捨てられない服の見直し方。「着る服がない」がなくなるクローゼットへ【明日からはじめる整理術】第6回

公開日:2025/07/30

更新日:2026/02/27

捨てられない服の見直し方。「着る服がない」がなくなるクローゼットへ【明日からはじめる整理術】第6回
大木聖美
大木聖美
「我が道ライフ」主宰

暮らし評論家/住まい方アドバイザー/整理収納アドバイザー。個人宅の片付けサポートやセミナーの傍ら、掃除、生前整理、防災備蓄など「これからの暮らし」を豊かにするコツをSNSで発信中。「暮らしやすい家づくり」を掲げて、モデルルームの間取り提案や収納コンサルティング、メディア監修もこなす。『スッキリ心地よく暮らす プロ5人のおうち収納テク』などの著書もある。

クローゼットはいっぱいなのに、なぜか着る服が見つからない。

もしかするとその「着る服がない」は、服が足りないのではなく、整理されていないからかもしれません。

ライフスタイルや年齢の変化によって着る服は変わりますし、季節ごとに新しい服が欲しくなり、どんどん増えてしまいがち。たくさんの服の中で、今の自分に似合う服、着たい服が埋もれてしまっている状態――それが、服選びのストレスの正体です。

しかし、そんなときこそクローゼットを見直す最大のチャンス。今回は服の見直し方や手放し方についてご紹介します。「着る服がない」をなくすクローゼットを一緒に目指していきましょう!

▼この連載の前の回はおすすめ記事から

服を捨てられないとき、まずこれをやってみて!

クローゼットの中の様子

クローゼットは身支度のたびに見ている場所なので、実はとっても片付けやすいです。また、広さも決まっているので「ここに入るだけ」と収納量も決めやすい。

それでもどこから手をつけていいか迷ったら、カテゴリーごとに見直してみると良いですよ。例えば「ハンガーで吊るしている長袖のトップス」だけを集めてみる。または「畳んで収納している半袖Tシャツ」「ワンピースだけ」「黒いトップスだけ」など小さくカテゴリーを設定して1箇所に集めてみてください。

もう着ていないものがハッキリ判断できたり、持ちすぎに気づいて減らそうという原動力になったり、自分の好みがハッキリしたり、予期せぬ気づきが生まれます。

放す?残す?迷ったときのジャッジポイント

1, 経年劣化していませんか?

セーターの襟元

洋服は消耗品なので、着ているうちに経年劣化していって当たり前。着るか着ないかを考える以前に、傷みがないかチェックしてみてください。

手首や首元の黒ずみ、首元のヨレ、黄ばみ、毛玉、シミがあって清潔感に欠けるものは充分に着た証拠。しっかり使い尽くした感謝の気持ちを込めて手放しましょう。

2, その服を着なくなった理由は?

劣化していない服でも、普段手に取らないということは、何か理由があるはずです。私も昨年まで着ていたコートを、今年はなぜか着なくなりました。理由を考えると「重くて肩が凝りそうだから」と判明してすぐに手放した経験が。

年齢を重ねることで気づくこともあります。「重いバッグが持てなくなった」「締め付けを感じるスカートが履けなくなった」など、着ない理由がわかると手放す決心があっさりつきますよ。

3, 今の自分に似合っていますか?

自分に似合う服を集めたクローゼット

どんな服が着たいのか、今一度立ち止まって客観的に考えてみるのもおすすめです。「素材やブランドなど好みはあるか」、「どのようなスタイルを目指しているのか」など、頭の中で装いの指針ができると服の見直しもスムーズに。

またカラー診断で似合う色を知ったり、骨格診断で似合う形や素材を知ったり、自分のことがよく分かると「似合う服だけを残そう」と判断しやすくなりますよ。

4, ずっと着ていなかったけど、これから着るかも?

「ここ数年着ていない」もしくは「持っていることを忘れていた服」は手放しても問題ないのではと思いますが、いざとなると「高かったのよね…」「体型が変わったら着られるかも」「何かのときに…」と頭をよぎるもの。

そんなときには頭で考えずに、とにかく着て!そして鏡の前に立ってみましょう!実際に着た姿を見てみると、「残しておいたほうがいいかも?」という迷いが晴れて「手放そう!」と瞬時に判断できますよ。

逆に「今年買ったボトムスに合うかも」「意外と似合う色だった」など、一軍復帰する服が見つかることも。最終手段は「迷ったら着る!」に限ります。

5, 思い出が詰まった服は手元に!

みなさんにも、お気に入りのはずなのに着ていない服はありませんか? そんな服には、もしかしたら思い出が隠れているのかもしれません。持っていることで勇気が出たり安心するのであれば、無理して手放す必要はなし。きちんと保管したうえで、他の服をしっかり見直せば空間は生まれます。

服飾小物やハンガー、収納用品も見直してきれいなクローゼットに

忘れていませんか?服飾小物

復職小物を入れた引き出し

クローゼットの整理というと服ばかりに目が行きがちですが、スペースを圧迫しているのは服飾小物という場合もあります。

タイツや靴下、肌着類、ベルト、アクセサリー、ストール、バッグなども、ぜひ一緒に見直してみてください。小さなものでも積もり積もって大きな空間を生み出すこともありますよ。

収納用品にも実は不要なものが!

ハンガーや収納用品も使っていなかったら、クローゼットの収納を圧迫するだけの不要品。服の数以上にハンガーを持っていないか、使いにくいハンガーや無理に使っている収納ボックスがないかも確認してみてください。

きれいなクローゼットを保つイチ押し便利アイテム

キャスター付きのパンツラック

クローゼットに収納用品を置く際は、キャスター付きの動かせるアイテムを選ぶとレイアウト変更や掃除がしやすいのでおすすめです。手持ちのラックや引き出しに別売りのキャスターを後付けするのもひとつの手です。

手放す服に次の役目を!クローゼットから始めるSDGs

ここまで服の見直しについてご紹介しましたが、服を捨てるとなるとつい、もったいないと感じてしまう方も多いはず。

ここからは私が実践している「捨てる以外の手放し方」をいくつかご提案します。自分はもう着ない服でも、どこかで誰かの役に立つと思うと背中を押されて手放せるから不思議です。資源の循環も叶います。

店頭引き取りにて回収

今ではさまざまなブランドが発展途上国への寄付として、洋服の回収をしています。ブランド問わず回収している店舗、自社ブランドのみの回収、割引制度付きの回収などサービス内容も多様。よく行く店舗で引き取り回収していないか、ぜひ調べてみてください。

リサイクルショップへ持参

着なくなった服はリサイクルショップに

そこまで大きな金額にはならないけれど、その服を気に入った誰かに着てもらうことができるのがリサイクルショップ。しかも、一度にたくさんの服を引き取ってもらえるので、クローゼットが一気に片付きます。

フリマアプリを活用

高額だったものや新品のままだったもの、数回しか着ていないものはフリマアプリを利用して売ってみましょう。手間はかかりますが、ピンポイントで次へのバトンを繋ぐことができます。

寄付することで社会貢献!!

送料などのお金はかかりますが、まだ着られるものは発展途上国へ寄付するのもひとつの方法です。私が利用しているサイトは、服に加えてポリオのワクチン5本分も寄付できるので、命を守りながら服も役立ててもらえると思い、整理のスピードがアップします。

クローゼットを整理して、服選びの“プチストレス”を解消しよう

クローゼットの中が「まだ着られる」ではなく「これが着たい!」と思える服だけになれば、毎日のコーディネートもきっと楽しいものになるはず。一気に変えようとせず、まずはできそうなことからコツコツとチャレンジしてみてくださいね!

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