2019.3.18

キッチンパネルの種類や特徴は?後悔しないための選び方のコツ

住まいづくり
キッチンパネル1

キッチンの壁面を油汚れや水はねから守るキッチンパネルは、機能性の高いアイテムです。ただ、キッチンパネルには非常にたくさんの種類があり、選び方次第でキッチンの見た目が大きく変わります。キッチンパネルを設置してから後悔しないよう、選び方のコツについて知っておくのがいいでしょう。そこで、キッチンパネルの種類や特徴を詳しく説明し、後悔しないための選び方のコツもあわせて紹介します。

目次

  1. キッチンパネルの種類や特徴!チェックしたい3つのポイント
  2. 選択できるときは要チェック!おすすめのキッチンパネルの選び方
  3. 事前の確認が大切!キッチンパネルで後悔しないための3つのコツ
  4. 色や素材で印象が変わる!種類を知ってキッチンパネルを選ぼう

1.キッチンパネルの種類や特徴!チェックしたい3つのポイント

キッチンパネルというのは、ガスコンロなどといった加熱機器周辺の壁面に取り付けるパネルです。壁仕上げ材のひとつであり、耐火性が高いことから火の周りでも安心して使えます。また、お手入れがしやすい素材も多く、キッチンが清潔に保てるのもメリットのひとつです。機能性に優れたキッチンパネルにはたくさんの種類と特徴があります。キッチンパネルを選ぶ際には、これから紹介する3つのポイントをチェックしておきましょう。

素材

キッチンパネル選びでまずチェックしておきたいのが素材です。キッチンパネルの素材には不燃材にメラミン樹脂が加工されたものや、ステンレス製などさまざまなタイプがあります。加工タイプによって、セラミック調やパール調、石目調、タイル調などの種類があり、それぞれの見た目に大きな違いがあります。キッチンパネルの選び方ひとつで、個性的なキッチンが表現できるでしょう。

キッチンパネルにはさまざまなデザインがあり、色の種類も豊富です。セラミック調やパール調、石目調、タイル調といった同じテイストであっても、複数のカラーが用意されていることが多くみられます。同じテイストであっても色によって雰囲気が変わりますので、色にも注目して選びましょう。例えば、焼き物の質感を感じられるセラミック調では、ダークカラーがベースの場合には落ち着いたクールな印象を与えます。一方で、ホワイトベースの焼き物をイメージさせているデザインは、爽やかさを感じさせるでしょう。テイストだけでなく、キッチンや部屋の印象に合わせて、キッチンパネルの色を選ぶことが大切です。

加工

キッチンパネル選びで注目したい点には加工もあります。それは、キッチンパネルは表面にフッ素やシリコンといった特別なコーティングを施すことで、撥油加工、撥水加工といった効果が得られるからです。なかには、油性マジックのインクであっても、乾拭きするだけで落とせるといった高度な加工が施されているパネルもあります。加工によってお手入れのしやすさに差が出ますので、どのような加工が施されているのかをしっかりとチェックしておきましょう。

2.選択できるときは要チェック!おすすめのキッチンパネルの選び方

システムキッチンが主流になり、キッチンパネルを標準仕様として含むシステムキッチンも多くみられるようになりました。ただ、標準仕様であっても、キッチンパネルの色や素材のテイスト、加工は、いくつかの種類から選べるケースがあります。キッチンパネルの色や素材、加工を選択するときには、ポイントがありますので、把握しておくといいでしょう。ここからは、キッチンパネルの色や素材、加工の選び方を紹介します。

色を決める

キッチンパネル2

システムキッチンを選ぶと、キッチンパネルが標準仕様として含まれるのが一般的です。しかし、キッチンの色は部屋全体のイメージを左右しますので、キッチンパネルも数種類の色の中から選べるケースが多いでしょう。また、キッチンパネルの色は、汚れの目立ちやすさにも影響をします。ダークカラーを選んだ場合には汚れが目立ちにくいといえるのです。ただ、白やパステルカラーであれば、汚れがわかりやすいことから落としやすく、清潔感が保てます。キッチンパネルの色を選ぶ際には、好みだけでなく、汚れを隠したいのか、すぐに見つけて落としたいのかといった自分にとって重要となる点をよく考えて選ぶことが大切です。

素材を決める

キッチンパネル3

システムキッチンの標準仕様に含まれているキッチンパネルであっても、素材のテイストを選択できることがあります。素材のテイストには、セラミック調やパール調、石目調、タイル調などの種類があり、それぞれに違った雰囲気の演出が可能です。焼き物のような質感が楽しめるセラミック調は、重厚感が得られるでしょう。タイル調であれば、優しい印象を与え、ナチュラルな空間づくりができます。パール調の場合には、上品でエレガントな雰囲気作りが可能です。さらに、石目調は、天然素材を想像させることから、落ち着いた大人っぽさが演出できます。キッチンパネル選びでは、どのようなキッチンにしたいのかといったイメージをしっかりと持ち、素材を選ぶことが大切です。

撥油加工や撥水加工は、システムキッチンの標準仕様に含まれているキッチンパネルにもすでに施されていることがあります。なぜなら、キッチンパネルは加熱機器周辺で使用しますので、調理油や水はねによる汚れがつきやすいからです。ただ、なかには撥油加工や撥水加工がついていない種類もあります。撥油加工や撥水加工が施されていない場合には、加工しているキッチンパネルへの変更が可能か、確認してみましょう。また、オプションで加工がつけられるケースもあります。

3.事前の確認が大切!キッチンパネルで後悔しないための3つのコツ

キッチンパネルがシステムキッチンの標準仕様に含まれている場合には、施工の段階で変更をお願いしても受け入れてもらえないことが多いでしょう。ただ、希望があれば種類や仕様を変更できることもありますので、変更が可能かどうかを事前に確認しておくことが大切です。確認しない場合には、失敗や後悔につながってしまうこともあります。キッチンパネル選びで失敗や後悔をしないためには、3つのコツがありますので、ここからの段落で紹介していきます。

室内全体のイメージで考える

キッチンパネル4

キッチンパネルの種類は、キッチンに統一感が出るかどうかもチェックしながら選びましょう。なかでも、色や素材は、キッチンの床や天井、キャビネットの扉などの色を考えてコーディネートしていくことが大切です。もし、ダイニングやリビングからキッチンが見えるのであれば、部屋全体のイメージに合わせた色や素材を選びます。ホワイトを中心とした配色であれば、色のバランスがとりやすいといえるでしょう。一方で、アクセントとなる色を組み合わせると、個性的なスタイルが演出できます。

カタログやショールームでチェックする

キッチンパネルを選ぶ際には、カタログやショールームをチェックすることが大切です。カタログには、キッチンパネルの素材や色、加工について細かく記載されていますので、希望のキッチンパネルであるかが確認できます。ただ、インターネットやカタログの画像は、実際のイメージと異なることがめずらしくありません。もし、近くにショールームがあれば、実物をチェックするのがいいでしょう。実物を見ると、イメージ通りのキッチンパネルが選べます。しかしながら、気に入ったキッチンパネルが見つかっても、戸建かマンションかによって設置できない種類もあるのです。階数や建物、プランによって選べないケースもありますので、確認も忘れずに。

お手入れ方法を確認する

キッチンパネル5

キッチンパネルは汚れがつきやすいところに使用するため、お手入れのしやすさは重要なポイントです。理想的な見た目のキッチンパネルであっても、凹凸のあるデザインの場合には、いざ設置してみると掃除がしづらいこともあります。素材によっては、洗剤の種類や道具などをきちんと選ばないと、傷がついてしまうことも考えられるでしょう。キッチンパネルを長くきれいに使うためには、キッチンパネルのお手入れ方法を事前に確認しておくことが大切です。ショールームによっては、手入れのしやすさなどが体験できるところもありますので、実際に試してみるのがいいでしょう。

4.色や素材で印象が変わる!種類を知ってキッチンパネルを選ぼう

キッチンパネル6

キッチンパネルには非常にたくさんの種類があります。色や素材の選び方でキッチンの印象が大きく変わりますので、キッチンパネルの特徴をふまえて選びましょう。また、キッチンパネルの選び方でお手入れのしやすさも変わることから、お手入れ方法についても事前にしっかりとチェックしておくことが大切です。理想のキッチンのイメージに近づけるようショールームなどで実物を確認し、後悔しないキッチンパネル選びをしましょう。

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