あの人の暮らし

INTERVIEW

仕事も日常も楽しく。自分が”心地よいもの”を大事にする(「ASPLUND」ブランドマネージャー:関崎香枝さん)

仕事も日常も楽しく。自分が”心地よいもの”を大事にする(「ASPLUND」ブランドマネージャー:関崎香枝さん)
関崎香枝
関崎香枝
アスプルンド ブランドマネージャー

株式会社アスプルンド「SHOP ASPLUND」、「TIMLESS COMFORT」ブランドマネージャー。美大卒業後アパレルでのVMDを経て、インテリア業界へ。VMDやスタイリング提案を得意とし、バイイング、商品開発まで幅広く手掛ける。

ASPLUND HP
TIMELESS COMFORT HP

“私らしい暮らし“を実践するゲストを迎えてのインタビュー企画「あの人の暮らし」。

今回は「ASPLUND(アスプルンド)」ブランドマネージャーの関崎香枝さんにお話を伺いました 。

個性が光るインテリアショップ「ASPLUND」でブランドマネージャーを務める関崎さん。ブランドコンセプトのプランを立てるだけでなく、お客様のインテリアコーディネートも手がけるインテリアのプロフェッショナルです。

関崎さんのお仕事

― 関崎さんは「ASPLUND」のブランドマネージャーとして活躍されていますが、どんなお仕事をしていますか?

 関崎さん:ASPLUNDの世界観を作ることがメインですが、ブランドのコンセプトプランからMD、店頭レイアウト、撮影スタイリング、接客、予算管理、中間管理職の事務仕事までお店に関わることはなんでも担当します。他にも年に数回、海外に家具の仕入れに行ったり、パリのメゾン・エ・オブジェでリサーチしたりすることもありますし、ご要望があればお客様のご自宅のスタイリングもします」

―幅広くお仕事されているのですね。なぜ、今のお仕事を始められたのでしょうか?

関崎さん:「大学卒業後はアパレル企業に新卒で入社しお店の売り場を作るVMD(ビジュアルマーチャンダイザー)として働いていました。入社から7年ほど経った頃、親友にインテリアショップのVMDとして働かないかと誘われたのが今の会社だったんです。元々インテリアは好きでしたし、30歳という節目の年でいろいろと考えることもあったので、勢いで飛び込みました。ここで6年間店長として様々なことを学び、20194月から『ASPLUND』ともう1つのストアブランド『TIMELESS COMFORT』のブランドマネージャーになりました」

―関崎さんが関わる「ASPLUND」はどんなインテリアブランドですか?

 関崎さん:「“自然素材のもつ質感”をキーワードに商品をセレクトしています。自然素材は、長い年月をかけて味わいが増し、人、そして暮らしに馴染んでいきます。日本の家具は“均一的な美しさ”を大事にする傾向があります。一方で、海外は木の形や柄、節、古材の傷も、レザーの濃淡も“みんな違ってそれぞれ美しい”という考え方なんです」

―個性豊かな家具が揃っているんですね。

関崎さん:「表情も一点一点微妙に違います。“経年変化”ではなく“経年美化”という言葉があるくらい、使うことによって生まれるキズも個性として捉えています。『ASPLUND』の家具もハンドクラフトで作られたものが多いので、そのオンリーワンに出会いに来ていただければと思っています」

―“経年美化”という考え方は素敵ですね。ブランドマネージャーとして働く中でやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

関崎さん:「家具のスタイリングをしている時が一番楽しくてワクワクしますが、やりがいを感じるのはやはり、スタッフやお客様から“ありがとう”と言っていただけた時です。また、ASPLUNDのお客様はインテリアに詳しい方が多く、お客様から教えていただくこともすごく多く、接客すると背筋が伸びるんです。だからこそ“ありがとう”と言っていただけると、がんばってよかったなとやる気が再燃します」

関崎さんの仕事道具:【コンバース オールスター/古着のエプロン/クロッキー帳】

―お仕事で欠かせないキーアイテムを教えていただきました。

関崎さんの足元は常にコンバースのオールスター。誕生から100年を超える普遍的なアイテムを愛用しています。

関崎さん:「インテリアショップでの仕事はとにかく力仕事。フットワークが軽くないといけないので、ほとんどスニーカーです。コンバースのオールスターは文句なしにカッコいいので永遠の定番。現在は生成りのハイカットを使っていますが、白も好きです。家には常にハイカットとローカットがスタンバイしてローテションで使っています」

 そしてお店で作業をするときに欠かせないのが古着のエプロン。

関崎さん:「作業している時によく着用します。大きなポケットが2つついているので、仕事道具を入れるのに便利です。10年前から愛用、大切にリペアしながら使っています」

 会議中やアイデアが思い浮かんだときにメモを書き留めるのは、なんとクロッキー帳。美術系の大学を卒業している関崎さんにはとても馴染みがあるアイテムなんだとか。

関崎さん:「学生の頃からずっとクロッキー帳を使っているので、すごく使いやすいんですよ。スタイリングのスケッチから難しい会議のメモまで、なんでも書き留めています。メモだけでなく、写真も貼れるので便利なんですよ」

自分時間のつくり方

― お仕事に邁進している関崎さんは、ご自身の時間をどのように作っていますか?

関崎さん:「昔から寝つきが悪いのですが、毎日湯船に浸かって寝る前にヨガをするようになったら、自然と眠れるようになりました。リラックスって大事なんだなと実感しています。入浴剤をその日の気分で選ぶのも楽しいですよね。また、リセットする時間を意識するようになりました。家でもオフィスでも、コーヒーを淹れると気持ちがリセットします。ほんの数分ですが、ドリップしている時間は自分に立ち戻ることができるんです」

 ― 日常の中で自分に立ち戻る時間は大切ですよね。自分らしく暮らすために意識していることはありますか?

 関崎さん:「常にアンテナを張るようにしています。私は職業柄オンオフの切り替えをあまりしないんです。プライベートで出かける旅行先でもインテリアのインプットをしたり、仕事とプライベートがすごくリンクします。ただ、昨年まではすごく忙しくてプライベートもない状態でしたが、家で過ごす時間が増えたことで自分自身の生活を見直すようになりました」

 

“自分らしい暮らし”のために。心がけていること

―関崎さん流の“自分らしく”暮らしを楽しむコツを教えてください!

関崎さん:「“おごらず、人と比べず、面白がって、平気に生きればいい”。樹木希林さんの言葉を胸に過ごしています。気持ちがふっと軽くなる、温かい言葉ですよね。樹木さんの本で読んだときに『大丈夫だよ』と言われているような気分になりました。私も日々模索して過ごす中で落ち込むこともありますが、自分を卑下することはないと思えるようになりました。自分が好きだなとか、心地いいなという思える感覚を大事にしてほしいです」

関崎さんの言葉から“仕事が大好き!”という気持ちが伝わってきます。ただ時間を仕事だけに費やすのではなく、その中で自分らしい瞬間を大切にする。関崎さんの笑顔には、そんな“自分らしさ”があふれていました。

・Photo by:神出暁
・Writing by:小野喜子

 

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