイルの変化などによって、洋服が増えていくため、家の中でもモノが一番増えやすい場所でもあります。

特に日本には四季があるため、クローゼットに眠っている洋服のバリエーションも豊かです!この季節の移り変わりを利用して、クローゼットを定期的に見直すのがおすすめ。

また、「もう着ないけれど洋服自体はまだキレイだから勿体無くて手放せない」という場合は、店頭引き取りや自治体の回収、寄付など捨てる以外の選択肢もたくさんあるのでぜひ活用してみてください。

洋服が増えすぎるのを防ぐため、余計な収納用品は買わずクローゼットに入るだけの量を持つと決めて見直しすると管理もしやすいのでおすすめです。

  • <見直したいモノの例>
  • 毛玉や色あせなど経年劣化している衣類
  • サイズや色、形や丈の長さが合わなくなった衣類
  • 着古した下着類
  • 使い勝手の悪いハンガー
  • 増えすぎたハンカチやアクセサリー
  • 出番の少ないマフラーやストール
  • 身につけることのないアクセサリー

また、私の場合は寄付する際に「古着deワクチン」や「ワールドギフト」というサイトを利用して定期的に衣類を寄付しています。

寄付した先で「どのように活用されているのか」がホームページ上に明記されているところを選ぶようにしています。

「リビング」は、家族共用と個人のモノで分ける

リビングの棚収納

家族で使う文房具や薬などモノが増え続ける一方で、つい収納したきり忘れがちになるのが「リビング」。

また、家族みんなのモノと個人のモノが入り混じっている場所でもあるので、個人のモノは各自の部屋に持ち帰ってもらうか、リビング内に収納する場所をきちんと決めてあげると散らかりを防げます。

薬は使用期限が記載されているものが多いので見直しやすいです。

  • <見直したいモノの例>
  • 使用期限切れの薬
  • 個人で使う文房具や勉強道具
  • 使わなくなったゲーム類

「玄関」を整えて、家の中の空気をすっきりと

玄関の収納スペース

次は家の顔ともいえる「玄関」。劣化した靴や足が痛くなる靴、履く機会のなくなったヒールなど眠っていませんか? 子供のサイズアウトした靴なども見直してみましょう。傘も捨てにくくてたまりがちなので、この機会に見直しを。

また、玄関は外部とつながる場所なのでホコリや砂などで汚れやすい場所でもあります。掃除のしやすさも考慮して、余裕のある物量を保ちたいですね。

  • <見直したいモノの例>
  • 劣化していたり、履く機会のなくなった靴
  • 足が痛くなる靴
  • 子供のサイズアウトした靴
  • 使うことのない傘
  • 使わなくなった外遊びのおもちゃ

細かいモノであふれがちな「洗面所」

洗面所の収納スペース

最後は日用品などであふれがちな「洗面所」の見直し方について。

毎日使うタオルは使い心地の良いモノだけを残して、あとは雑巾として掃除に活用するのがおすすめです。ちなみにわが家ではバスタオルを使わず、すべてフェイスタオルにすることで収納量の削減を図っています。フェイスタオルでもしっかり身体を拭くことができますよ。

また、使っていない洗剤や掃除道具、スキンケア用品、試供品などを置いたままにしがちなのが洗面所。特に試供品は簡易パッケージで長く保管するようにできていないので、古すぎるものは使わない決断を。

もしいただいたらすぐ使えるよう目に入る場所に出して置いておくのがおすすめです。試供品は「できるだけ早く使うこと」を意識してみてください。

  • <見直したいモノの例>
  • 生地が硬くなったり、吸水力の落ちたタオル
  • 古くなった試供品
  • 使っていない洗剤や掃除道具
  • 使わなくなったスキンケア用品やヘアケア用品

次回は、モノの出入りが特に多い「冷蔵庫」の整理整頓

今回はスペースごとに見直したいモノの具体例をいくつかご紹介しました。

今回は登場していませんが、とにかくモノの出入りの多い場所といったら「冷蔵庫」。家の中の出入り率ナンバーワンだからこそ、見やすく取り出しやすい収納が大切になってきます。

フードロスにも直結する大切な場所。次回はそんな冷蔵庫の中の収納をクローズアップして詳しくお伝えしていく予定です。

家の中を整えて、みなさまもどうぞ暮らしをラクに楽しく、快適に!

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