KNOWLEDGE リモートワーク時代に考える住まいの「快適さ」と「省エネ」
コロナ禍をきっかけに普及したリモートワーク。新型コロナウイルスが「5類」に移行した後も、多くの企業で継続して採用されています。しかし、長時間在宅することで、改めて気になりはじめた住まいのお悩みもあるのではないでしょうか。今回は、リモートワーク時代における住まいの「快適さ」と「省エネ」について考えていきます。
リモートワークの今
国土交通省の「令和4年度テレワーク人口実態調査」によると、2022年の雇用型就業者のうち、リモートワークを実施している人の割合は全国で26.1%。前年度から少し減少しているものの、新型コロナウイルスが蔓延する前の2019年に比べると高い割合で推移しており、リモートワークは、今後も一定の水準で続いていくと考えられます。
おうち時間増加で冷暖房費も増大
家で過ごす時間が増えると、毎⽉の冷暖房費も気になるところ。特に最近は、不安定な社会情勢の影響により化⽯燃料の価格が上昇し、光熱費が⾼騰。家計への負担も増加しています。毎⽇の出費を少しでも節約するためにも、家庭のエネルギー消費の約4分の1を占める冷暖房の負荷を減らすことが⼤切です。
改めて気になり始めた家の温度環境
エアコンをONにしているのに、部屋が暑かったり、寒かったりしてなかなか仕事に集中できない…。自宅で長時間仕事をするようになって、室内を快適な温度に保つことの大切さに、改めて気づいた方も多いのではないでしょうか。このような部屋の暑さ・寒さは、窓などの開口部が原因となっているかもしれません。
熱の出入りの大半は開口部から
家の温度環境に影響を与えているのは、さまざまな場所で起きている熱の出入りです。その中で最も割合が高い場所が、窓などの開口部。熱の出入りのうち、夏は73%、冬は58%と、家の温度環境に大きく関わっています。
開口部の断熱性向上で快適&省エネ
気になる冷暖房費を抑えたり、家での仕事を快適にするためにも、おすすめなのが断熱リフォーム。特に窓などの開口部の断熱リフォームは、比較的着手しやすく効果的。今後も続くであろうリモートワーク時代に、家をより心地よい空間にすることができます。