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公開日:2026/07/31
暮らし評論家/住まい方アドバイザー/整理収納アドバイザー。個人宅の片付けサポートやセミナーの傍ら、掃除、生前整理、防災備蓄など「これからの暮らし」を豊かにするコツをSNSで発信中。「暮らしやすい家づくり」を掲げて、モデルルームの間取り提案や収納コンサルティング、メディア監修もこなす。『スッキリ心地よく暮らす プロ5人のおうち収納テク』などの著書もある。
2025年9月、わが家は念願だったトイレリフォームを行いました。築20年を迎え、「いつかはやらなければ」と思いながらも、「まだ使えるし、今すぐじゃなくてもいいかな」と先延ばしにしていたのですが、結果としては「もっと早く考え始めても良かったかも」と思うほど満足しています。もちろん、リフォームは決断の連続。どんなトイレにする?内装は?予算は?ショールームには行くべき?などなど考えることはたくさんありました。そこで今回から数回にわたり、わが家のトイレリフォームの様子や、その過程で気づいたことを連載でお届けしていきます。これからリフォームを考えている方はもちろん、「いつかはやらなきゃ」と思っている方の参考になればうれしいです。
わが家は築20年目の注文住宅。家族構成は夫婦と息子2人の4人家族です。一度は家を出た長男が仕事の都合で戻ってきており、現在は社会人の長男、デザインを学ぶ大学生の次男、そして私たち夫婦が暮らしています。そんなわが家のトイレに変化があったのは、築20年目に入る少し前。2階トイレの便座がほんの少し破損したのです。実は、15年目を過ぎた頃に一度だけタンク内の部品を交換したことはありましたが、それもYouTubeを見ながら自分でできる程度の修理。大きな故障もなく、ここまできました。今回の破損も、使用には全く問題がないレベルで、便座だけ交換することもできましたが…。でもそのとき、ふと思ったのです。「トイレ本体も20年近いし、そろそろリフォームを考える時期なのかも」実は、この「まだ使えるけれど気になり始めた」が大きなターニングポイントだったように思います。そもそも、トイレは1日に何度も使う設備。水漏れしたり、水が流れなくなったりしてからでは、ゆっくり機種を比較したり、内装を考えたりする余裕はありません。
そんなサインが出始めたら、リフォームを考え始めるタイミングかもしれません。わが家の場合は、幸いまだ使えていたので、「どうせ交換するなら、自分たちが本当に気に入るトイレを選びたい」「トイレだけでなく、空間全体もリフレッシュしたい」。そんな前向きな気持ちで、焦ることなくリフォーム計画をスタート。今振り返ると、このタイミングだったからこそ、リフォームが大成功したのだと思います。
「どんなトイレにしたいか」を考える時、まず取り掛かったのは、今のトイレの棚卸し。実は私自身、リフォーム前の2階トイレもとても気に入っていました。それは家を建てた当時のこと。幼稚園児だった長男が突然、「黒いトイレにしたい!」と言い出したのです。当時はまだ珍しかった黒い壁紙を探して、アクセントクロスとして採用。家族みんなのお気に入りの空間になりました。20年間使って改めて感じたのは、トイレは狭い空間だからこそ好きなテイストを取り入れやすい。そして、お気に入りの空間は自然と掃除したくなるということ。この考え方は新しいトイレづくりでも大切にしたいと思っていました。
一方で、20年使ったからこそ見えてきた不満もありました。便座まわりの溝や隙間がすぐ汚れてストレス。収納がオープンすぎて掃除道具が丸見え。タンク下の入り組んだ部分や配管周辺の掃除のしにくさ…。特にタンク下や配管周辺は手が届きにくく、膝をついて腕を伸ばしながら掃除する必要がありました。年齢を重ねるにつれ、この姿勢がだんだんつらくなってきたのです。
ここから私たちが考えた理想の条件は、この4つでした。
とにかく最優先は掃除のしやすさ。そこに自分たちらしいデザインを加えていこうという方針です。
ここからようやく、情報収集をスタート。1階と2階のそれぞれにあるトイレを、1階は夫婦中心、2階は子どもたち中心で、それぞれが好きな空間を作ろうということになりました。家族それぞれがInstagramやPinterestなどのSNSで気になる空間を保存し、ふんわりとしたイメージを固めつつ、機能面やデザインなどの具体的な情報を調査。自動で便器内を洗浄してくれるタイプや、便器が浮いていて床掃除がラクなものがあったり、便器も白ではなくデザイン性の高いカラー展開があったりと今のトイレは想像以上に進化していて驚きの連続!SNSで気になった商品を見つけてはメーカーサイトで詳細を確認。そして最終的に、「これは実物を見てみたいね」という話になりました。
私たちが気になっていたのは、「LIXIL フロート トイレ(写真左)」と「LIXIL サティスX(写真右)」。ただ、いきなりリクシルのショールームへ行くのは避けたいと思っていました。なぜなら20年前の家づくりのときに痛い経験をしたからです。インテリア好きにとって、ショールームはまるでテーマパーク。魅力的な商品ばかりで、あれもこれも気になってしまいます。何も準備せずワクワクしながら行ったら…、すっかり本来の目的を見失ってしまったのです。そこで今回は、
を事前にリストアップしてから行く作戦に。また、ショールームは店舗によって展示内容が異なるので、行きたいショールームに目当ての商品が展示されているか、事前にホームページで確認しておくのも忘れてはいけないポイント。
リクシルショールームの展示内容は、こちらから確認できます。「ショールームを探す」から、見学予定のショールームを選んで、展示されている商品をチェックしてくださいね。リクシルのショールームは予約なしでも見学できますが、土日などは予約者優先。予定が決まっているなら予約しておくと安心です。予約方法もいくつかあり、コーディネーターの方に案内してもらうコースと、自由見学コースがあります。新築や大規模リフォームなど、複数の設備を検討する場合はコーディネーターの方に相談できるコースがおすすめ。私たちはトイレのみを見たかったので、自由見学コースを選びました。
今回リフォームを振り返って改めて感じたのは、「何かが起きてからでは、じっくりリフォームはできない」ということでした。壊れてから慌てて選ぶのではなく、まだ使えているうちに情報を集め、自分たちの暮らしに合った設備や空間を考える。それが満足度の高いリフォームにつながるのだと思います。次回はいよいよ、実際にショールームを訪問。SNSやカタログで見ていたトイレは、実際に見るとどうだったのでしょうか。事前準備から当日の見学、実際に見て変わったこと・変わらなかったことまで、リアルな体験をお届けします。
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