2018.9.28

ウォークスルークローゼットの使い勝手は?便利な間取りや活用法

住まいづくり
ウォークスルークローゼット

住宅の購入やリフォームをするにあたって、ウォークスルークローゼットの導入を考える人が増えています。ウォークスルークローゼットとは、人が入れるタイプのクローゼットの一つです。人が入れるクローゼットとしてはウォークインクローゼットが有名なので、どちらを選んだら良いかと迷っている人も多いのではないでしょうか。

ここでは、ウォークスルークローゼットとウォークインクローゼットの違いや、使いやすいウォークスルークローゼットのポイントについてわかりやすく解説します。

目次

  1. ウォークスルークローゼットとは何か?
  2. ウォークスルークローゼットとウォークインクローゼットの違い
  3. ウォークスルークローゼットのメリット・デメリット
  4. ウォークスルークローゼットはどこに設けるといいの?
  5. ウォークスルークローゼットを活用するためのコツ
  6. 住宅の利便性を上げるならウォークスルークローゼットがおすすめ

ウォークスルークローゼットとは何か?

ウォークスルークローゼット

ウォークスルークローゼットとは、人が通り抜けできるタイプのクローゼットを指します。出入り口が2つあり、それぞれ別の部屋に通じています。動きやすさや回遊性を高めるため、出入り口には扉を付けないケースがほとんどです。間取りで回遊性が高いという場合、行き止まりがなく室内をぐるっと回れることを意味します。

たとえば、寝室の近くにウォークスルークローゼットを設置したとしましょう。朝起きたらクローゼットを通って、身支度を整えながらリビングに向かえるため、時間を効率的に使えます。 寝室からまっすぐリビングが見える間取りなら、視認性もアップします。

ウォークスルークローゼットとウォークインクローゼットの違い

ウォークスルークローゼット

ウォークスルークローゼットとウォークインクローゼットは、どちらも人が入れるタイプのクローゼットです。大きな違いは、ウォークインクローゼットが収納専門の小部屋であるのに対し、ウォークスルークローゼットでは通り抜けできるようになっている点にあります。

ウォークインクローゼットの出入り口は1つですが、ウォークスルークローゼットの場合は2つです。クローゼットに入る部屋とクローゼットから出る部屋が違うということが、ウォークスルークローゼットの最大の特徴といえるでしょう。

住まいの敷地は狭いけれど人が入れるクローゼットが欲しいという人に、ウォークスルークローゼットはうってつけです。使えるスペースが無駄にならないだけでなく、行き止まりの動線がなくなるため利便性がアップします。

欧米では、家族それぞれの寝室の近くにウォークスルークローゼットを設置するケースが少なくありません。面積の狭い日本の住宅で同じことをするのは簡単ではないものの、家族が共有で使うファミリークローゼットとして使うなら選択肢の一つになるでしょう。動線と収納スペースを同時に確保できるウォークスルークローゼットは、限られた面積を賢く利用する方法の一つといえそうです。

ウォークスルークローゼットのメリット・デメリット

ウォークスルークローゼットはオシャレでインテリア性が高いため、あこがれている人も多いことでしょう。しかし、設置するにあたっては注意しなくてはならないことがあります。間取りの問題は、失敗したと思っても簡単には変えられないことも珍しくありません。ここで、ウォークスルークローゼットのメリットとデメリットについてしっかり押さえておきましょう。

メリット

ウォークスルークローゼットのメリットとしては、家事の動線内に設置すれば作業がスムーズになることがあるでしょう。お店のディスプレイのようにオシャレな雰囲気を出せることも人気の理由です。

また、採光や通風が取りやすいことも見逃せないポイントです。日本の住まいは、壁で複数の小さなスペースに仕切られているケースが少なくありません。窓のない部屋には日光が届きにくく、通気性も悪くなりがちです。大切な衣類がカビてしまうといった事態にもなりかねません。ウォークスルークローゼットなら、採光や通気性が良いため、こうした問題を防ぎやすくなります。ただし、設置する場所には注意が必要です。詳しくは次の「デメリット」でご説明します。

デメリット

ウォークスルークローゼットでは、収納スペースのほかに移動スペースを確保しなくてはなりません。移動スペースが充分でないと動きが取りにくくなり、メリットが失われてしまいます。とはいえ、移動スペースを広く取ると収納に使えるスペースが少なくなります。こうしたことから、一般的にウォークスルークローゼットはウォークインクローゼットよりも収納スペースが狭くなりがちです。

また、家事動線を充分に検討してから設置しないと、かえって余計な動きが増えてしまいます。効率を求めて設置したのにも関わらず、使いにくいクローゼットになってしまうこともあるため注意しましょう。

見逃せないのが設置場所です。ウォークスルークローゼットを浴室や洗面所の近くに設置すると、収納物が湿気による影響を受けやすくなります。衣服にかびが生えないように、充分な湿気対策を取る必要があるでしょう。

ウォークスルークローゼットはどこに設けるといいの?

ウォークスルークローゼットは、設置場所によって使い勝手が大きく異なります。設置場所を決めるときは、生活のどの部分を効率化したいのかについてしっかり検討する必要があるでしょう。ここでは、ウォークスルークローゼットを設置するのに適した場所を紹介します。

玄関からリビングのあいだ

ウォークスルークローゼットでよくある間取りとして、玄関とリビングのあいだに設置する方法があります。玄関から続くスペースにウォークスルークローゼットがあれば、靴や傘、ゴルフバッグなど多くの物を収納できます。

帰宅後は、直接ウォークスルークローゼットに入って、コートなどをサッと収納できるため便利です。部屋着に着替えてからリビングに向かえるので、花粉を部屋に持ち込みたくない場合などにも効果的でしょう。外出時は、ウォークスルークローゼットに行くだけで身支度が完了します。

寝室からリビングのあいだ

ウォークスルークローゼット

ウォークスルークローゼットを、寝室とリビングのあいだに設置する方法もよくみられる間取りの一つです。欧米で広く取り入れられているタイプなので、映画などで見た経験があるという人も多いでしょう。起床後、身なりを整えた後でリビングに入れるため、時間を効率的に使えるだけでなく、オンとオフの切り替えがしやすくなります。

寝室近くにウォークスルークローゼットがあれば、就寝用の着替えをするためのスペースとしても使えます。クローゼットの内部が来客から見えない間取りにしやすいため、プライバシーを重視したい場合にも向いています。

キッチンから洗面所のあいだ

ウォークスルークローゼット

家事の効率化を重視したいなら、キッチンと洗面所のあいだにウォークスルークローゼットを置くという方法があります。キッチンの近くにウォークスルークローゼットを設置することで、パントリー(食品庫)として利用できます。

キッチンリフォームでパントリーの人気が高まっているものの、敷地が狭くて作れないという場合も多いのではないでしょうか。そんなときは、通路をパントリーにすれば収納スペースが取れます。

ウォークスルークローゼット

また、洗濯機は洗面所に置くケースが多いので、この間取りなら料理と洗濯の行き来がスムーズになります。忙しい現代人にとって、家事で無駄な動きが増えることは無視できない問題です。家事は毎日のようにするものなので、少しの手間が改善されるとうれしいものです。

家事にかかる時間や負担を少しでも減らしたいなら、キッチンと洗面所のあいだに設置するのもひとつの手でしょう。

ウォークスルークローゼットを活用するためのコツ

あこがれのウォークスルークローゼットを設置できたとしても、使いにくくては意味がありません。ここでは、上手く活用するためのコツについてみていきましょう。

まずは、ウォークスルークローゼットでは人が通れるスペースを必ず確保しなくてはなりません。収納スペースを広く取りすぎてスムーズに通れなくなると、ウォークスルークローゼットの意味がないためです。移動スペースの床に物を置きすぎると、通りにくくなるため整理を心がけましょう。

また、意外に少なくないのが引き出しが使いにくいといったトラブルです。収納用に引き出しを設置するなら、引き出したときのスペースも考慮する必要があります。

忘れてはならないのが、生活動線を意識することです。人気のウォークスルークローゼットを導入することだけを優先してしまい、動線を無視して作ると使いにくいものになりかねません。

住宅の利便性を上げるならウォークスルークローゼットがおすすめ

古い住宅やマンションは、壁で一部屋一部屋を区切るような間取りが多く、室内が暗くなりがちです。通気性も悪くなりやすいため、衣類などにカビが生えてしまうトラブルも少なくありません。ウォークスルークローゼットで生活スペースを多く取れれば、利便性と視認性、通気性がアップするでしょう。住宅の購入やリフォームなどを考えているなら、ウォークスルークローゼットの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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