緑のある空間は、暮らしに癒しの時間を与えてくれます。インテリアに関心がある方なら、一度は観葉植物に興味を持ったことがあるのではないでしょうか。
「うまく育てられるか不安」「お世話するのが難しそう」など、そう思って一歩踏み出せない方も多くいらっしゃるかと思います。
今回の記事では、初心者でも気軽に楽しめる観葉植物の飾り方とおすすめのアイテムをご紹介します。参考にして「緑のあふれる暮らし」を目指してみてくださいね!
- 目次
- 飾り方(1)大きな植物を置いてアクセントに
- 飾り方(2)小さな鉢はプランツスタンドを使って配置
- 飾り方(3)ハンギングプランツで揺れる姿を楽しむ
- 緑があふれる暮らしを実現する、観葉植物レイアウトのコツ
- 観葉植物のお世話を楽にする、便利アイテム
- 植物を育ているのが難しければ、造花や枝物に頼って
飾り方(1)大きな植物を置いてアクセントに
はじめは小さな植物からスタートしたくなりますが、思い切って大きな植物という選択もおすすめです。大きな植物はグリーンの面積が多く満足度が高いだけでなく、たくさんのメリットがあります!
一番の利点はお世話しやすいこと。植木鉢が大きい分、保水力もあるので水やりの頻度が少ないケースが多いです。また、植物自体もしっかりしているので「水が切れて気がづいたら干からびていた」ということも少ないです。
また、大きな鉢カバーは存在感があり、お部屋の雰囲気を格上げしてくれます。
さまざまなデザインがあるので、インテリアに合わせて選んでくださいね。
さらに鉢の上を覆う「ポットテーブル」を利用すれば、植木鉢がちょっとしたテーブルに早変わり。スペースの有効活用だけでなく、ホコリや虫が入りにくいというメリットもあります。
飾り方(2)小さな鉢はプランツスタンドを使って配置
3COINS「WOOD組み立て鉢スタンド」
小さな鉢に植わった植物は、カウンターや棚の上など、何かの上に置くとバランスがよく見えます。しかし、「植物を飾っておける場所がない」という方もいらっしゃると思います。そこで便利なのが「プランツスタンド」。
プランツスダンドは、写真のようにひと鉢だけ置けるタイプからたくさんの植木鉢を集合させて置けるタイプなどさまざま。
こちらは「3COINS」で購入したスタンドです。木製の鉢スタンドは大きめのサイズが多いのですが、「3COINS」ではミニサイズが購入できるので、小さめの鉢にぴったり。お値段もプチプラなので取り入れやすいのもいいところです。
スタンドに置く前と後で比較してみました。少々鉢が大きめなので、床置きでもバランスは悪くないですが、スタンドに置くことで軽やかに見えます。
背丈が高くなるので目に入りやすく、よりインパクトを出すことができます。
飾り方(3)ハンギングプランツで揺れる姿を楽しむ
KINTOの「プラントポット 201」
インテリアとして印象的に飾りたい場合は、植物を吊るして飾るのもおすすめ。
高い位置から垂れるグリーン、ゆらゆらと揺れる姿はなんとも心が穏やかになります。
ハンギングプランツの鉢を選ぶときは、インテリアのポイントにしたいのか、それともグリーンを引き立てたいのかなど、目的によって選ぶデザインを変えてみましょう。
わが家が使っているのは、「KINTO」のプラントポット。柔らかいベージュカラーは、自然光や照明があたる白い壁や空間に馴染み、植物の色を引き立ててくれます。
ハンギングプランツのデメリットは、水やりが少し面倒なところ。水受け皿がなく高い位置から吊るしているので、毎回、脚立に乗って鉢を取り外すのはひと苦労。
そこで便利なのが二重構造タイプのプランターです。このタイプは内側の鉢だけを外すことができるので、吊るしている鉢ごと取り外す必要はありません。
内側の鉢には水が抜ける穴が開いているので、取り外したらそのままキッチンやお風呂場に持っていって水やり。水が垂れなくなったら、外側の鉢の中に戻すだけで手軽です。
緑があふれる暮らしを実現する、観葉植物レイアウトのコツ
いくつも植物を育てていると、迷ってしまうのがそのレイアウト。
第一に優先すべきなのは「植物が元気でいられる環境に置くこと」。品種によっても異なりますが、窓辺など自然光が入る位置、直接日光が当たらないレースカーテン越しがおすすめです。
「緑があふれる暮らし」を目指すのであれば、植物を家中さまざまな場所に散りばめたくなると思いますが、実はその置き方だと想像以上にたくさんの植物が必要になります。
そこでおすすめの置き方は、ぎゅっと近くにまとめること。
一箇所に集めて配置することで、グリーンの存在感が強くなり、数が少なくても緑をしっかり感じることができます。また、植物の観察やお手入れも同じ場所で済ませることができるので日々のお世話も楽になりますよ。
観葉植物のお世話を楽にする、便利アイテム
観葉植物のお世話のメインといえば水やり。水やりの頻度は、観葉植物を枯らしてしまう原因のひとつです。
「毎日欠かさず水やりをしなければならない」と思っている方も多くいらっしゃいますが、実はそんなこともありません。植物の性格や季節などによっても変わり、適切なタイミングで水やりをすることが重要。水のやり過ぎると植物を枯らしてしまうことも……。
では、いつ水やりをすればいいのか。そのタイミングを知らせてくれる便利なアイテムが、水やりチェッカーの「サスティー」です。
使い方は土に刺しておくだけ。土が乾燥したら本体の色が変化して、適切な水やりのタイミングを教えてくれます。使ってみると、意外に水やりの頻度が低く、表面が乾いているように見えても、中はまだまだ水分があることも多いようです。
今まで何度も観葉植物を枯らしてきた私ですが、サスティーを使ってからは一度も枯らしたことがありません! それくらいお水やりのタイミングは大切なんです。
また、その他のお手入れのひとつに葉水があります。乾燥や害虫がつくのを防ぐのに効果があると言われていて、葉っぱに霧吹きでお水をかけるだけ。
葉水用のスプレーはできるだけ霧が細かく、葉の裏まで霧吹きができるよう、逆さまにしても水がでるものを選ぶと良いです。私のおすすめは、お手頃価格なうえに上記の項目を満たしている「アイビル」のスプレーです。
植物を育てるのが難しければ、造花や枝物に頼って
植物を置きたいけど、環境が適さなくて、なぜかいつも枯れてしまう場所があります。
わが家の場合はキッチンがそれに当てはまります。日光が足りず、料理をしたり温度変化が大きい環境なので植物がうまく育ちません。
そんな時には無理して生木を置くのではなく、フェイクグリーンに頼ってみてもいいかもしれません。
もっと緑があふれる空間にしたいという方は、大きな枝物を飾ってみましょう。
春から秋にかけては、特に素敵な枝物がたくさん出回ります。写真のドウダンツツジは手に入りやすく、爽やかで素敵なのでおすすめです!
手軽にできそうなものから始める、緑があふれる暮らし
日常に癒しを与えてくれる緑があふれる暮らし。ぜひ挑戦してみませんか?
最初から一気に挑戦するのは難しいと思うので、何かひとつでもできそうだと思ったものから取り入れてみてください。
観葉植物をうまくレイアウトできるようになると、インテリアの幅もぐっと広がりますよ!