2019.3.18

キッチンの失敗事例!シチュエーション別NGポイントとは?

住まいづくり
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マイホームやリフォームを検討する際、どんなキッチンにしようか悩みますよね?キッチンは毎日、何度も使用する場所。過ごす時間も長いため、失敗すると長期間にわたってストレスを感じるなど負担も大きくなるでしょう。これからキッチンの新築やリフォームを検討している人向けに、さまざまなキッチン工事の失敗事例を紹介します。

目次

  1. 狭くて使いづらい!キッチンの広さに関する失敗事例とは?
  2. 理想とは程遠い!キッチンの見た目に関する失敗事例とは?
  3. こんなはずじゃなかった!キッチンの設備に関する失敗事例とは?
  4. 使うたびにストレス!キッチンの使い勝手に関する失敗事例とは?
  5. キッチン選びで失敗しない!成功をつかむコツとポイント
  6. 失敗から学ぶことが大切!我が家基準の使い方をイメージしよう

1.狭くて使いづらい!キッチンの広さに関する失敗事例とは?

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キッチン選びにはさまざまな失敗がありますが、毎日の調理で不自由だと感じやすい広さに関する失敗例を紹介します。

作業がしづらい

キッチンの広さは、主に作業をする1人の体の大きさや動きやすさを中心に決定してしまうことが多いです。そのため、夫もしくは妻、子どもなど家族と一緒に調理をしたり、作業を手伝ってもらったりすることを考えずに作ってしまうことも少なくありません。1人分のスペースしか確保されていないため、キッチンに2人以上入ると狭くて料理がしづらいなどの失敗につながります。また、食器棚と冷蔵庫などキッチンに必要な家具や家電を実際に置いたところ、想像よりも狭く感じるといったケースも。

戸や引き出しが開けにくい

キッチン内のスペースでは、収納棚や冷蔵庫を開けた際の扉のスペースも確保する必要があります。失敗例では、棚や冷蔵庫を端に置いたら開閉域が狭くなったというケースも。また、収納棚が観音開きの場合、扉を開けた際に家事動線が悪くなることもあります。リビングのドアと収納扉、収納扉とシステムキッチンの引き出しなど、扉と引き出しがぶつかる場合も多いため、戸や引き出しの扉を開けた際の大きさや必要なスペースを念頭において設計する必要があります。

2.理想とは程遠い!キッチンの見た目に関する失敗事例とは?

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キッチン選びにはさまざまな失敗があります。スペースの確保や寸法は問題がなかったものの、キッチンを設置する場所やデザインを失敗すると見た目が悪くなることも多いです。キッチンを作った際の、見た目の失敗事例について紹介します。

ごちゃつきが丸見え

キッチンは、ショールームでは見通しがよい点が魅力に感じたとしても、実際に使ってみるとキッチンの雑多な印象が目立ったという事例があります。食べ終わった食器などがリビングから丸見えになってしまい、くつろぐ時間の妨げになるケースもあるのです。また、お客さんを呼んだ際、リビングからキッチンが丸見えになってしまい恥ずかしいと感じたという例もあります。人によってはおしゃれなオープン収納に憧れる場合もありますが、持っている器や鍋がおしゃれでなければ、理想通りに飾れません。結果として、雑然として生活感がにじみ出たキッチンが、リビングからもお客さんにも丸見えになってしまい、家の内装全体のバランスを崩すことにつながります。

キッチンが暗い

キッチンの位置を変えた場合、以前と比較して暗くなったという失敗事例もあります。暗くなる原因は、窓の位置を考えずキッチンを作ったためです。窓もなく、キッチンの照明が作業スペースに届きにくければ、作業がしづらくなるでしょう。ほかにも、お客さんにキッチンを見せたくない、リビングから見えないようにしたいと、対面キッチンに吊戸をつけたために、キッチン全体が暗くなったという失敗例もあります。

安っぽく見える

予算が足りず、床・壁紙・収納などの予算を削ることを検討する人もいるでしょう。しかし、安っぽいキッチンになってしまったケースがあります。建具・床・システムキッチンの色のバランスが合わず、統一感がないために安っぽく見えてしまうのです。

汚れが目立つ

キッチンは、オールステンレスにすることに憧れる人も多いのではないでしょうか。しかし、オールステンレスにしたことによって、指紋や水ハネが目立つケースが多くなります。ほかにも、キッチンのカラーを白タイルにした場合は目地の汚れや油汚れが目立ち、キッチンのカラーをダークな色にしたら拭きムラが目立ちます。そのため、メインカラー選びは非常に重要だといえるでしょう。

3.こんなはずじゃなかった!キッチンの設備に関する失敗事例とは?

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キッチン選びでは、見た目の失敗だけではなく、設備に関する失敗事例もたくさんあります。特に、失敗するとキッチンの使い勝手が非常に悪くなるケースを見ていきましょう。

使わない、使いづらい設備をつけてしまった

キッチンの設備として、食洗機、パントリー、床下収納などさまざまなものがあります。すべて魅力的に感じて設置したものの、あまり使っていないため不要な設備となった失敗事例は多くあります。例えば、ビルトイン浄水器をつけ、カートリッジ交換のたびに棚の中のものを全て出さなければならないことにストレスを感じるなどが挙げられます。調理に欠かせないコンロについても、IHクッキングヒーターにしたが使い勝手が悪く、ガスコンロにすればよかったと後悔する人もいるのです。反対に、ガスコンロを選択してIHクッキングヒーターにすればよかったと後悔する場合もあります。

家電が置けない

キッチンのスペースに余裕がないなどの理由で、本来必要な場所に家電が置けないという失敗事例があります。また、家電を置きたくても、カップボードやカウンターとの高さが合わずに置けないなどのケースもあります。

収納を活用できない

キッチンに床下収納があるものの、取り出すことが億劫で使用しなくなった人も多く、収納を活用できない失敗事例は目立ちます。また、収納の高さや奥行きがありすぎて物の出し入れがしにくい、収納の中が暗くて見えづらいなど、収納スペースとして利用しづらいケースも多いです。ほかにも、キッチンにパントリー収納を作ったが、使いづらく物置になっているという場合もあります。

4.使うたびにストレス!キッチンの使い勝手に関する失敗事例とは?

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キッチンは、作業効率をあげるための使い勝手が非常に大切だといえます。しかし、細部までこだわらなければ、使い勝手が悪くなるなどの失敗につながるのです。キッチンの使い勝手に関する失敗事例を紹介します。

コンセントの位置が使いにくい

コンセントの位置と使いたい家電の位置が合わなければ、コンセントが届かず家電を使えないこともあります。また、コンセントの位置が高いもしくは低いため、使うたびにストレスを感じるなどの失敗事例もあり、届いたとしても作業効率が落ちてしまう場合もあるのです。ほかにも、コンセントの位置が調理をする場所から離れており、フードプロセッサなどが必要な場所で使えない、コンセントが家具の後ろになってしまうため延長コードが必要というケースも。

キッチンやシンクが合わない

キッチンはメインで使用する人の身長に合わせて作りますが、キッチン・シンク・収納の高さが合わず使いにくいといった失敗例もあります。また、スペースを広く取り過ぎたことにより、食材・調理道具・食器を取り出す・片付けるのにキッチン内を歩きまわらなければならず疲れる、余計な時間がかかるなどの失敗も多くなっています。

掃除や片付けがしにくい

毎日料理をするキッチンは、必然的に汚れが付着しやすく目立ちやすい場所でもあります。そのため、壁やキッチンが水拭きだけでは汚れが落ちにくいとか、両面焼きの魚焼きグリルは庫内が狭くてお手入れしにくいなど、掃除に関する失敗事例もあります。また、ガス(IH)と調理台との間や水栓金具の周りに溝があり掃除がしづらいなど、キッチンを清潔な状態に保つのが難しいケースも少なくありません。

5.キッチン選びで失敗しない!成功をつかむコツとポイント

キッチン選びは、誰がどのように使うのかをイメージすることが重要です。キッチンの動線を考えたうえで、手持ちの家電の数と実際に使用する場所をイメージする必要があります。最新の設備は魅力ばかりが目につくものですが、しっかりとメリット、デメリットを考慮して取り入れるかどうかを検討しましょう。また、ショールームなどに行き、キッチンやシンクの大きさや高さを確認することも大切です。情報収集も必要であるため、ネットの口コミや家づくりに関するブログなどに掲載されている成功例や失敗談もチェックしましょう。

6.失敗から学ぶことが大切!我が家基準の使い方をイメージしよう

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紹介したさまざまな失敗事例を参考にして、キッチンの設備やスペースに関するメリットとデメリットを把握することがポイントです。自宅のキッチンの広さや使用方法をふまえ、作業効率をあげるなどの希望を叶えられるキッチンを目指しましょう。

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