大理石調タイルのトレンドを探る。
デジタルプリントの技術によって、よりリアルな柄がつくれるようになり、タイルは大きく進化しました。DTL(デザイナーズ・タイル・ラボ)では、「スーパーリアル」のなかで、大理石、石、木、セメント、ガラスをリアルに再現したタイルについて紹介していますが、今回は、ヨーロッパを中心とした大理石調タイルのトレンドについてお話ししたいと思います。
写真03
写真04
明るいシルバー系のものや、グレー~グレージュのものは、コンクリートに変わるグレー素材としても注目を集めています。DTLで定番となっている「マルモア」でも、写真03や写真04のようなグレー系を用意しています。
写真05
写真06
大理石の定番カラーである黒大理石は、今も変わらず人気があります。デジタルプリントの初期のタイルでは「黒」といってもダークグレーのような色でしたが、最近ではより黒々とした色を再現できるようになりました。DTLの「マルモア」は、深みのある黒を表現しており、高級感を演出できるタイルとして評価されています(写真05)(写真06)。
写真09
大理石調タイルは、柄も形状も広がりを見せている。
柄や形状に目を向けると、大理石調タイルをグラフィカルに扱うような使い方が注目されます。
写真09は、DTLの「スティーレマルミ」。幅の異なるボーダーの組み合わせが、高いデザイン性を感じさせます。
※写真09の擬似目地タイプは限定在庫品となります。
ここまで、大理石調タイルのトレンドの一端を見てきましたが、定番のものから、これまで以上に複雑な色・柄まで、表現の幅が大きく広がってきているように思います。大理石調タイルが使われる空間に関しても、ゴージャス、エレガントな空間だけでなく、モダン、ナチュラル、カジュアルへとスタイルの幅が広がってきており、デザイナーにとって、さらに「おもしろい素材」となっているのではないでしょうか。
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