横並びダイニングの間取り事例。どんなときにおすすめ?メリットやⅡ列型キッチンの例も

公開日:2026/04/01

横並びダイニングの間取り事例。どんなときにおすすめ?メリットやⅡ列型キッチンの例も
Living Deli編集室
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LIXILリビング事業部

ドアや床、収納を開発しているLIXILリビング事業部のメンバーがお送りします。商品紹介ページには掲載していないコーディネートや組み合わせ方のコツなど、思いを込めてご紹介していきます。

近年の住宅設計やリノベーションにおいて、キッチンとダイニングを横並びに配置するレイアウトが大きなトレンドとなっています。

共働き世帯が増えるなか、家事の効率化は多くの家庭で重要なテーマ。調理から配膳、片付けまでの動線を短くできる「横並びダイニング」は、忙しい毎日にゆとりを生み出す理想的な間取りのひとつといえるでしょう。

この記事では、横並びダイニングを採用するメリットや注意点をはじめ、定番のI型キッチンを使った事例や、Ⅱ列型キッチンでスペースを有効に使った事例をご紹介します。

キッチンの配置やレイアウトにお悩みの方は、ぜひご自身のライフスタイルに合わせた間取りづくりの参考にしてみてください。

横並びダイニングのメリットは?どんなライフスタイルにおすすめ?

キッチンとダイニングを横並びにするレイアウトは、共働き世帯の増加に伴う時短や家事楽のニーズ、そしてコミュニケーションの取りやすさから人気を集めています。

最大のメリットは、キッチンからダイニングテーブルが近く、配膳や片付けの動線が短くなること。

横並びダイニングのメリットは、配膳や片付けの動線が短くなること。

また、ダイニングで宿題をする子どもを見守ったりと、住む人同士のコミュニケーションも取りやすくなります。

さらに、シンクがテーブルの横にあることで、自分の食器をシンクに下げやすく、子どもにお手伝いの習慣が身につきやすいという嬉しい効果も。

横並びキッチンの動線の懸念点

一方で、レイアウト時に注意したいのが通路の確保です。キッチンとダイニングテーブルが横に長く一直線に並ぶため、リビング側からキッチン側へ回り込むための動線が長くなったり、間取りによっては行き止まりのような状態になってしまう場合も。

このような場合には、ダイニングテーブルとキッチンの間に人が1人通れる程度の幅を空けるのがおすすめ。

また、キッチンとダイニングテーブルを隙間なく並べる場合も、生活動線を妨げないよう、壁とダイニングテーブルの間に人が行き来できるスペース(約800mm以上)を確保しておくことも成功のポイントです。

キッチンとダイニングを横並びに配置した事例3選

ここからは、実際にキッチンとダイニングを横並びに配置した事例を3つご紹介。

ペニンシュラ型キッチンを配置した王道の横並びスタイル

 ペニンシュラ型キッチンを配置した王道の横並びスタイル

片側を壁に付けた「ペニンシュラ型」の対面キッチンとダイニングテーブルを一直線に並べた、横並びダイニングのなかでも王道といえるスタイルです。

ダイニングテーブルとキッチンの近さが魅力

キッチンからテーブルが近いため、毎日の食事の準備や配膳、食後の片付けが劇的にラクになります。料理をしながらテーブルに座る家族と会話を楽しんだり、友人を招いてホームパーティーを開きやすいのも魅力です。

大容量の前面収納

また、この事例では対面キッチンのリビング側を前面収納として活用しています。リビングは意外にも収納スペースを設けづらい空間。そこで、キッチンの前面に大容量の収納スペースを備えておけば、いつでもすっきりとした空間を保つことができます。

この事例で使用しているキッチンは、家具のような佇まいが特徴のリクシル「ノクト」。建具と面材の色合いを合わせ、インテリアの一部として自然に馴染ませています。

20.6畳という広々としたLDKのなかで、たっぷりとした収納力と優れたデザイン性をバランス良く両立させた事例です。

使用しているキッチン「ノクト」の詳細はこちら

Ⅱ列型キッチンと回遊動線で家事効率を高めた、子育て世帯のLDK

Ⅱ列型キッチンと回遊動線で家事効率を高めた、子育て世帯のLDK

横並びダイニングを希望していても、広さの都合で難しかったり、リビング側へ移動する際の動線が長くなったりするケースがあります。

こちらの事例は、Ⅱ列型キッチンと巧みな回遊動線によってその課題を解決。共働きで未就学のお子さんがいる家庭に合わせ、家事負担の軽減を徹底的に追求した設計となっています。

壁側にコンロ、手前にシンクを並行に設けるⅡ列型キッチンは、コンパクトながら複数人で作業しやすく、振り返るだけでコンロとシンクをスムーズに移動できるのがメリットです。また、コンロを壁側奥に配置することで、リビングへの油跳ねやニオイをカットできる点もポイント。

キッチン奥のパントリーを通って回遊可能

さらに注目したいのは、キッチン奥のパントリー兼ワークスペースを経由して、廊下やリビング側へ抜けられる回遊動線です。

キッチン・パントリー・ダイニングを回遊する間取り図。

これにより、横並び特有の「回り込む手間」が解消され、ストレスフリーな動線を実現。生活感が出やすい冷蔵庫などの家電もパントリー内に隠し、空間をすっきり見せています。

セラミックトップの重厚な質感が魅力のリクシル「リシェル」のグレーズグレー

採用したキッチンは、セラミックトップの重厚な質感が魅力のリクシル「リシェル」。グレーズグレーの深い色合いが空間に落ち着きをもたらします。

白と木目を基調とした北欧テイストの内装に、リシェルのモダンな佇まいが調和する、洗練されたLDKです。

使用しているキッチン「リシェル」の詳細はこちら

丸テーブルを活用し、コンパクトな空間でも横並びを実現

丸テーブルを活用し、コンパクトな空間でも横並びを実現

限られた面積のコンパクトなLDKであっても、間取りや家具選びの工夫によって快適な横並びダイニングを実現した事例です。

空間を最大限に有効活用するため、省スペースにも対応できるコンパクトなⅡ列型のキッチンを採用しています。

そして、この間取りの大きなポイントとなるのが、キッチンの横に配置されたダイニングテーブル。一般的な四角いテーブルではなく、あえて角のない丸テーブルを選ぶことでテーブルの周りをスムーズに歩き回れる回遊動線が生まれ、限られた面積を効率よく活用することができます。

また、丸い柔らかなフォルムは空間の圧迫感を和らげる視覚的な効果も。

家具のような洗練された佇まいが魅力のリクシル「ノクト」

採用したキッチンは、家具のような洗練された佇まいが魅力のリクシル「ノクト」。

濃い木目調の扉材に明るいホワイトのワークトップ、アクセントとなるブラックの水栓を組み合わせることで、上質で落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

使用しているキッチン「ノクト」の詳細はこちら

関連記事では、ノクトを例にキッチン収納の例をご紹介。

横並びダイニングをより快適にするためのアイデア

ここからは、横並びダイニングの間取りをさらに快適に美しく見せるためのアイデアをご紹介します。

腰壁を取り入れて生活感をさりげなくカバー

横並びダイニングのオープンな空間は開放的ですが、シンクの水はねや出しっぱなしの調理器具がリビングから見えてしまうことがあります。これを防ぐには少し高めの腰壁を設けるのが効果的です。

少し高めの腰壁を設けて、シンクの水はねや出しっぱなしの調理器具を目隠し

腰壁の目隠しがあることで、横並びの利便性を保ちながら、自然に生活感を隠すことができます。腰壁のダイニング側にコンセントを設ければ、ダイニングテーブルでホットプレートを使う際や、在宅ワークにも便利です。

アイデア2:ダイニングテーブルで叶える空間の一体感

ダイニングテーブルで叶える空間の一体感

インテリアに統一感を持たせたい場合は、キッチンとダイニングテーブルの天板の素材感を合わせるのがおすすめ。リクシルでは、綾野製作所とコラボレーションし、リシェルの天板と同素材のダイニングテーブル「レグル」を展開しています。

リシェルの天板と同素材のダイニングテーブル「レグル」

レグルは、天板がキッチンに使用されているセラミックトップと同じ素材や色合いで作られているため、造作家具のような一体感のある空間を作れます。

また、キッチンのセラミックトップ同様、熱・キズ・汚れに強い機能性を備え、キッチンのワークトップの延長として使用可能。

スクエア型・ラウンド型など4種類の形を展開しているため多様なレイアウトに対応可能です。

レグルの詳細はこちら

キッチンのレイアウトは、暮らし方で決めよう

キッチンとダイニングを横並びにする間取りは、配膳から片付けまでの距離を短縮できる、忙しい現代のライフスタイルに最適なレイアウトです。

王道のペニンシュラ型で家族との会話を楽しんだり、Ⅱ列型キッチンで回遊性を高めたり、壁付けキッチンと丸テーブルで省スペースを実現したりと、目的や環境に合わせた多様なアプローチが可能。

毎日使うキッチンだからこそ、暮らす人に合ったレイアウト選びが暮らしの質に直結します。広さや家族構成、理想の暮らしに合わせて最適な配置を検討し、毎日の家事がラクになる間取りを見つけてみてください。

取材執筆:白山リオ

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