「子どもがいても、いつでもおうちをすっきり美しく保ち続けたい」。そう語るのは、3人の息子さんを育てているYさん。その言葉どおり、2019年に新築した住まいはモノトーンと木を基調にしたシンプルな内装。そのすっきりとした空間にシックな雑貨をアクセントにちりばめた住まいを眺めるだけで、Yさんのインテリアへの強い思い入れが伝わってきます。
ホテルのようなくつろぎを日常的に味わえる甘すぎないインテリア
Yさん:「4年前、夫の本州転勤が決まり、家族で引っ越し。それが、新築を真剣に考えるきっかけになりました。」
2年という期限つきの転勤生活が終われば、長男はもうすぐ中学生。そこで、ご夫妻はネットをフル活用して新生活の準備を開始。お二人が思い描いていた新居像は、家族や友人が集まりやすいオープンな空間。また、モノトーンを基調にホテルのような落ち着いた雰囲気の内装で仕上げたいとも考えていました。
左/2階寝室のドアは、LIXIL「ヴィンティア」のチャコールブラック。ドアの質感や色に合わせて内装をダークなトーンで仕上げ、窓は大きさや位置にもこだわりました。右/モノトーンで統一した寝室にはご主人の書斎も併設。ダークトーンでまとめた室内は、こもり感たっぷり。シックな引戸はLIXIL「パレット」のスモークオーク。
Yさん:「自由設計で私たちの希望をかなえてくれる施工会社にも出会えて、リモートで新築準備を進めていきました。」
さらに休日には壁紙やタイルのメーカー、LIXILのショールームをめぐり、新居のイメージをふくらませていきました。
LIXIL「ヴィンティア」のチャコールブラックを採用した対面式キッチンの背面造作収納。素材感のある面材が空間を上質に。
Yさん:「札幌にはないイケアにたびたび足を運んでインテリアのヒントをもらったのも、家づくりのいい思い出です。」
めざしたのはみんなが楽しい居場所
新築から2年を経て、オープンなLDKは家族みんなのリラックス空間に。休日にはリビングのダウンライトに内蔵されたスピーカーで好きな音楽を聴いたり、映画を見たり、気づけばいつも家族がリビングに集まってるといいます。
LDKに隣接してセカンドリビングを配置。引戸を全開にすると、「人を招きやすい家にしたい」という要望どおりの広々としたおもてなしスペースに。
「音響効果も抜群で、映画館のように迫力ある映像が楽しめるんです。子どもたちも自分の部屋より居心地がいいみたいで、家族の会話も増えました。」とご主人が笑顔で語ります。
いつも家族が集まり、ときには息子さんたちが駆け回るLDK。その居心地のよさと美しさは、ハイドアを生かした空間設計や造作収納が支えています。「見せる収納が苦手」という奥さまは、閉めれば壁のように見えるハイドアを活用し、キッチンなどの生活感がにじむ場所は隠す収納を徹底。
キッチンの背面には、家電やストック食材、食器などたっぷりしまえる収納棚を造作。
Yさん:「扉をフルオープンにすると使いやすく、家事ストレスからも解放され、私も家族との時間を心から楽しめるようになりました。」
左/1階の床は、木の質感をリアルに表現したLIXIL「ラシッサ Dフロア」のホワイトオークF。お手入れがラクなので、キッチンにも安心して使えます。洗濯室につながる引戸はLIXIL「ヴィンティア」のチャコールブラック。「ヴィンテージ感のあるすりガラスがお気に入り」と奥さま。 右/キッチンの背面収納には、家事の合間にパソコン作業ができる家事コーナーも併設。ダウンライトも設置し、使い勝手もバツグン!
キッチンからも玄関からも入れる脱衣室を兼ねた洗濯室には、作業台や物干しを造作。
また、階段で2階とつながる開放的な空間は、すぐれた住宅性能のおかげで一年じゅう快適です。
2階の次男と三男共用の部屋には、上吊り引戸のLIXIL「ラフィス」のブラックを採用。フルオープンにすると、階段ホールと一体となり、広々とした遊び場に。2階の床も1階と同じくLIXIL「ラシッサ Dフロア」のホワイトオークF。
左/階下と吹き抜けでつながる階段ホールは、あたたかみのある白を基調に。壁づけ照明や小さな額がシンプルな空間のアクセントに。つきあたりのトイレの引戸はLIXIL「パレット」のグレーアッシュをセレクト。「新色のグレーアッシュは微妙なトーンで、こだわりを感じさせる色。ひと目でこれだ!と思いました」右/長男の部屋。クローゼット扉はLIXIL「パレット」のグレーアッシュ。
階段ホールの一角にあるスタディコーナーは、お気に入りの椅子や照明、雑貨をコーディネイト。左手奥は寝室です。
Yさん:「おまけに省エネでエコな暮らしも実現できました。これからも安心して暮らせます。」
**私ができる、みんなにとってうれしいこと**
ナチュラルな香りも自慢のインテリア
リビングの造作棚にイグサの自然派フレグランスを置いて、モノトーンのインテリアに自然のやさしさをさりげなくプラスしました。
DIYで古い家具をリメイクして再利用
転勤生活を共にしてきた古い家具は、DIYでリメイク。少しの手間とアイディアでサスティナブルな暮らしが実現できます。
**すこやかでいるために心がけていること**
帰ったらまずは手洗いが基本
帰宅後の手洗いは、新しい生活様式のお約束。玄関に近接する洗面台で手を洗ってリビングに向かうのが、家族の習慣になりました。
どこにもふれずに石けんが手のひらに
洗面台には自動式のソープディスペンサーを設置。どこにもふれることなく手をかざすだけで、適量の石けんが出てくるので衛生的です。
※掲載商品は実施工例のため、販売終了商品も掲載されている場合がございます