2019.3.27

新築住宅のキッチン!後悔しない仕様やオプションを徹底紹介

住まいづくり

新築住宅を購入する際に、使いやすいキッチンを求めるのは自然なことなのではないでしょうか。ですが、自分の好きな仕様にできる新築住宅のキッチンでは、逆に自由すぎてどうするべきか迷ってしまうことが少なくありません。この記事では、新築住宅のキッチンに適切な仕様や便利なオプションについて紹介します。

目次

  1. 新築キッチンで後悔した事例
  2. 新築キッチンでおすすめの配置
  3. 新築キッチンであると便利なオプション
  4. 新築で理想のキッチンを実現するために参考にしたい事例
  5. 新築キッチンはデザインだけではなく使いやすさも大切にしよう

1.新築キッチンで後悔した事例

新築のキッチン選びに失敗してしまうと、向こう数年ストレスを感じながら毎日キッチンを使わなければならないことに。そのため、失敗の実例を見て学んでおくことが大切です。この段落では、新築のキッチンで後悔した事例を3つ紹介していきます。

収納スペースが少ない

キッチンは単に調理をする場ではなく、フライパンや鍋、食料品といった、さまざまなものを保管収納する場所でもあります。そのため、調理スペースをスッキリと片付けたり素早く必要なものを取り出したりするためにも、収納スペースが多いほうが後悔することが少なくなります。収納がうまくいかないと使い勝手が悪くなるばかりか、調理や片付けに時間がかかってしまうというデメリットも発生します。収納はシステムキッチンの中だけではなく壁などにもあると、さらに便利となるでしょう。

予算を削りすぎて後悔した

新築を建てる場合はどうしてもお金がかかるため、節約できる部分は予算を削るのが一般的です。しかし、キッチンの予算を削ることにより、必要な設備がなかったり、安っぽい印象になったりといった後悔するパターンがあるので注意が必要です。新築キッチンは基本的にできるだけ長く使用するものだと考えて、選ぶ際には金額だけで決めないようにしましょう。キッチン選びのポイントには、機能性や設備の充実度、サイズや省エネ設計かどうかなど、さまざまな点が挙げられます。何を重視するかは個々のケースによって異なるため、まずはどの部分を大切にしたいかという、自分たちのこだわりを整理することが重要となります。

キッチンの種類を考えていなかった

キッチンの種類はいくつもあり、それぞれ特徴が異なります。そのため、適当に選ぶのではなく、自分や家族のニーズに沿った種類のものを厳選することが大切です。たとえば、おしゃれで人気のアイランド型キッチンを選んでみたものの、常に片付けておかなければ周りから丸見えになって、家事の負担になってしまったというケースもあります。思い描いていたイメージと実際に使ってみた印象に大きな差があることは珍しくないので、それぞれのキッチンの特徴や長所・短所をしっかりと見極めることが重要です。

2.新築キッチンでおすすめの配置

新築キッチンでは、キッチンの配置にもこだわることが重要です。おすすめの配置について紹介していきます。

ダイニングテーブルを設置する

キッチンカウンターにダイニングテーブルを隣接して設置することで、遠くのテーブルまで料理を運ぶ手間が省けるので便利です。運ぶ手間が省けるということは、同時に食事後の片付けも楽になることを意味します。新築だからこそダイニングテーブルはあらかじめキッチンに併設しておき、家事の手間を極力省くことを考えておきたいものです。また、ダイニングテーブルがあると、調理や片付けの合間の休憩場所としても活用できます。

シンクは大きめにする

広いシンクは、洗い物がうんと楽になります。使いやすいシンクの広さの目安として、ファミリータイプであれば横幅は70cm程度が適切です。家族が多いなどでより大きなシンクが必要であれば、横幅が85センチ、奥行きが50センチ以上のものを選んでみても良いでしょう。ただし、シンクが広くなるとその分調理スペースが減ることにもなるため、バランスを考えることが重要です。一般的な調理スペースの幅は、60cm~90cmが目安とされています。十分なスペースが確保できない場合は、シンクにふたをして作業スペースに使えるシンクサポートを採用することで、スペースを広げることができます。

背面カウンターが便利

キッチンに背面カウンターがあると、使用頻度が高い炊飯器や電子レンジ、オーブントースターといった調理家電が置けるため便利です。とりわけ、新築時にアイランド型やペニンシュラ型のキッチンを選んだ場合は、背面スペースが大きく空く可能性が高くなります。空いたスペースは収納に有効活用することもポイントです。背面カウンターはシンクやコンロから距離があるため、特に、水はねや油はねから守りたい食器や調理器具の収納に使い勝手が良いでしょう。

3.新築キッチンであると便利なオプション

キッチンのオプションの中には、新築だからこそ導入しておきたいものがあります。この段落では、新築キッチンにあると便利なオプションについて4つをピックアップして紹介します。

タッチレス水栓

タッチレス水栓とは、手をかざすと自動で水が出る仕組みのことです。調理中に手が汚れたとしても、水栓に触ることなく手をかざすだけで水が出る便利な機能です。また、不使用時には水が自然と止まるため省エネ効果もあり、水道料金やガス料金の節約にもつながります。

ハンズフリー水栓

タッチレス水栓と似た便利なキッチンの機能に、ハンズフリー水栓があります。こちらは吐水口に内蔵されたセンサーが、物や手の位置と動きを感知して吐水も止水も自動で行うというものです。タッチレス水栓とは異なり、水を使うのに手をかざす必要はありません。シンクでの作業がさらに楽になって、節水もできるという大変使い勝手の良い水栓です。

食器洗い乾燥機

食器洗い乾燥機は、家族や来客が多かったり、共働きの家庭で特に役立つ設備です。食器洗い乾燥機のなかには外付けタイプではなく、あらかじめシステムキッチンの一部となっているビルトインタイプもあります。新築で設置する場合は、おそらく新しい機種を導入することから、機能性も高くなっているでしょう。設備は新しくなるほど便利になるのが一般的で、食器洗い乾燥機に関していえば、汚れ落ちが良くガス料金や水道料金も節約できるケースが多いので、費用対効果が高いのも魅力です。

セラミックのワークトップ(天板)

キッチンの調理スペースに使うワークトップには、表面が硬質でキズや汚れに強いセラミックが優秀です。この素材は調味料や薬品などが染みこみにくいので、長く美しさを保ってくれるだけではなく、軽く拭くだけで手入れができるのもメリットです。また、セラミックには高温のフライパンや鍋を直接置いたとしても、変色や変形が起こりにくいという特徴もあります。

4.新築で理想のキッチンを実現するために参考にしたい事例

新築で理想のキッチンを実現するためには、イメージを養っておくことが重要です。この段落では、参考となるおすすめの事例を2つ見ていきましょう。

明るさと開放感を演出する

新築でキッチンを自由に作れるのなら、明るく開放的なスペースを演出してみましょう。キッチン内を明るくするためには、ホワイトを基調としたカラーコーディネートが良い選択です。また、キッチンのコーナー部分はしばしば暗くなりがちですが、開口部を設けることで開放感のある空間を作ることが可能です。

広々とした空間を演出する

キッチンカウンター部分に収納を設置すると、食器棚を置く必要がなくなります。その結果、広々とした空間を作ることができ、広いスペースが必要なアイランド型キッチンなどの設置ができる可能性が高まります。空間をそれほど取れないキッチンスペースの場合は、上記のような工夫をすることで新築に理想のキッチンを設置することが可能となるでしょう。

5.新築住宅のキッチンはデザインだけではなく使いやすさも大切に

キッチンは、使用する人にとって使いやすい仕様かどうかが選ぶ際の決め手となります。したがって、見た目や価格だけではなく、設備や機能性も考慮することが重要です。また、便利なオプションをつけたり、使いやすい間取りや仕様を考えたりして、後悔しないようにあらかじめキッチンに関する知識を蓄えておくこともポイントです。新築キッチンは長く使用することを前提として、さまざまな角度からこだわりを持って選ぶようにしましょう。

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