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馬術競技とは

About Equestrian

競技の特長

馬術競技とは、「人と動物とが一体となって競技をする唯一のスポーツ」です。
男性と女性が同じステージで戦い、幅広い年齢層の選手が活躍している競技でもあります。

運動するエネルギーは馬の役割で、そのためのリズムとバランスを与えるのが人の役割です。
だから、“人馬一体”という言葉があるように、
身体能力の優劣よりも、馬と心を通わせて技術を磨くことが重要です。

また、馬も雄馬・雌馬によっても様々な個性があり、
経験を積んだ選手はその馬の個性や性格を活かしながら馬を操ります。

華麗さ、優雅さ、迫力、スピード。
特に馬術競技の一種でもある障害飛越は、ルールもシンプルで、観る競技としても、とても魅力的です。

競技の説明

馬場馬術競技

馬場馬術競技

20m×60mの長方形の競技アリーナ内で行う演技の正確さや美しさを競う競技で、《常歩(なみあし)》、《速歩(はやあし)》、《駈歩(かけあし)》という3種類の歩き方を基本に、様々なステップを踏んだり、図形を描いたりするものです。
演技内容がすべて決められている規定演技と、決められた運動(エレメンツ)を取り入れて演技を構成し、音楽をつけて行う自由演技があります。この競技は、まるでダンスを踊っているかのような演技が特徴です。選手はなるべく小さく、観客からはわからないように馬に合図を送り、馬がそれに応えて正確かつ雄大で華麗な動きをします 。

障害馬術競技

障害馬術競技

競技アリーナに設置された様々な色や形の障害物を、決められた順番通りに飛越、走行するもので、障害物の落下や不従順などのミスなく、早くゴールすることが求められます。
障害物の大きさは、オリンピックなどのトップレベルの大会では、高さは160cm、幅(奥行き)は200cmを超えるものもあり、選手の技術と馬の能力、さらにそのコンビネーションが揃ってこそ、迫力と華麗さを兼ね備えた走行や飛越をみせることができるのです。選手は競技前にコースを下見して、気になるところが無いかや、イメージを膨らませるようにして競技に臨みます。

総合馬術競技

総合馬術競技

馬場馬術競技・クロスカントリー競技・障害馬術競技の3種目を同一人馬のコンビネーションで3日間をかけて行う競技で、その3種目の減点合計の少ない人馬が上位となります。
騎乗馬の能力を正確に把握し、クロスカントリー走行時のコース取りを綿密に計算することや、競技期間を通して馬のコンディションを良い状態に保つことが必要です。世界のトップレベルの大会では、コースの長さが6kmにもなり、飛越する障害物は40を越えます。コースの周りでは観客が楽しみながら応援している風景も見ることが出来る競技です。

エンデュランス競技

エンデュランス競技

エンデュランスは“馬のマラソン”とも言われる競技で、トップレベルの競技会では160kmにも及ぶ長距離を走ります。この競技で必要なのは、人馬ともに元気に走り抜くこと。早くゴールすることも重要ですが、良いコンディションで完走することが何よりも大切です。複数に分けられたレグ(区間)を終えるごとにベットチェック(獣医師による検査)が行われ、合格した馬のみが次のレグに進むことができるルールです。
また、最後まで走り抜いた中で最もコンディションの良い馬には《ベストコンディション賞》がおくられます。これは選手やクルーにとってはとても名誉のある賞なのです。