THINK HEAT ヒトと地球にやさしい温度とは? なぜ「温度」を意識する事が大切なの?

待ったなしの地球温暖化問題。
冷暖房の使い過ぎも
大きな課題の一つです。

日本の年平均気温 次の100年で約4.4℃上昇

上昇し続ける地球の平均気温。ここ日本も例外ではなく、このまま現状を上回る対策を取らないと、最悪の場合約4.4℃上昇する可能性があると言われています。

※出典:AR5 WG1政策決定者向け要約SPM.1(a)、気象庁HP「これからの日本の気候変化」RCP8.5シナリオのケース

地球温暖化問題の解決に向けて「緩和」策と「適応」策を両輪で進めていくことが大切。

地球温暖化問題の解決に向けて「緩和」策と「適応」策を両輪で進めていくことが大切です。

グラフ:家庭で消費しているエネルギーのうち、26.4%が冷暖房によるもの。

家庭の冷暖房の過度な使用を抑えることも、重要な省エネ対策のひとつです。

※出典:資源エネルギー庁「平成30年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2019)

でも、省エネのがんばり過ぎに
ご注意ください。
大切な家族の健康を守るために。

室内の暑さ・寒さが、家族の命を
おびやかすことも。

省エネ・節電のためといって、冷暖房の使用をついつい我慢してしまう。
これは、エコの観点からは望ましい一方、家族の健康に少なからず影響を与える恐れがあります。
暑さ・寒さが体に大きな負担を与え、ときに家族の命をおびやかすこともあるのです。

夏、室内熱中症で緊急搬送される人 年間約3.8万人

近年、夏はどんどん暑く長くなってきており、
熱中症で救急搬送される人は年間約7.1万人にものぼりました。
そのうち4割は、住居で熱中症になっています。

※出典:総務省消防庁令和元年(2019年)11月6日報道発表資料より
(「住居」は「住居(敷地内全ての場所を含む)」数値を使用)
ヒートショックに関連して入浴中に急死される人年間約1.9万人

ヒートショックとは、暖かい部屋と冷えた部屋との
温度差で血圧が乱高下し、心筋梗塞や脳卒中を起こすこと。
ヒートショックが要因の一つである入浴中の死亡者数は、
交通事故による死亡者数の約4倍です。

※出典:平成29年(2017年)1月25日 消費者庁ニュースリリース
「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故にご注意ください!」
警察庁「平成25年中の交通事故死者数について」
※入浴中の死亡者数の出典と同年度の交通事故死者数を使用(令和元年(2019年)年間交通事故死亡者数は3,215人)

クール de ピース プロジェクト 室内熱中症から家族を守ろう

熱中症の約4割は住居で発生しています。室内の暑さ対策には、外付日よけ「スタイルシェード」などで室内温度の上昇を抑える環境づくりが大切。LIXILは自治体と協働し『室内熱中症対策強化』を推進し、室内熱中症予防や日よけ習慣の啓発に努めています。

設置施設からの声 目隠し効果・通気性と想像以上に良くて大満足です。 玉井保育所/シェードの効果を実感できました。操作性も良く大助かり! 藤原保育園

詳しく見る

実現したいのは、
「省エネ」と「健康・快適」の両立。
そのために、知っておきたい
「温度」があります。

「地球にやさしい温度」

例えばエアコンの設定温度を1℃変える。

夏の冷房時は設定温度を1℃高くすると約13%、冬の暖房時は設定温度を1℃低くすると約10%の消費電力が削減できます。

夏は冷房設定+1度 冬は暖房設定-1度

「ヒトにやさしい温度」

夏は28℃以下※1、冬は18℃以上※2

それが、家族を守る室内温度の指標です。省エネのためといって、冷暖房を控えたり、温度を極端に上げ下げしないことが大切です。

夏は冷房設定28度以下 冬は暖房設定18度以上

※1 出典:環境書「熱中症環境保健マニュアル」

※2 出典:英国保健省2009年次報告書(英国の住宅に関する指針によると「18℃未満」は循環器系疾患などの健康リスクが高まるとされている)

ぜひ、温度計を
確認してみてください。
冷暖房の設定温度と同じに
なっていますか?

冷暖房の設定温度と室内温度は別物。
必ずしも同じ温度になるとは限りません。

エアコンが頑張っても、実際には設定温度通りに室内温度が届いていないことがあります。

こまめに冷暖房の設定温度を調整して、
上手に温度をコントロール。

健康で快適な温度を保つためにも、冷やし過ぎ・暖め過ぎを防いで省エネしましょう。

※出典:(−社)日本建材・住宅設備産業協会省エネルギー建材
普及促進センター「省エネ建材で、快適な家、健康な家」

室内の快適さを
キープするためには、
窓やドアの遮熱性・断熱性を
見直すことも大切です。

室内温度が設定温度通りにならないのは、室内外の熱の出入りが主な原因。家の断熱性が低いと、暖めた空気が外に逃げてしまうため、温度差ができてしまいます。

より心地よく、より省エネへ。
住まいの断熱性が高まれば、毎日の暮らしが変わります。

部屋の快適さを外へ逃さず、部屋のすみずみまで快適

リビングも、お風呂・脱衣所、トイレ、玄関も、家中どこでも心地いい。

夜、冷暖房を止めた後も、朝まで快適さがつづく。

お近くの
LIXILショールームで
お待ちしております。
営業時間
午前10時〜午後5時
休館日
毎週水曜日(祝日の場合は営業)・夏期(8/13〜16)・年末年始

※一部のショールームは休館日が異なります。詳しくは各ショールームのホームページをご確認ください。

写真:住まいスタジオ入り口

リクシル 快適暮らし体験 住まいスタジオ

断熱性の違いで、快適さはどう変わる?
LIXILショールーム東京内「住まいStudio」で
体感できます。

住宅の断熱性能の違いによる冬の室内温度の感じ方、夏の強烈な陽射しの対処方法など、一年を通して快適な暮らしを送るために必要なことを学んでいただける「体験型ショールーム」です。(完全予約制)

みんなで一緒に 「THINK HEAT」 温度について考えるきっかけをさまざまな人たちへ

地域社会へ

自治体との協働プロジェクト

LIXILは埼玉県熊谷市や熊本県西原村等の自治体と連携して、
”夏でも快適に過ごせる室内環境づくり”を推進。
室内熱中症予防や日よけ習慣の啓発に取り組んでいます。

  • 埼玉県熊谷市 × LIXIL

    保育所などの施設に「スタイルシェード」贈呈、市民対象の「室内熱中症予防セミナー」開催、熊谷市民モニター宅と無人住宅で有識者の方とともに実証実験など実施しました。

    「室内熱中症予防セミナー」
    開催

    市民モニター宅と無人住宅で
    実証実験を実施

  • 熊本県西原村 × LIXIL

    室内熱中症予防の啓発活動を通じ、熊本地震の復興支援として、災害公営住宅をより快適に過ごしていただけるよう、外付日よけ「スタイルシェード」を贈呈しました。

    災害公営住宅に
    「スタイルシェード」を贈呈

    入居者の方への説明会

  • 子供たちへ

    小学校への出前授業

    未来を担う子どもたちが「ヒトと地球にやさしい温度」について考えるきっかけとして、LIXIL社員が講師をつとめる「出前授業」を実施。
    子どもたちに教えることで社員自身も学び、触発されています。

  • お客様へ

    ショールームにて温度計配布

    室内温度を意識するきっかけづくりとして、ショールームにご来場いただいたお客さま合計1万人にオリジナル温度計を配布。
    夏は「室内熱中症対策」、冬は「ヒートショック」の正しい理解の浸透と対策の啓発を推進しています。

  • 従業員へ

    緑のカーテン推進活動

    LIXILでは、夏の暑さ・省エネ対策と社員の環境意識向上を目的に、全国の事業所や工場で緑のカーテンを設置。
    育てる経過を社内SNSで共有し、結果を従業員が投票、表彰するアワードも実施しています。