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大理石調タイルのトレンドを探る。

デジタルプリントの技術によって、よりリアルな柄がつくれるようになり、タイルは大きく進化しました。DTL(デザイナーズ・タイル・ラボ)では、「スーパーリアル」のなかで、大理石、石、木、セメント、ガラスをリアルに再現したタイルについて紹介していますが、今回は、ヨーロッパを中心とした大理石調タイルのトレンドについてお話ししたいと思います。

アイコニック

写真01

パルピス

写真02

大理石調タイルの色の幅が、大きく広がった。

大理石調タイルというと、白や黒の印象がありますが、ブルー系やグリーン系、ブラウン系といった珍しい色味も見られるようになりました。たとえば、写真01はDTLの「アイコニック」です。こういった色味を強調したタイルはアクセント的に使われています。
写真02の床はDTLの「パルピス」で、こげ茶が特徴的なスペイン産の大理石“パルピス”を再現しています。

マルモア

写真03

マルモア

写真04

明るいシルバー系のものや、グレー~グレージュのものは、コンクリートに変わるグレー素材としても注目を集めています。DTLで定番となっている「マルモア」でも、写真03や写真04のようなグレー系を用意しています。

マルモア

写真05

マルモア

写真06

大理石の定番カラーである黒大理石は、今も変わらず人気があります。デジタルプリントの初期のタイルでは「黒」といってもダークグレーのような色でしたが、最近ではより黒々とした色を再現できるようになりました。DTLの「マルモア」は、深みのある黒を表現しており、高級感を演出できるタイルとして評価されています(写真05)(写真06)。

マルモア

写真07

また、近年、“ゴールド”と呼ばれるベージュ系の縞模様も、定番になりつつあります。写真07のようなグレーとゴールドのミックス柄は、華やかさとナチュラル感を併せ持っており、木の色味とも相性がよく、やわらかい雰囲気の空間を演出できます。

アイコニック

写真08

スティーレマルミ

写真09

大理石調タイルは、柄も形状も広がりを見せている。

柄や形状に目を向けると、大理石調タイルをグラフィカルに扱うような使い方が注目されます。
たとえば、写真08では、小さな形状の大理石調タイルを組み合わせ、グラフィカルに使っています。使用しているのはDTLの「アイコニック」です。
写真09は、DTLの「スティーレマルミ」。幅の異なるボーダーの組み合わせが、高いデザイン性を感じさせます。

白黒の境界線をぼかしたような柄

写真10

自然物をそのまま再現したような複雑な石柄

写真11

また、白黒の境界線をぼかしたような柄や、自然物をそのまま再現したような複雑な石柄も出てきています。
天然の大理石はどうしても、ヒビや汚れに見えるような箇所がありますが、それをすべて取ってしまうと人工的な印象になってしまいます。本当に必要のない部分だけをデータ上で消し、“複雑で美しい自然物”としてのギリギリのラインを追求するのが、大理石調タイルのひとつのトレンドと言えるでしょう。

ここまで、大理石調タイルのトレンドの一端を見てきましたが、定番のものから、これまで以上に複雑な色・柄まで、表現の幅が大きく広がってきているように思います。大理石調タイルが使われる空間に関しても、ゴージャス、エレガントな空間だけでなく、モダン、ナチュラル、カジュアルへとスタイルの幅が広がってきており、デザイナーにとって、さらに「おもしろい素材」となっているのではないでしょうか。

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