浴室や洗面室にお薦めの「サーモタイル」。
タイルの熱流束(熱が伝わる速度)を小さくすることで、ヒンヤリ感を軽減できます。
従来のタイルに比べ、熱流束(熱が伝わる速度)を小さくすることで、足から逃げる熱を少なくして、冷たさを感じにくくしています。
私たちはモノに触れた時、熱を奪われるため、冷たさを感じます。従来のタイルは、「サーモタイル」に比べ、熱流束(熱が伝わる速度)が大きくなり、足から奪われる熱が多くなるので、冷たく感じます。
10℃に冷やした「サーモタイル」と「従来の床タイル」に、10秒間接した後の足うらの温度分布をサーモグラフで示しています。「サーモタイル」に触れていた左側の足は赤い部分の面積が大きく、体温の低下が少ないことがわかります。
サーモタイル浴室床タイプ 〈ソフライムⅡの例〉
表面電子顕微鏡写真
浴室床タイプは濡れた足でもすべりにくい凹凸面状です。大浴場にも使用できるすべり抵抗値(C.S.R・B)を持つように管理されています。
サーモタイル内床・壁タイプ 〈ソフライムⅡの例〉
表面電子顕微鏡写真
内床・壁タイプは拭き掃除の楽な凹凸を細かく抑えた面状です。ストッキングで歩いても引っ掛かりの少ないドライエリア用面状です。
※ 水濡れ時は多少すべりやすくなりますので、マットなどを敷いてください。
※一部の商品は浴室床タイプと内床・壁タイプをご用意しています。以下のリンク先情報は浴室床タイプです。
●日常のメンテナンスは浴室用洗剤をかけてブラシやタワシ等でこすり洗いしてください。その後十分な水で洗剤成分を洗い流し、使用環境による汚れ付着防止のため、できる限り水を残さないようお願いいたします(水切りワイパー、布などでふき取ってください)。皮脂汚れやシャンプー、リンス等はシャワーだけでは落ちにくい場合があります。
●特に黒、茶等濃色のタイルでは皮脂やシャンプー、リンス等の乾燥物が白い汚れとなって目立ちやすいため、こまめにメンテナンスしてください。
●毛染め剤等細かな粒子の汚れがタイルの微細な凹凸に入って時間が経過すると落ちにくくなりますので、可能な限り早く洗い流してください。
●皮脂やシャンプー、リンス等の白い汚れ等が落ちにくくなった場合は、アルカリ系洗剤(商品名:マジックリン(花王(株))、ドメスト(ユニリーバ・ジャパン(株))等)とブラシやメラミンスポンジ(商品名:激落ちくん(レック(株))等)を使って汚れをこすり落としてください。研磨剤入りの洗剤やスポンジではタイルが傷付く場合がありますのでご注意ください。
●その後は上記の日常のメンテナンスを行ってください。
●毛染め剤等が付着して落ちにくい場合は塩素系漂白剤とブラシやスポンジを用いてこすり洗いを行い、その後十分な水で洗い流してください。
●特に大浴場にご使用の場合、タイルの上に皮脂汚れや石鹸カスが残っているとすべりやすく大きなけがにもつながります。転倒事故を未然に防ぐため、正しいメンテナンスをお願いします。
●毎日の汚れ落としには浴室用洗剤(商品名:バスマジックリン業務用(花王(株))等)をご利用ください。
●液体クレンザーやブラシには、研磨粒子が入ったものがあります。浴槽などの樹脂製品・金属製品・タイルや大理石等の素材をこするとキズがつく恐れがありますので、目立たないところで確認してからご使用ください。電動ポリッシャーをご使用になる場合は、研磨粒子入りのパッドは使用しないでください。タイル表面が摩耗してすべりやすくなります。「大浴場メンテナンスマニュアル」には具体的な清掃方法の例を記載していますので、ビジネスユーザー向け情報サイト「LIXILビジネス情報」でご覧いただき、この方法を実際に清掃する方に必ず伝達してください。
●床タイルに水をまき、浴室用洗剤をかけて、泡が出るまで不織布ナイロンブラシまたは電動ポリッシャーでこすり、約2〜3分置いた後、十分な水で洗い流してください。
●洗った後にヌルヌル感が残るようなら、さらに塩素系漂白剤をかけてこすります。こすった後は十分な水で流してください。
●洗った後に手で触ってヌルヌル感のないことや洗剤が残っていないことを確認してください。