季節を感じる暮らしは、日常に彩りや変化を与えてくれます。
そんな季節感を気軽に取り入れられるのが「お花」。お花と言ったら“春”というイメージがある方も多いと思いますが、実は春の花が街に出回るのは、年明け頃からの寒い冬。
春のお花は種類や色が豊富で、インテリアとして楽しむのにもピッタリです。今回の記事では「お花の飾り方」についてご紹介します。
お花選びが楽しくなる。4つのテーマ設定
種類や色がありすぎてお花選びが難しい、お洒落な組み合わせが苦手…など、お花選びにハードルを感じる方は、選ぶテーマを作ることでまとまりのあるブーケに仕上がります。
テーマ(1):【1種類でインパクトを出す】
華やかな赤1色に絞った「チューリップ」
様々なお花を選びたくなる気持ちをぐっとおさえて、1種類に絞ります。同じお花を何本も飾ることで、インパクトのある印象に見せることができます。
組み合わせを気にせず、お気に入りのお花をたっぷりと飾ってみてください!お部屋がぱっと華やかになり、元気がもらえますよ。
また空間の差し色にお花を使うこともオススメです。インテリア雑貨で差し色を入れることは、難易度が高いですが、お花の場合は気軽に様々な色を取り入れることができます。
テーマ(2):【同系色でまとめる】
デルフィニウムやアスチルベなど「ブルー系」でまとめたアレンジ
様々な種類のお花を組み合わせる場合、「レッド系」「ブルー系」「イエロー系」など、同じ色味で揃えると、まとまりが出ます。この時にお花のサイズを大きなもの、細かいものと大小をつけることで、メリハリが出ます。
ナチュラルテイストがお好みの場合は、間に葉物(グリーン)を入れると自然な雰囲気に。爽やかに仕上げたい場合は、ホワイトを入れると明るい印象になります。
テーマ(3):【丸みのあるお花で揃える】
ガーベラやクラスペディアなど、丸みのあるお花をまとめたアレンジ
お花にはヒラヒラとしたものや、コロンとした丸型など形にそれぞれの特徴があります。
「ガーベラ」「クラスペディア」「マトリカリアイエローペグモ」など、コロンとした同じ形のお花でまとめると、可愛らしい印象になります。カラフルでも形に統一感があることでバランスがとれますよ。
花瓶も同じく丸みのあるものを選ぶと、更に可愛らしい雰囲気になります♪
テーマ(4):【カラフルに挑戦】
イエローのチューリップ+反対色はパープルのスカビオサとチューリップ
カラフルなお花を楽しみたい場合は、コツを掴むことでキレイにまとまります。
イエローとパープル、オレンジとブルーなど反対色のお花、そこにホワイト・葉物(グリーン)を足してみましょう!カラフルだけど、スッキリとまとまりのある印象になります。
春のお花は特にカラーバリエーションが豊かな品種が多いので、ぜひカラフルな組み合わせにも挑戦してみてください♪
お花を生き生きと、軽やかに飾る! 花瓶の選び方
花瓶は、形や色、サイズなど様々なデザインがあり、何を選べば良いか迷ってしまいますよね。お花初心者さんは、キレイにお花を飾る上で「花瓶選び」がとても重要になります。
何故か上手く生けられない…という時は、花瓶に原因があるかもしれません。
2つのことを意識して花瓶を選ぶだけで、見え方が大きく変わってきます。
選び方(1):【生けやすい花瓶を選ぼう】
花瓶の中でも、お花が生けやすいものと難易度が高いものがあります。
おすすめの形は、底に広がりがあり、口が狭くなっている形。お花が安定しながらも、フワッと生けることができます。
たとえば「ホルムガード」のフローラ12cmは少量のお花も、フワッとボリューミーに生けることができる万能な花瓶です。
選び方(2):【花瓶とお花のサイズ感を考えよう】
花瓶とお花(花瓶から出たサイズ)の割合は1:1〜1:2の間で生けるとキレイに仕上がると言われています。
飾りたいお花に合わせて、理想的なサイズの花瓶を選ぶのが大事です。
花瓶に飾ったのになんだかバランスが悪いと感じている方は、この割合を気にしてみるのがいいでしょう。お花を生き生きと、軽やかに飾ることができますよ♪
お花のあるインテリアで、日常をちょっと豊かに
様々な表情を見せてくれるお花のある暮らし。種類・色・花瓶次第で、自分らしいインテリアを作ることができます。
どんな花でも、もともとは自然界のものなので、組み合わせを気にしすぎなくても馴染むことが多いです。まずは自分が可愛いと思ったお花を買ってみることから始めてみましょう!
お花のある暮らしが日常になることで、心休まるインテリアの出来上がりです。