以前のコラムで、室内窓のリフォーム工事の一部始終についてご紹介しました。
今回は実際にリクシルの室内窓「デコマド」をリフォームで取り付けた3名の方のお部屋の変化についてご紹介します。事例はRoomClip内で行ったモニターさんのお家です。
事例1 | 子ども部屋が暗い⇨光と風が抜ける爽やかなインテリアに
——————
Room No. 5483078/amさん
▶RoomClipのamさんのお部屋へ
——————
目の前におだやかな海が広がるマンションにお住まいのamさん。波の音と海風が感じられるLDKはまるでリゾートのよう。海の見えるLDKは東向きのため朝日が気持ちよく注ぎます。
そんな開放的なLDKとは対照的に、リビング横の子ども部屋は西向きで暗さが悩みだったそう。
Before/子ども部屋(amさん撮影)。引戸を抜けた先がリビングBefore/リビング側(amさん撮影)
子ども部屋とリビングは、真っ白な壁と採光窓の無い引戸で仕切られていました。子ども部屋にも窓はあるものの西向きに1か所。LDKに眩しいほどの朝日が入る時間帯でも、壁で光が遮られてしまいます。
またリビング側から見ても抜け感がなく、「ここに室内窓があったら…」と想像したことはあったもののリフォームをどこに依頼すればいいのかがわからず、ミラーを掛けるなどして圧迫感を和らげていたそうです。
After/リビング。室内窓はリクシルの「デコマド」
そんな子ども部屋とリビングを仕切る壁を、開閉できる突出しタイプのデコマドでリフォーム。
デザインはインテリアのアクセントにもなる格子付きタイプ。フレームのカラーはキッチンダイニングの照明とリンクしたブラックをセレクトしました。
【デコマドの仕様】
フレームカラー:ブラック
ガラス:チェッカー
デザイン:格子付き標準タイプ 1列1段 突出し窓
After/子ども部屋の朝の様子(amさん撮影)
暗さが悩みだった子ども部屋には、朝日がしっかりと届くように。
子ども部屋にはもともと西向きの窓があったため、【東の窓⇒リビング⇒室内窓⇒子供部屋⇒西の窓】と、風の通り道も生まれました。
そして生活にも変化が。
小学生のお子さんは、リフォーム前は子ども部屋をあまり使用していなかったそうですが、リフォームを経て自分の部屋として使用するように!北欧柄とブルーの壁紙もDIYで貼り替えて、ベッドも新しく購入。お気に入りの空間に仕上がったことで、ここで過ごすことが増えていきました。
デコマドがあることで、リビングとゆるく繋がることができている安心感もあるのかもしれませんね。
子ども部屋側からデコマドを覗いた様子(amさん撮影)
セレクトしたガラスはチェッカーガラス。目隠しもできるデザインガラスです。
突出し仕様は開け閉めすることで換気ができるだけでなく、リビングの様子を伺うこともできます。
お子さんがデコマドから覗いて、リビングにいるお母さんに呼びかけることもあるのだそう。なんとも心温まるエピソードです。
家族の一員、シャムトラのナナちゃん(amさん撮影)
amさん家族には、可愛らしい子猫もいます。デコマドを通って、子ども部屋とリビングを器用に行き来する姿も、新しい日常となりました。
事例2 | 壁の圧迫感⇨こだわりの照明が覗く癒しの景色が完成
——————
Room No. 4561470/sao.minimallifeさん
▶RoomClipのsao.minimallifeさんのお部屋へ
——————
大好きな北欧ヴィンテージ家具に囲まれて暮らすsao.minimallifeさん。シンプルなインテリアは調和と余白を意識して、名作家具が引き立つようにレイアウトしています。
そんなsao.minimallifeさんのお家では、リビングの壁が広いことによる圧迫感が気になっていました。
Before/リビング側(sao.minimallifeさん撮影)
圧迫感のある壁には大きな写真やフロアランプをディスプレイ。
それぞれのアイテムのシルエットが際立っていてこちらも素敵ですが、室内窓による抜け感も期待してリフォームを決意します。
After/リビング側。室内窓はリクシルの「デコマド」
リフォームでは2列1段のデコマドを高めの位置に取り付けました。
デコマドのプランは極力シンプルな組み合わせに。フレームカラーは壁に馴染むホワイトを、窓タイプはよりフレームがすっきりとするFIXタイプをセレクトしています。
ガラス種類もシンプルさと抜け感を意識して透明に。そうすることで部屋に奥行感が生まれ、気になっていた圧迫感も軽減しました。
【デコマドの仕様】
フレームカラー:プレシャスホワイト
ガラス:透明
デザイン:格子なし標準タイプ 2列1段 FIX窓
After/子ども部屋側
取り付けてみた第一印象は「明るくなった!」だったそう。
壁の向こう側の子ども部屋でそれは特に感じられます。勉強机の前の壁の上部にデコマドを取り付けたため、光が差し込み明るい印象に。
デコマドは立ち上がっても覗き込めない高さにあるため、お子さんのプライバシーも確保されています。
子ども部屋からリビングのライトが見える様子(sao.minimallifeさん撮影)
デコマドからはリビングの北欧ヴィンテージライトが見えます。デコマドをシンプルに壁に馴染ませたからこそ、そこから見える景色が引き立ちます。
sao.minimallifeさんは「ワンフレームの中に収まったような絵になる空間」と素敵に表現。まさにその言葉通りのうっとりする景色です。
リビングから子ども部屋のライトが見える様子(sao.minimallifeさん撮影)
リビング側からは子ども部屋のペンダントライトがちらり。ほわっとやわらかな灯りにあたたかみを感じます。この灯りに家族の気配を感じ、ほっとするような安心感もあるそうです。
事例3 | 寝室の空気がこもる⇨空気が循環するカフェ風空間に
——————
Room No. 884067/kyokoさん
▶RoomClipのkyokoさんのお部屋へ
——————
アンティーク調のお家にお住まいのkyokoさん。家具や雑貨をレイアウトするだけでなくご自身でDIYもしながら、雰囲気のあるお部屋作りを楽しまれています。
Before/リビングと寝室の間の壁(kyokoさん撮影)。左側に見えている部屋が寝室
kyokoさんのお家のお悩みは、寝室の暑さ。リビングの隣に位置する寝室はエアコンが無く、窓も1か所のため空気がこもりやすい環境にありました。特に夏はリビングのエアコンの風を扇風機で寝室まで送るなど工夫をしながら過ごしていたそうです。
After/リビング
リフォームでは、2列×2段のデコマドを取り入れました。上段を突出し仕様にすることで空気の通り道に。ガラスは目隠し効果のあるアンティークガラスを合わせています。
【デコマドの仕様】
フレームカラー:ナチュラルオーク
ガラス:アンティーク
デザイン:格子なし標準タイプ 2列2段 (上段)突出し窓(下段)FIX窓
After/(左)寝室側(右)リビング側
リフォームが終わり、デコマドのある暮らしを始めたのは7月ごろ。これまでなら室温を下げるのに苦労していたところ、デコマドからもリビングの涼しい空気が入るようになり、快適に過ごせるようになったそう。
またアンティークガラスについては、ほどよい目隠しにもなりつつ、しっかり明るさを感じていただけておりました。壁の圧迫感もなくなったそうです。
フレームカラーはナチュラルな家具にも調和する「ナチュラルオーク」をセレクト。
kyokoさんのお家は、壁紙の上から手でも塗ることができる漆喰風の塗料でDIYされています。その自然な風合いが木目カラーのフレームと相性ばっちりですね。
リフォーム後に模様替えをした様子(kyokoさん撮影)
もともと模様替えが好きだったkyokoさんですが、リフォーム後はデコマドを中心にどんなインテリアにするのか考えるのが楽しみに。取材後も新しいレイアウトの写真をRoomClipに投稿してくださっています。こちらの写真では、のんびり落ちつける空間をイメージしてカウンターテーブルを壁際に配置したレイアウトに。そのままカフェが開けそうな素敵な空間に仕上がっています。
おしゃれで快適な「デコマドのある暮らし」
室内窓「デコマド」グレー
デコマドがあるとおしゃれになるのはもちろんのこと、暮らしやインテリアに対する悩みの1つの解決手段になるかもしれません。気になる方はお気軽にリフォームの無料相談窓口へご相談ください。
⇒LIXILリフォーム相談サービスはこちら
関連記事では室内窓のおすすめの取り入れ方を機能別でご紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。