2019.3.22

システムキッチン5つのメリット!理想のキッチンに近づくには?

住まいづくり

システムキッチンの大きなメリットは、使う人のライフスタイルや好みに合わせて、デザインや機能をカスタマイズできるという点です。ここではシステムキッチンとセクショナルキッチンとの違いやレイアウトの種類など、キッチン選びに役立つ情報を紹介します。

目次

  1. どのような違いがあるの?システムキッチンとセクショナルキッチン
  2. キッチンが快適になる!システムキッチンの5つのメリット
  3. 我が家に合うのはどのようなレイアウト?
  4. 失敗したくない!後悔しないためのシステムキッチンの選び方
  5. 便利とおしゃれが両立!システムキッチンはメリットがたくさん

1.どのような違いがあるの?システムキッチンとセクショナルキッチン

システムキッチンとセクショナルキッチンを比べると、大きな違いがあることが分かります。システムキッチンはシンクやコンロ、作業台などが一体化しているのが特徴です。ほかには、シンクやコンロ、作業台が独立してるセクショナルキッチンがあります。それぞれが独立しているため、継ぎ目に汚れや埃が溜まりやすく、掃除が大変です。しかし、システムキッチンなら設備が一体化しているので掃除がしやすく、キッチンを清潔に保ちやすい構造になっています。

2.キッチンが快適になる!システムキッチンの5つのメリット

新築やリフォームした家庭では、システムキッチンを導入していることが多くなっています。これまでセクショナルキッチンを使っていた人は、なぜシステムキッチンが広く普及しているのか、不思議に思うこともあるでしょう。システムキッチンには、セクショナルセクショナルキッチンにはない多くのメリットが存在します。

キッチンに統一感が出てスッキリ見える

セクショナルキッチンは、シンクやコンロなどの設備を個別に作り、現場で組み合わせることにより完成します。それぞれのパーツの合わせやすさを重視する必要があるため、デザインに凝るのが難しいという問題点がありました。しかし、システムキッチンなら設備が一体化しているため、デザインに統一感を持たせ、スッキリと見せることが可能です。

デザインが豊富

システムキッチンは素材や色、レイアウトの自由が利くため、デザインの種類が非常に豊富です。内装やインテリアの雰囲気に合わせて、キッチンをカスタマイズできます。また、見た目だけでなく機能性も充実しており、毎日の調理や後片付け、掃除などを楽にする機能が備わっているキッチンが多いです。デザインにこだわりたい人も、機能面を重視したい人も満足できるでしょう。

機能性が高い

システムキッチンは色や素材だけではなく、どのようなパーツを組み込むかを選ぶこともできます。IHクッキングヒーターや食器洗い乾燥機など、最新の設備を組み込むことで、使い勝手の良いキッチンを作れるのです。たとえば、汚れやすい換気扇周りや水回りに、お手入れが簡単にできるレンジフードや排水口を導入すれば、清掃の手間が大幅に省けます。

お手入れ・掃除がしやすい

システムキッチンは、カスタマイズにより掃除がしやすくなるというメリットがあります。同時に、撥水加工や撥油加工をした素材を採用しているキッチンも多く、そもそも汚れがつきにくいという特徴も備えているのです。お手入れや掃除が楽になることで、揚げ物や炒め物のようにキッチンが汚れやすい料理も作りやすくなるでしょう。

収納がしやすい

システムキッチンのメリットは、デザイン性が優れているだけではありません。システムキッチンはデッドスペースを極力減らし、大容量の収納を実現しています。さらに、調理に必要な道具を最小限の動きで取り出せるよう、使い勝手も工夫されているものが多いです。収納力と収納のしやすさを同時に備えているのも、システムキッチンの大きな魅力です。

3.我が家に合うのはどのようなレイアウト?

システムキッチンは機能性とデザイン性に優れ、多彩なスタイルに対応できます。さまざまなレイアウトの中から、ライフスタイルに合った形を選択できるのは、システムキッチンの大きなメリットです。ここではシステムキッチンのレイアウトの中から、代表的な4つのスタイルについて紹介します。特徴やメリットをしっかりと把握して、目的や好みに合ったレイアウトを選びましょう。

壁付けキッチン

壁付け型はその名の通り、キッチンが壁際に寄っているスタイルです。省スペースなので、戸建てはもちろん1人暮らし用の物件や賃貸物件にも採用されています。キッチンの設備が全て直線上に並んでいるI型をはじめ、部屋の角にぴったりとはまるような形のL型、U型、II列型などのレイアウトが代表的です。調理中は壁と向き合う形になるため、作業に専念できます。また、ダイニングテーブルまでの動線が短く、調理から配膳、片付けなどを効率的にこなせるのが特徴です。集中して調理に取りくみたい人や、利便性や効率を重視する人に適したレイアウトです。壁付け型は作業スペースが広く、調理はしやすいものの、キッチンが丸見えになってしまいます。そのため、食器棚や家電のレイアウトを工夫しなければいけません。

センターキッチン

センターキッチンとは、シンクやコンロ、キッチンカウンターなどが壁際に接していない、オープンスタイルのキッチンです。キッチンの四方がオープンになったアイランドレイアウトや、一方だけを壁面につけたペニンシュラレイアウトなどのレイアウトがあります。センターキッチンの特徴は、キッチンにいる人はもちろん、ダイニング側にいる人も調理や配膳ができるという点です。キッチンに居ながらダイニングを見渡せるので、小さな子どもがいても安心して調理ができます。開放感のある空間を演出したい人や、家族や来客とのコミュニケーションを重視したい人にぴったりのスタイルです。

造作壁対面キッチン

造作壁対面キッチンとは、キッチンとダイニングが壁で仕切られている形のレイアウトです。コンロの前には壁が設けられているので、落ち着いて調理に専念できます。吊戸棚などを設置して、収納スペースを増やすことも可能です。調理スペースは造作壁で隠し、シンクはオープンにするといったセミオープンスタイルもとれるので、見た目の圧迫感が少ないというメリットもあります。洗い物をしながらダイニングにいる家族と会話をしたり、リビングを見守ったりできるので、家族とのコミュニケーションがとりやすくなります。家族や来客に調理スペースを見られたくないというときでも、造作壁が隠してくれます。

パーテーション対面キッチン

パーテーション対面キッチンとは、キッチンの周囲をパネルやカウンターで囲んでいるタイプのレイアウトです。ダイニングやリビングと対面する形でありながら手元を隠せるので、コミュニケーションはとりたいけれど手元も隠したいという人にぴったりです。調理中に道具や食材が散らかることがあっても、キッチンの外からは見えないので、気にせず作業に集中できます。水ハネや油ハネなどを防ぐなど、機能面でも優れたレイアウトです。センターキッチンのようにペニンシュラレイアウトやアイランドレイアウトなど、目的や使い勝手に合わせたスタイルが選べます。

4.失敗したくない!後悔しないためのシステムキッチンの選び方

新築やリフォームをするときに気になるのが、失敗しないキッチンの選び方です。システムキッチはレイアウトのバリエーションが豊富な一方で、一度選んだレイアウトを後から変えるのが難しいという特徴もあります。面積や間取りを考慮したうえで、最適なレイアウトを選びましょう。

キッチンの広さ

理想とするレイアウトや欲しいパーツがあっても、必ずしも設置できるとは限りません。どれだけ便利でおしゃれなキッチンでも、調理台や通路のスペースに余裕がなかったり、作業動線が確保できなかったりすれば、使い勝手が悪くなってしまうでしょう。キッチンの広さや間取りを考慮したうえで、快適に使えるレイアウトかどうかを判断する必要があります。

システムキッチンの機能性

システムキッチンは食洗器やハンズフリー水栓など、便利な機能を持った設備やパーツを設置できます。また、お手入れやしやすい素材や汚れにくい素材を使ったり、容量の大きい収納スペースを導入したりなど、必要に応じてカスタマイズできるのもシステムキッチンの魅力です。キッチンを選ぶときには、特に必要な機能や、あれば便利だと思える機能を、あらかじめピックアップしておくと良いでしょう。

キッチンを使う人のタイプや好み

機能性や大きさだけではなく、キッチンを使う人の好みに合っているかも、重要な要素です。壁付けタイプか対面タイプかで、キッチンの印象は大きく変わります。コンロやシンク、調理スペースの配置も、人によって使いやすい形は異なるでしょう。キッチンをよく使う人の身長に合わせて、キッチンカウンターの高さを調節することも大切です。

5.便利とおしゃれが両立!システムキッチンはメリットがたくさん

デザインや機能が豊富なシステムキッチンは、自分好みにカスタマイズする楽しみがある一方で、選択肢が多すぎて選ぶのが難しいという一面もあります。しかし、システムキッチンの種類や選び方など、基本的な知識を持っていれば、キッチン作りは決して難しくありません。キッチンの広さや使い方、デザインの好みなどを踏まえたうえで、今回紹介した情報を参考に、理想のキッチンを選びましょう。

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