待ったなしの地球温暖化問題。
冷暖房の使い過ぎも
大きな課題の一つです。
上昇し続ける地球の平均気温。ここ日本も例外ではなく、このまま現状を上回る対策を取らないと、最悪の場合約4.4℃上昇する可能性があると言われています。
※出典:AR5 WG1政策決定者向け要約SPM.1(a)、気象庁HP「これからの日本の気候変化」RCP8.5シナリオのケース
地球温暖化問題の解決に向けて「緩和」策と「適応」策を両輪で進めていくことが大切です。
家庭の冷暖房の過度な使用を抑えることも、重要な省エネ対策のひとつです。
※出典:資源エネルギー庁「平成30年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2019)
でも、省エネのがんばり過ぎに
ご注意ください。
大切な家族の健康を守るために。
室内の暑さ・寒さが、家族の命を
おびやかすことも。
省エネ・節電のためといって、冷暖房の使用をついつい我慢してしまう。
これは、エコの観点からは望ましい一方、家族の健康に少なからず影響を与える恐れがあります。
暑さ・寒さが体に大きな負担を与え、ときに家族の命をおびやかすこともあるのです。
近年、夏はどんどん暑く長くなってきており、
熱中症で救急搬送される人は年間約7.1万人にものぼりました。
そのうち4割は、住居で熱中症になっています。
(「住居」は「住居(敷地内全ての場所を含む)」数値を使用)
ヒートショックとは、暖かい部屋と冷えた部屋との
温度差で血圧が乱高下し、心筋梗塞や脳卒中を起こすこと。
ヒートショックが要因の一つである入浴中の死亡者数は、
交通事故による死亡者数の約4倍です。
※出典:平成29年(2017年)1月25日 消費者庁ニュースリリース
「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故にご注意ください!」
警察庁「平成25年中の交通事故死者数について」
※入浴中の死亡者数の出典と同年度の交通事故死者数を使用(令和元年(2019年)年間交通事故死亡者数は3,215人)
実現したいのは、
「省エネ」と「健康・快適」の両立。
そのために、知っておきたい
「温度」があります。
「地球にやさしい温度」
例えばエアコンの設定温度を1℃変える。
夏の冷房時は設定温度を1℃高くすると約13%、冬の暖房時は設定温度を1℃低くすると約10%の消費電力が削減できます。
「ヒトにやさしい温度」
夏は28℃以下※1、冬は18℃以上※2。
それが、家族を守る室内温度の指標です。省エネのためといって、冷暖房を控えたり、温度を極端に上げ下げしないことが大切です。
※1 出典:環境書「熱中症環境保健マニュアル」
※2 出典:英国保健省2009年次報告書(英国の住宅に関する指針によると「18℃未満」は循環器系疾患などの健康リスクが高まるとされている)
ぜひ、温度計を
確認してみてください。
冷暖房の設定温度と同じに
なっていますか?
冷暖房の設定温度と室内温度は別物。
必ずしも同じ温度になるとは限りません。
エアコンが頑張っても、実際には設定温度通りに室内温度が届いていないことがあります。
こまめに冷暖房の設定温度を調整して、
上手に温度をコントロール。
健康で快適な温度を保つためにも、冷やし過ぎ・暖め過ぎを防いで省エネしましょう。
※出典:(−社)日本建材・住宅設備産業協会省エネルギー建材
普及促進センター「省エネ建材で、快適な家、健康な家」
室内の快適さを
キープするためには、
窓やドアの遮熱性・断熱性を
見直すことも大切です。
室内温度が設定温度通りにならないのは、室内外の熱の出入りが主な原因。家の断熱性が低いと、暖めた空気が外に逃げてしまうため、温度差ができてしまいます。
より心地よく、より省エネへ。
住まいの断熱性が高まれば、毎日の暮らしが変わります。
部屋の快適さを外へ逃さず、部屋のすみずみまで快適
リビングも、お風呂・脱衣所、トイレ、玄関も、家中どこでも心地いい。
夜、冷暖房を止めた後も、朝まで快適さがつづく。
LIXILショールームで
お待ちしております。
- 営業時間
- 午前10時〜午後5時
- 休館日
- 毎週水曜日(祝日の場合は営業)・夏期(8/13〜16)・年末年始
※一部のショールームは休館日が異なります。詳しくは各ショールームのホームページをご確認ください。
自治体との協働プロジェクト
LIXILは埼玉県熊谷市や熊本県西原村等の自治体と連携して、
”夏でも快適に過ごせる室内環境づくり”を推進。
室内熱中症予防や日よけ習慣の啓発に取り組んでいます。
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埼玉県熊谷市 × LIXIL
保育所などの施設に「スタイルシェード」贈呈、市民対象の「室内熱中症予防セミナー」開催、熊谷市民モニター宅と無人住宅で有識者の方とともに実証実験など実施しました。
「室内熱中症予防セミナー」
開催市民モニター宅と無人住宅で
実証実験を実施 -
熊本県西原村 × LIXIL
室内熱中症予防の啓発活動を通じ、熊本地震の復興支援として、災害公営住宅をより快適に過ごしていただけるよう、外付日よけ「スタイルシェード」を贈呈しました。
災害公営住宅に
「スタイルシェード」を贈呈入居者の方への説明会
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小学校への出前授業
未来を担う子どもたちが「ヒトと地球にやさしい温度」について考えるきっかけとして、LIXIL社員が講師をつとめる「出前授業」を実施。
子どもたちに教えることで社員自身も学び、触発されています。 -
ショールームにて温度計配布
室内温度を意識するきっかけづくりとして、ショールームにご来場いただいたお客さま合計1万人にオリジナル温度計を配布。
夏は「室内熱中症対策」、冬は「ヒートショック」の正しい理解の浸透と対策の啓発を推進しています。 -
緑のカーテン推進活動
LIXILでは、夏の暑さ・省エネ対策と社員の環境意識向上を目的に、全国の事業所や工場で緑のカーテンを設置。
育てる経過を社内SNSで共有し、結果を従業員が投票、表彰するアワードも実施しています。
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