キッチンえらびのポイント

キッチンと聞いて、何を思い浮かべますか?
「理想はあるけど、何から始めたらいいかわからない」という方も大丈夫!
ここではキッチンをぐっと身近にする情報をシンプルにまとめています。
あなたのお気に入りを詰め込んだ、理想のキッチンを探しましょう!

1理想のキッチンを考えてみよう

キッチンリフォームを経験した方を対象にアンケートを実施し、
キッチンを選ぶときに最も大切にしたポイントを伺いました。
ご自身の優先順位を考えるきっかけとして、
参考にしてみてはいかがでしょうか。

  1. 1位 収納のしやすさ
  2. 2位 掃除のしやすさ
  3. 3位 調理のしやすさ

(LIXIL システムキッチンユーザー2021年調査 N=733)

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実際の使い心地に関わる項目はみなさんが気にするポイントに。
メインの調理だけではなく、お手入れや収納にも関心が高いことがわかります。

2システムキッチンの基本を知ろう

システムキッチンを構成するパーツの名称をまずは知りましょう。
特長あるパーツを組み合わせて、理想のキッチンへ。

システムキッチンイラスト

①レンジフード

写真:レンジフード

お手入れ簡単なレンジフードがおすすめです。

②ウォールキャビネット

写真:ウォールキャビネット

よく使うものを使いやすく収納する工夫ができます。

③加熱機器

写真:加熱機器

使い慣れたガスコンロ、オール電化にはIHヒーターなど、清掃性や機能性から選びましょう。

④ワークトップ

写真:ワークトップ

熱やキズ、汚れに強いセラミック素材のほか、人造大理石やステンレスなど、選択肢も豊富です。

⑤水栓金具・浄水器

写真:水栓金具・浄水器

水の出し止めを自動で行う水栓や、浄水器内蔵の水栓が人気です。

⑥シンク

写真:シンク

素材やカラー・サイズ・機能など、こだわりたい条件から選べます。

⑦フロアキャビネット

写真:フロアキャビネット

「使う場所の近くで、すぐ取り出せる」を基本に組み合わせしましょう。

⑧食器洗い乾燥機

写真:食器洗い乾燥機

高い水温と強い水圧で、汚れもスッキリ。手洗いで手荒れしてしまう人にもおすすめです。

3キッチンのスタイルを選ぼう

キッチンを実際に使っている様子をまずはイメージ。
それぞれのライフスタイルに合わせたキッチンスタイルを選びましょう。

キッチンを見せる

作業効率をアップする
壁付スタイル

壁付型

写真:壁付スタイルのキッチン

  • ◎キッチン空間が広く感じられ、調理に専念できて効率的。
  • △家族に背中を向けるので、家の中の様子がわかりにくい。

開放感あふれる
対面スタイル

オープン対面型
センターキッチン

写真:開放感あふれる対面スタイルのキッチン

  • ◎開放感があり会話もしやすい。
  • △手元が丸見えで、散らかっていると目立つ。

調理作業
に専念

コミュニケーション
を重視

落ち着いて作業できる
独立スタイル

造作対面型

写真:独立スタイルのキッチン

  • ◎食事も調理も落ち着いてでき、会話もできる。
  • △ダイニングとキッチンの空間が分断されやすい。

気になる手元を隠せる
対面スタイル

オープン対面型
パーテーション対面

写真:手元を隠せる対面スタイルの写真

  • ◎カウンター越しに会話も料理も楽しめる。
  • △センターキッチンよりワークトップが狭い。

キッチンを隠す

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キッチンでの過ごし方によって、スタイルも大きく異なってきます。
収納スペースとキッチンの見え方など、空間デザインも意識してみましょう。

4使いやすいキッチンのポイントを知ろう

キッチンを選ぶための基準となる数字などを知ることで、
自分にぴったりの理想のキッチンを判断していきましょう。

効率よく作業できるキッチンは
“ 動線 ”をチェック!

理想のワークトライアングルの合計は
360cm 〜 660cmが目安

イラスト:ワークトライアングル

シンク・コンロ・冷蔵庫の距離の合計をワークトライアングルと呼びます。頻繁に使う3つの場所へ、それぞれ2〜3歩で移動できる距離がおすすめです。

作業スペース・通路スペースの広さは
作業人数が目安

イラスト:1人で調理する場合の必要スペース
1人で調理する場合

作業スペースが90cm 前後あれば引き出しを開けて物が取り出せます。また、通路スペースが80cm あれば、お盆を持ってラクに通ることができます。

イラスト:2人で作業する場合の必要スペース
2人で調理する場合

通路スペースを120cm 前後確保することで調理している人の後ろもお盆を持って通ることができます。

体に合った
ワークトップの高さをチェック!

作業しやすい高さは
身長(cm)÷ 2 + 5 cmが目安

イラスト:低すぎて腰に負担がかかるワークトップの高さ

低すぎる

イラスト:丁度よい高さで疲れにくいワークトップの高さ

丁度よい高さ

イラスト:高すぎて肩や腕に負担がかかるワークトップの高さ

高すぎる

身長に合わせた高さを選ぶことで、作業の効率がよくなり、長時間の作業でも疲れにくくなります。
身長160cmの場合:160cm ÷ 2 + 5 = 85cm

調理スペースの広さは
まな板サイズが基準

理想の調理スペースの広さは
60〜90cmが目安

イラスト:調理スペースが60〜90cm
◎ 調理スペースが60〜90cm

必要な道具や食材を置くことができ、ワークトップの手前だけでゆったり作業できる。

イラスト:調理スペースが60cm未満
△ 調理スペースが60cm 未満

必要な道具や食材が置ききれず、ワークトップの奥まで作業スペースとして使っている。

設置スペースに合わせて
自由にアレンジ

シンクやコンロの位置
キッチン本体の奥行が選べる。

イラスト:右側シンクと左側シンク
シンクやコンロの左右位置を変更

壁とキッチンの位置関係や動線との兼ね合いを考えてレイアウトを変更できます。

イラスト:奥行60cmと65cmのキッチン
奥行を選べる

設置スペースに合わせてキッチンの奥行を選ぶことができます。

5周辺収納も一緒に考えよう

キッチンと一緒に周辺収納も考えることで、
より使い勝手の良いキッチン空間にすることができます。

全体の間口をまずは確認

収納を設置する全体の間口を確認しましょう。収納以外にも、周りに置く予定の冷蔵庫やウォーターサーバーのサイズ、窓や建具の位置なども要チェックです。

収納する持ち物について確認

お手持ちの家電や食器、これから購入予定のものも含めて、設置する数やサイズを確認しましょう。使う頻度なども考慮しつつ、スペースがどれくらい必要か考え、カウンター部分のサイズやカップボードとの配分などを決めていきましょう。

ベーシック

総間口 180cm

イラスト:90cm幅のカウンターに電子レンジ、その下段に炊飯器とポットを設置できるキッチン収納

電子レンジをカウンターに、炊飯器とポットは下段に収納する、すっきりとしたベーシックなプラン。

CHECK

壁に固定するから倒れにくく、ウォールキャビネットを設置したり、天井近くまで収納することができるのもメリットです。

アレンジ①

総間口 180cm

イラスト:電子レンジとトースターを並べて設置できる105cm幅のカウンターがあるキッチン収納

15cmの差で大きく違う?

カウンタースペースを広げれば、電子レンジとトースター置き場も余裕に。家電やゴミ箱の収納もあります。

CHECK

置きたい家電の寸法を確認し、カウンタースペースを考えましょう。

アレンジ②

総間口 180cm

イラスト:電子レンジやトースター、その他の家電も並べられる180cm幅のカウンターと吊り戸棚があるキッチン収納

カウンターを広くとる

おしゃれな家電をカウンターに並べて、見た目にも楽しくお料理!長めの吊り戸棚は、手が届く範囲を食器棚の代わりにしても。

CHECK

調理家電の多い人には、お勧めのレイアウトです。

アレンジ③

総間口 180cm

イラスト:作業スペースも確保できる180cm幅のカウンターを高めに設置したキッチン収納

ハイカウンター

カウンターを高くして、電子レンジを使いやすい位置に。レンジから出したものの一時置き場や盛り付けるスペースを確保して作業効率UP。

CHECK

高めのカウンターを用意することで下段の収納量もアップします。

アレンジ④

総間口 255cm

イラスト:135cm幅のカウンターのあるキッチン収納と120cm幅の大容量ストッカー

全体的に広いパターン

収納スペースに余裕があれば、大容量ストッカーとの組み合わせが可能。食器棚+食品庫として引き戸の左右を使い分けるのはいかがでしょうか。

CHECK

食器だけでなく、食品ストックの置き場所も事前に検討しておきましょう。

アレンジ⑤

総間口 270cm

イラスト:キッチン家電や小物等をディスプレイ感覚で収納できるキッチン収納

使い勝手に優れた見せる収納

お気に入りの小物やこだわりのキッチン家電をディスプレイ感覚で収納。見せるとしまうをバランス良く考え、圧迫感のない広々空間が作れます。

CHECK

インテリアにこだわりのある方は、リビングからの見た目もチェックしましょう。

条件やこだわりを選んであなたにおすすめのプランを探しましょう!かんたんプラン選び