2019.3.28

洗面台の工事って大変?気を付けるポイントと成功の秘訣

住まいづくり

洗面台のリフォーム工事を依頼したいと考えていても、どんなことから決めたらいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。何も知らないまま工事を依頼してしまうと、後で決めなければならないことがたくさん出てきます。自分の理想に合った洗面台にするためにも、洗面台の工事についてその概略を理解しておきましょう。

目次

  1. 洗面台の工事を考えるときに知っておきたいこと
  2. 洗面台の選び方
  3. 洗面台の工事を依頼するときの注意点
  4. 洗面台の工事の進め方
  5. 洗面台の工事を成功させる秘訣
  6. 洗面台の交換工事で理想の洗面台を手に入れよう

1.洗面台の工事を考えるときに知っておきたいこと

洗面台の交換時期の目安など、洗面台の工事を考える際に必要な基礎知識について紹介します。これらの知識を踏まえたうえで、具体的なリフォーム案を考えましょう。

洗面台の交換目安

洗面台の交換目安

一般的に洗面台の耐用年数は15年から20年といわれています。しかし、家族の人数が多いなど洗面台の使用頻度が高い場合や、使い方によってはそれより短い年数でも劣化が進み、修繕や交換が必要な場合があります。洗面ボウルにヒビが入っている、シャワーホースや排水管から水漏れがあるなど、明らかな問題がある場合にはできるだけ早く交換したほうがいいでしょう。また、鏡が割れていたりキャビネットが壊れていたりしても洗面台は使えますが、洗面台が劣化しているサインととらえ、交換を検討する時期だと考えましょう。

修繕やパーツ交換の可否

洗面台の一部だけが破損してしまったなど、壊れている箇所によっては洗面台をまるごと交換しなくても、修繕やパーツの交換だけで済む場合があります。しかし、破損箇所が多い場合は修繕だと費用がかさんでしまいますし、古い洗面台の場合には交換パーツが手に入らないことも多くなります。このような場合には、洗面台そのものを交換することを検討しましょう。

2.洗面台の選び方

ひと口に洗面台といってもデザインや機能などによって、さまざまな種類があるので、選ぶのに迷ってしまう人も多いでしょう。多くの中から自分にぴったりの洗面台を選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

サイズで選ぶ

どんなに気に入った洗面台があったとしても、サイズが合わなければ設置することはできません。まずは、自分の家のサイズに合った洗面台から候補を絞り込みましょう。現在使っている洗面台と間口(横幅)が同じサイズにすると失敗がありませんが、設置場所に余裕があるなら間口の大きなものを選ぶことも可能です。洗面台の間口のサイズは小さいものから大きいものまであるので、自分の家に最適なサイズを見つけられます。洗面台の高さに関しては、天井までの高さに余裕があれば現在より高いものでも置くことができます。

使い方に合わせた機能を選ぶ

使い方に合わせた機能を選ぶ

洗面台にはさまざまな機能が備わっていますが、生活スタイルに合わないものを選んでしまうとかえって使いにくくなってしまいます。自分や家族の使い方に合わせた機能を持つ洗面台を選びましょう。例えば、洗濯物の手洗いをよくするのなら大きくて深い洗面ボウルが便利で向いており、手入れがしやすい排水口や水栓になっていれば掃除が楽になります。明るくて顔に影を作りにくい照明にすれば、メイクがしやすくなるので女性にとってはうれしいでしょう。洗面台のサイドや上部に収納が備わっているものなら、奥行きがあまりなくても大容量の収納をかなえることができるでしょう。

デザインで選ぶ

デザインで選ぶ

同じサイズや機能であっても、洗面台にはさまざまなカラーリングやデザインがあります。洗面台は存在感の大きいものなので、どんなデザインにするかによって空間のイメージが大きく変わります。自宅の洗面所をどのような空間にしたいのかイメージし、それに合わせたデザインの洗面台を選びましょう。

3.洗面台の工事を依頼するときの注意点

洗面台の工事を依頼する前に、チェックしておくべき注意点があります。いざ工事が始まったときに慌ててしまわないよう、確認しておくべきポイントを見ておきましょう。

工事は洗面台のみで良いのか

交換の際に古い洗面台を外すと、想像していた以上に壁紙や床が汚れていることが多く、特に掃除しにくい洗面台の裏側などはカビが生えている可能性もあります。新しい洗面台のサイズが違うときには、もともとあった洗面台の設置跡が目立ってしまう場合もあります。せっかく新しい洗面台にしても壁や床が汚くては、残念な印象になってしまうでしょう。壁や床に劣化が見られる場合には放置せず、洗面台の交換とともに壁紙や床の貼り替えをおこなったほうが、費用も手間も一度で済みます。

希望の洗面台が給排水管に対応しているか

欲しい洗面台が現在の給排水管に対応しているか

工事の際には基本的に現在の給排水管の配管状況を変えず、洗面台の交換のみをおこなうのが一般的です。しかし、欲しい洗面台が自宅の給排水管に対応していない場合、別途給排水管の工事をする必要があります。そのぶんの費用も考えて、予算を組むようにしましょう。

4.洗面台の工事の進め方

洗面台を交換工事は、実際どのような手順で進むのでしょうか。その工程を知っておくことで、工事に対して事前の準備ができます。

1:既存の洗面台の撤去

まず、新しい洗面台を搬入する前に、現在設置されている洗面台を撤去することから始まります。洗面台を運び出すためには洗面所に置いてあるものを移動するだけでなく、通路にも充分なスペースが必要になります。また、取り外す作業のためにもスペースの確保が必要になるので、工事の前日までに準備しておきましょう。

2:必要であれば壁紙や床の貼替え

必要であれば壁紙や床の貼替え

洗面台の交換に加えて壁紙や床の貼り替えが必要な場合、新しい洗面台を設置する前におこないます。古い壁紙や床はすべて剥がし、新しいものを貼ります。洗面所にあるものはすべてほかの場所に移動させておき、スムーズに作業ができるようにしておきましょう。

3:新しい洗面台の設置

新しい洗面台を搬入したら、給排水管や電源などの設置取り付けがおこなわれます。本体の設置が完了したら、化粧鏡やキャビネットの搬入・設置をして完成です。最後に通水や漏水の確認をして、問題がなければ工事はそこで終了となります。操作方法の疑問点など聞いておきたいことがある場合には、忘れずに確認しておきましょう。

5.洗面台の工事を成功させる秘訣

洗面台の工事にはそれなりに費用がかかりますし、気に入らなかったからといって何度もやり直すことはできません。工事を失敗しないためにも、成功の秘訣を確認しておきましょう。

選ぶ時の優先順位を決める

洗面台にはさまざまな種類があるので、どれが自分に合う洗面台なのか決めるのに迷ってしまいがちです。「予算」や「デザイン」以外にも「清掃性」「快適性」「収納性」などの視点から、どのポイントに重点を置くか優先順位を決めて洗面台を選びましょう。現在の洗面台に対して不満があるのなら、それを解消できるような洗面台だと満足のいくものになるでしょう。ショールームなどで実際に見てみるとイメージしやすく、サイズ感や素材感なども分かります。

きちんと計測する

きちんと計測する

どれほど欲しいと思った洗面台でも、自宅の洗面室に設置できないサイズであれば設置することはできません。間口の大きさや天井までの高さ、奥行きをしっかりと計測し、設置可能なものを選ぶ必要があります。また、洗面室の出入り口や通路も忘れずに計測し、洗面台が搬入できるかどうかも確かめておきましょう。

使う人や使い方を考える

洗面台は自分だけでなく家族みんなが使うものですから、使う人や使い方を考えて選ぶことが重要です。自分にとって使いやすい洗面台であったとしても、家族が使いにくくなってしまってはリフォームが成功したとはいえないでしょう。例えば、小さい子どもがいる家庭では使いやすい高さを選べる洗面台にしたり、女性が使いやすい洗面台にしたいなら、照明が明るいものや化粧を収納しやすい洗面カウンターにするなどです。家族の人数が多い家庭なら、複数人で洗面できるよう横幅が広いサイズのものにするなど、生活スタイルに合った洗面台を選びましょう。

6.洗面台の交換工事で理想の洗面台を手に入れよう

「工事」というと、とても大掛かりなものを想像してハードルが高いと感じるかもしれませんが、最短半日で洗面台の交換工事が可能なものもあります。現場の状況により異なるのであくまでも目安ですが、1日あれば工事が完了する場合が多いです。現在の洗面台の劣化が気になっていたり、不満を感じるポイントがあったりするのなら、思い切って洗面台の交換工事をすることで理想の洗面台を手に入れましょう。

「洗面化粧台 製品情報」はこちら

この記事の関連キーワード