担当のコーディネーターさんと二人三脚で楽しく家づくりをされたSさんのお宅。お邪魔してみると、大好きなグレーカラーを上手に使い分けた「壁使い」にインテリアのヒミツがありました!
大切にしていることは開放感
玄関収納は、LIXIL「ヴィンティア」のチャコールブラックをセレクト。この雰囲気に合わせて、室内窓のフレームも黒に。
玄関を入ってすぐに目をひくのがフリールームの壁につけられた室内窓。 Sさんが、雑誌で見かけて新居にもとり入れたいと思ったアイディアで、この窓をとりつけられるかどうかが、施工会社選びの条件だったというこだわりポイントです!
こだわりの室内窓が玄関とフリールームの両方に光を通し、開放感のある玄関ホールをつくるアクセントとなっていますね。開放感は、Sさんが大切にしていること。以前の家がお子さんの成長に伴って手狭になり、建てかえを決意したそう。
Sさん:「以前は光の入らない平屋だったので、建てかえる第一条件は2階にリビングを持ってくること。 今は、明るくなって、窓からの景色もいいし、大満足です。」
そうお話しされるSさんの新居のヒミツをこれからのぞいてみましょう!
コーディネーターさんと二人三脚でインテリアをセレクト
Sさん希望の黒いドアは、LIXIL「ヴィンティア」のチャコールブラック
インテリア全般はSさんが担当されたそうですが、担当のコーディネーターさんとの相性がバッチリだったとか!黒いドアを希望されていたSさんの思いにこたえて、当時発売されたばかりの「ヴィンティア」のドアを探してきてくれたのもコーディネーターさん。
左/家のドアのほとんどがお気に入りのLIXIL「ヴィンティア」のチャコールブラック。 右/1階や廊下など、LDK以外の床はLIXIL「ラシッサ Dフロア」のライトメープルFをチョイス。
左/書斎のドアは、LIXIL「ヴィンティア」のチーク。ご主人が選びました。右/1階の手洗いシンクもLIXILのもの。DIYで取り付けた鏡と友人からのプレゼントのタオル掛けを組み合わせて。
また、照明や収納扉のつまみなどの細かい部分も、コーディネーターさんが好みのものをピックアップしてくれました。完成時には、「じつはこの家は、いちばん私好みの家です。」と言ってくれたそうで、お互いに楽しい家づくりだったのだとか。 左/お子さんの絵を額装しインテリアに。右/階段を上ったコーナーにもアイキャッチになる額を。
自分はグレーが好きなんだと気づきました(笑)
なんとSさん、家づくりを始めてから、自分はグレーが好きなんだと気づいたそう!確かにインテリアのポイントとなっている壁紙はグレー一択! とはいえ、部屋ごとにニュアンスの違うグレーを使うことで、印象を変えながらも統一感をもたせているのです。
グレーの壁紙で囲った、「箱のように」とオーダーした和室。
左/ランドリーコーナーはコンクリート打ちっぱなし風の壁紙でクールな空間に。洗濯洗剤をボトルに詰めかえ、キッチンパネルと同じタイルで造作した棚に。右/かわいくて気に入った壁紙。「トイレなら張りかえやすいと思って」と挑戦。
Sさんはヴィンテージ、ご主人は清潔感を希望。寝室は、二人で選んだグレージュの木目調壁紙。
左/玄関ホールにはベージュがかったグレ―の壁紙をセレクト。右/ドラムを習っているお子さんの部屋には武骨でカッコいいコンクリート打ちっぱなし風壁紙を。
2人のお子さんが男の子ということもあり、かわいいイメージにするつもりはなかったものの、男前すぎるインテリアにも少し抵抗があったとか。それがグレーを上手に使い分けることでシンプル&シックながらやわらかい印象が生まれたのですね。
じつは、キッチン選びも色みが決め手だったとか。
Sさん:「グレーに近いステンレストップのキッチンにしたいと言うと、業務用キッチンみたいに冷たい感じになるんじゃないかとか、ハードすぎやしないかなどとまわりから反対されました。でも実際には空間によくなじんでいます(笑)。」
キッチンはLIXIL「リシェルSI」。「キッチンがシンプルなので、床は模様があるものを」と、LIXIL「ラシッサ Dフロア」のパーケット調をセレクト。
また、DKを一直線のレイアウトにしているので、配膳もラクですね。背面収納もLIXILのもの。省スペースで使える引戸になっていて、排気機能がついているキャビネットもとっても便利。
さらにSさんは、壁面を上手に使ってインテリアを楽しんでいます。
キッチン横のキッチンパネルは、黒をチョイスして空間を引き締める一角に。マットな黒が好きだけど、掃除のしやすさも考えて光沢のある黒いタイルを選びました。
玄関まわりもウェルカムコーナーとして小物を楽しくレイアウトされています。グリーンをハンギングしているアイアンは、タオル掛けを立てて使っているそう。
トイレもとても個性的!フリマサイトで買ったというお気に入りの「トイレ」のサイン。家ができ上がるずっと前に、「絶対買おう!」と思って買っておいていたそうです。また、トイレなら壁紙も遊べるからと派手めを選び、「イケア」のフレームとリースをレイアウトして壁でインテリアを楽しんでいます。左/個性的でかわいい「トイレ」のサイン。右/印象的な太めストライプに集合フレームを。
家のどこにいても快適に過ごせるように
インテリア以外の生活動線や採光、通風など家の機能性にかかわる設計の部分はご主人が担当されました。洗面室とキッチンを回遊できる機能的な間取りにしたほか、個室を集めて暗くなりがちな1階に窓を多くとったり、ベランダの柵に明かりとりをつけたりと、家のどこにいても快適に過ごせるようにプランをつくったそうです。
外の景色を切り取るようなFIX窓のそばには、光を美しく通すガラス小物を飾って。
Sさんの選んだグレーが明るくきれいに見えるのは、ご主人のプランニングのたまものでもあったのですね。コーディネーターさん、ご主人と協力して完成した新居。家づくりが楽しいってステキなことですよね。
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