トイレえらびのポイント

理想のトイレ空間について想像したことはありますか?
トイレはプライベートな空間でありながら、お客さまが使われる部屋でもあります。
ここでは、トイレを誰もが居心地よく過ごせる部屋にするための
えらび方のポイントをシンプルにまとめています。

1理想のトイレを考えてみよう

トイレリフォームを経験した方に「トイレを選ぶときに最も大切にしたポイント」についてアンケートを実施しました。
ご自身の優先順位を考えるきっかけとして、参考にしてみてはいかがでしょうか。

  1. 1位 お掃除がしやすい
  2. 2位 汚れがつきにくい
  3. 3位 節水性に優れている
  4. 4位 居心地よく落ち着いて過ごせる
  5. 5位 快適な機能が充実している
  6. 6位 広さに余裕がある

n=1,500( 2011〜2020年にトイレリフォームを実施した方)
2020 年9 月 LIXIL 調べ

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お掃除のしやすさや清潔性など機能面が上位に集まるなか、
落ち着いて過ごせるなど、居心地のよさを求める方も多くいることがわかります。

2トイレの基本を知ろう

一般的なトイレの形や空間の広さ、また使われる水の量や節水について知ることで理想のトイレを考えるきっかけにしましょう。

今のトイレは大きく分けて3タイプ

タンクレストイレ

水を貯めておくタンクをなくしたタイプ。タンクがないことと高い機能性で、トイレを広く、そして心地よく使うことができます。

収納付きトイレ

タンクや給水管を部材で覆い、キャビネットにすることで収納スペースをつくり出したタイプ。空間がすっきりし、消耗品や掃除道具を入れておけます。また、便器が床から離れたタイプを選べば、デザイン性も高く、お掃除もカンタンに。

タンク付き洋風便器

「便器部・便座・タンクの3点構成」「便器部・機能部(タンク+便座)の2点構成」の2種類あります。前者は将来的に便座だけでも交換が可能、後者はすき間が少なくお掃除がラク、というメリットを持っています。

一般的なトイレの広さは3タイプ

トイレ空間の寸法もおおむね3種類。
どんなトイレを置けるか、収納アイテムや手洗器などの
設置イメージもしやすくなります。

0.4坪

トイレの広さ:78cm、123.5cm

トイレのみを設置する場合、十分な広さです。コンパクトなデザインであれば手洗器も設置可能です。

0.5坪

トイレの広さ:78cm、169cm

戸建住宅によく使われる寸法です。トイレ用手洗器を設置しても十分な広さが保てます。

0.75坪以上

トイレの広さ:123.5cm、169cm

収納力がある大きめの手洗器が入る寸法です。バリアフリーを想定する場合もおすすめです。

Column

イラスト:お風呂

3日でおフロ1杯以上の節水効果

一般家庭では、トイレに使う水の量は全体の21%にもなります。最新のトイレでは、強い洗浄力はそのままに従来品よりも大幅に洗浄水量を減らすなど、地球環境に配慮されています。20年前のトイレと比べ、3日でおフロ1杯分以上節約することができます。

※20年前のトイレ大洗浄8Lと当社大洗浄5Lにて比較
【設置条件】4人家族(男性2人、女性2人)が大1回/人・日
小3回/人・日

3トイレ空間としての付属品を知ろう

理想のトイレ空間は便器本体だけでは完成しません。
手洗器、収納棚、アクセサリーなど暮らしのスタイルに合わせた
組み合わせを考えていきましょう。

トイレの写真

壁材

ビニールクロス(壁紙)が多く使われますが、アクセントに脱臭・調温機能が付いた内装壁機能建材を使って特別な空間を作ることもできます。

床材

水はねや、湿気にも強い素材のフローリングなど、耐水性・掃除のしやすさも考慮した賢いトイレの床材選びをしましょう。

紙巻器・タオル掛

写真:紙巻器・タオル掛

紙巻器・タオル掛

デザイン・素材別に豊富なシリーズがラインアップされています。

収納

写真:収納

収納棚

デッドスペースを生かした吊戸棚や収納力とデザイン性を重視した埋め込みタイプも。

手すり

写真:手すり

空間にもなじみやすい木製手すりやスッキリしたデザインのはね上げ手すりが、立ち座りをサポートします。

手洗器・化粧鏡

写真:手洗器・化粧鏡

トイレ空間に合わせて手洗器のサイズを選びましょう。手を差し出すと吐水する水栓も便利です。化粧鏡をつけると身だしなみもチェックできます。

4生活スタイルに合ったトイレを選ぼう

トイレを実際に使っている様子をまずはイメージ。
それぞれのライフスタイルに合わせた設置場所やプランを選びましょう。

暮らしのスタイルとしっかり結び付ける

トイレの広さに合わせて、暮らしの中でどう使うかをイメージしましょう。
それによって選ぶ便器や周辺アイテムも変わり、インテリアのアイデアも湧いてきます。
ここでは、どんな空間が考えられるかいくつかの例を紹介します。

おもてなし空間としてトイレを考える

トイレは家族だけではなく、訪れたお客さまにも心地よく使っていただきたい場所。お客さまの来訪前には必ず掃除する場所でもあります。狭い空間でもコンパクトなトイレを使えば、手洗器も置けるゆったりとしたおもてなし空間を演出できます。また、自動で開閉する便座や自動洗浄機能を使えば非接触でご利用いただけます。

写真:自動便器洗浄、便フタ自動開閉

使う人みんながラクな姿勢で手洗いできるように

手洗器を便器上部とは別の場所に設置することで、さまざまなメリットが生まれます。子どもも大人もラクな姿勢で手洗いができるので、周囲に水滴が飛び散ることも少なく清潔さを保持。自動水栓にすれば水栓金具に触れる必要もなく、接触への不安も減らせます。

写真:手洗器で手を洗ってる様子

ベッドサイドにトイレを設置するメリット

リフォームによってトイレを寝室に隣接させることができれば、ひと続きになった新たなプライベート空間に。トイレ+パウダールーム、寝室を引き戸でつなぐことで行き来も簡単になり、利便性も向上。トイレ介護が必要な場合も、負担を減らすことができます。

写真:夜中のトイレの様子

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一口のトイレといっても用途や設置場所によって、求められる広さや機能は異なります。
家族の生活スタイルや将来設計も含めてイメージしてみましょう。

5トイレのお手入れを学ぼう

トイレ空間は便器本体や床などお掃除が大変なもの。
毎日使うトイレだからこそ、お掃除がラクなものを選びましょう。

最新のトイレはお掃除のしやすさが考えられている

最新のトイレでは水アカや汚物がカンタンに落とせるようになっていたり、
そもそも汚れの原因になるキズがつきにくくなったりしています。
また、便器の形状そのものやすき間汚れが掃除しやすくなる機能など、
お手入れしやすい構造に設計されています。

お掃除がもっとラクなトイレとは?

水アカや汚物が落ちやすい素材

最新の衛生陶器では、リング状の黒ずみや便器のくすみの原因である水アカを化学的に防ぐことができ、日頃のお手入れだけで水アカを落とすことができます。また傷つきにくく、水に馴染みやすい素材なので、洗浄をする度に水が汚物の下に入り込み、浮かび上がらせて洗い流せます。

日々のお手入れをラクにする形状

従来の便器は、本体に凹凸やフチに深い折り返しがあり、汚れがたまりやすい構造となっていました。最新の便器は形状が工夫され、それらの問題を解消。日々のお手入れをサッと終わらせることができます。

すき間汚れに対応した機能

最新のトイレには、汚れの入り込みやすい便座側面の継ぎ目をなくすほか、便座の裏に防汚素材を使って汚れが落ちやすくしたり、便座が真上に持ち上がり便器と便座のすき間に入り込んだ汚れをカンタンに拭き取れるなど、工夫された機能がたくさんあります。

Column

収納付トイレで収納とお手入れをラクラクに

住宅用としては新しい壁掛スタイルのトイレも。
便器が浮いているので、大変だった床掃除もサッとひと拭きでき、
排水管やコードが露出したタンクもすっきり隠して、
消耗品やお掃除道具もストックできます。

お掃除がカンタン

写真:トイレの下を掃除している様子

便利な収納スペースも

写真:豊富な収納スペースの有るトイレ

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