和モダンな雰囲気が素敵!丸窓を住まいに取り入れるには

2018.10.22 住まいづくり

丸窓は取り入れるだけでおしゃれな印象になるので、憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。特に、和室に設置すると一気に雰囲気が増します。しかし、丸窓の魅力はこれだけではありません。スタイリッシュな建物に丸窓を取り入れる場合も、見事に調和し、デザイン性が高くなります。ここでは、丸窓を取り入れたデザイン例を紹介し、住まいに丸窓を取り入れるときに知っておきたい、メリットとデメリットについて説明します。

目次

  1. 日本の伝統建築にも!丸窓とはどんな窓?
  2. どんな雰囲気になるの?丸窓の似合う家について
  3. 丸窓のメリットは?
  4. 丸窓のデメリットは?
  5. 丸窓の取り付けにかかる費用はどれくらい?
  6. 丸窓でおしゃれな外観を!デザインにこだわる方におすすめ

1.日本の伝統建築にも!丸窓とはどんな窓?

丸窓とは、円形の窓のことです。寺院や仏閣など日本の伝統的な建築にも使われてきました。有名なのが、明月院(めいげついん)です。明月院の丸窓は、外の木々が見渡せるほどの大きさです。丸窓からのぞく緑と、室内にある赤い絨毯とのコントラストが、息を呑むほどの芸術性を生み出しています。存在感のある丸窓は、一般的な住宅においても和室との相性が良いと言えるでしょう。
ほかに、丸窓は船舶用の窓としても使われています。そのため、海をイメージした部屋のアクセントにもなります。窓枠の素材やデザインによって、印象を変えるのが丸窓です。好きなテイストに合わせて、丸窓の素材を選択すると良いでしょう。

2.どんな雰囲気になるの?丸窓の似合う家について

和の建築に使われてきた丸窓ですが、使い方によっては和風だけでなく、モダンやスタイリッシュなどさまざまな表情を見せてくれるのが魅力です。しかし、どのような部屋に取り入れればいいのか、自宅に合うかどうかわからない方も多いでしょう。丸窓を取り入れている建物は、そう多くないのでイメージが湧きにくいかもしれません。そんな方たちに向けて、ここでは丸窓を取り入れた家のデザイン例をいくつか紹介します。丸窓を取り入れるときのヒントにしてください。

2-1.和風モダンに

丸窓は伝統的な形の窓なので、和室の窓や和風モダンの家によく合います。床の間や床脇、欄間があるような昔ながらの和室には、障子を施し柔らかな光を取り入れる丸窓を取り入れると、古き良き日本の和の趣が感じられるでしょう。また、黒やグレーを基調とし、正方形のデザイン畳を使用したモダンな和室にもよく映えます。ほかにも、外観からはモダンな雰囲気が感じられ、ひとたび室内に入ると和の空間を担っている、そんな丸窓もあります。外と中で与える印象を変化させるのも面白いでしょう。

2-2.マリン風に

丸窓は和のイメージが強い方も多いかもしれませんが、船の窓にも使われてきました。そのため、丸窓には船や海のイメージもあります。海の色を施し、マリンテイストの小物を置いた部屋に丸窓を設置すると、差し込む光を浴びて、キラキラとした海の中にいるような気分になれます。反対に、船内をイメージした部屋にすると、丸窓の先に広がる景色から、航海が始まるような期待に心が踊ることでしょう。マリン風にするには、壁の色やインテリアが重要です。子供部屋やトイレなどに取り入れると、違う世界に入ったような普段と違う雰囲気を味わえます。

2-3.スタイリッシュに

丸窓は、スタイリッシュな家やシンプルモダンな家にも合います。建物の顔ともいわれる玄関に丸窓を設置すると、目を引くでしょう。低い位置に設置すれば、足元を照らすナチュラルな照明としての役割も果たします。また、丸窓のカーブが描く柔らかな雰囲気を活かし、子供部屋に設置するのも良いでしょう。ほかに、小さい丸窓をいくつか並べてデザインを楽しむこともできます。和風な家だけではなく、スタイリッシュな外観にもアクセントとして丸窓を採用している建物も多くあります。

3.丸窓のメリットは?

丸窓は開閉式の四角い窓とはさまざまな違いがあるため、その特徴を理解したうえで、丸窓を取り入れるかどうか考えることが大切です。ここでは、建物に丸窓を取り入れた場合にどのようなメリットがあるのか、具体的に紹介します。

3-1.外観にアクセントを付けられる

丸窓の最大の特徴はその形です。窓の主流は四角い形をしているので、丸窓というだけで個性的な印象になります。多くの住宅は、壁も床も直線のラインで作られているため、曲線の丸窓を設置すると線の動きが出ます。建物の側面が平坦だったり、凹凸がなかったりする場合には、丸窓にすることで家の外観にアクセントをつけることができます。デザイン性の高い丸窓は、家のシンボルにもなるでしょう。

3-2.防犯性に優れている

丸窓のもう1つのメリットは、防犯性が高いことです。丸窓の多くは、はめ殺しのタイプです。そのため、開閉できる窓に比べると防犯性に優れていると言えます。窓から侵入するには窓ガラスの大部分を割る必要があるので、丸窓からの侵入の可能性は少ないでしょう。また、開閉できないので、鍵を閉め忘れることもありません。

4.丸窓のデメリットは?

アクセントになり防犯に優れている丸窓ですが、デメリットもあります。ここでは、丸窓のデメリットについて説明します。

4-1.換気ができない

丸窓は、そのほとんどが開閉できないタイプのため、換気ができません。回転窓という、軸を中心に回転させることで開閉する特注品もありますが、ほぼ出回っていないのが現状です。窓の役割には、採光と通風があります。そのうち、丸窓は通風の役割を持たない窓となるため、風の通り道をほかの窓で作る必要があるのです。高気密・高断熱の建物が増えているなか、換気の重要性も高まっています。丸窓は換気ができないため、採用する場合は、それを踏まえて検討する必要があります。

4-2.ブラインドやカーテンが取り付けられない

丸窓はその丸い形状のため、ブラインドやカーテンが取り付けられないことが多いです。通常の四角い窓であれば、ブラインドやカーテンを使って光の調節をしたり、目隠しをしたりすることができます。しかし、丸窓ではそれらを取り付けることができないので、光や外部からの視線をさえぎることが難しいのです。丸窓を採用する場合は、外からの視線が気にならない位置に設置する等、検討する必要があります。

4-3.設置場所によっては掃除しにくい

丸窓は開閉できないため、掃除がしにくいという問題もあります。開閉ができる窓であれば、室内から窓を動かし外側も拭くことができます。しかし、はめ殺しになっていると外側の窓は外から拭くしかありません。特に、高い位置に丸窓をつけてしまうと、掃除が難しくなってしまいます。外部からの視線が気にならない吹き抜けにつけたいという方も多いですが、高い位置の窓を掃除するには専門業者に依頼する必要があります。高い位置の丸窓には、このように維持費も必要になりますので注意が必要です。

5.丸窓の取り付けにかかる費用はどれくらい?

おしゃれでアクセントになるため、取り入れたいと考える方も多い丸窓ですが、気になるのがその費用でしょう。丸窓の値段は、同等の四角い窓の7倍~8倍が目安です。この金額に取り付けにかかる費用がプラスされます。さらに、取り付けの手間や工事期間も通常の2倍程度かかります。これは既製品での費用と工事期間の目安ですので、サイズやカラーなどを住宅にあわせて対応する特注品にする場合は、さらに費用が必要になります。サイズ調整や開閉機能を追加するということだけでも、特注品となることが多いです。丸窓を設置するには、費用や工事期間にある程度余裕がある場合に限られてしまうことが多いのが実情です。

6.丸窓でおしゃれな外観を!デザインにこだわる方におすすめ

丸窓は、直線でできた外観や内装に変化をつけてくれる存在です。また、おしゃれで防犯に優れているというメリットがあります。しかし、それと同時に掃除や費用などのデメリットもあります。丸窓にはさまざまなデメリットもありますが、窓のデザインにこだわりたい方にはおすすめです。和風モダンやマリンテイスト、スタイリッシュな雰囲気など、窓を変えるだけで、部屋やお住まい自体の印象を大きく変えることができます。丸窓を採用する際には、メリット・デメリットをしっかりと検討するようにしましょう。

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