2019.3.22

目指せ理想のキッチン!必要な広さや選び方のコツを知ろう!

住まいづくり

家を新築したり、リフォームしたりする際のキッチン選びはワクワクするものです。しかし、部屋の間取りや広さ、キッチンの大きさや通路の幅など考慮すべき点も多く、混乱してしまう人もいるのではないでしょうか。ここでは、理想のキッチンを実現するために検討が必要なさまざまなポイントを紹介します。

目次

  1. キッチンを配置する部屋全体から広さを考える
  2. キッチンの一般的な形・サイズは?
  3. 使いやすいキッチンの配置の仕方をイメージする
  4. 理想のキッチンは事前のイメージが大切!

1.キッチンを配置する部屋全体から広さを考える

キッチンに必要な広さや選び方のコツ-01

理想のキッチンを想像し始めると「あれもこれも」といろいろと取り入れたくなるものです。しかし、実際はスペースに限りがあるため、すべてを希望通りにとはいかないでしょう。そのため、キッチンの配置を考えるときは、まずキッチンを置く部屋全体の広さを意識することが大切です。

キッチンの一般的な広さ

キッチンの大きさを2.5m×0.6m(アイランド型は2.5m×0.9m)、出入り通路幅0.8m(アイランド型は2本分)、キッチン後ろの通路0.9m、食器棚用の奥行0.6mで計算してみましょう。すると、おおまかですがキッチンに必要な広さが見えてきます。たとえば、一般的な対面キッチンの場合は幅3.3m×奥行2.1mが必要となり、4.5畳程度のキッチンになるでしょう。一方、ゆとりのあるアイランドキッチンの場合は幅4.1m×奥行2.4mが必要となり、6畳程度のキッチンになることがわかります。これはあくまで目安としてください。

リビングダイニングとのバランスを意識

キッチンはキッチンスペースだけでなく、ダイニングやリビングダイニングとのバランスがとても大切です。DKは8~12畳、LDKは14畳以上が一般的な広さであることを頭に置いたうえで、キッチンとのバランスを意識した配置を考えましょう。たとえば、LDK16畳のスペースにリビングダイニングとキッチンスペースを配置するとします。その場合、16畳から標準のキッチンの大きさである4.5畳を引きます。計算式にすると「16畳-4.5畳=11.5畳」で、11.5畳のリビングダイニングになることがわかります。さらに、アイランドキッチンの場合は「16畳-6畳=10畳」となり、10畳のリビングダイニングになるのです。

この広さのリビングダイニングで、くつろぎスペースを確保できるかを考えることが必要になります。「大きなダイニングテーブルを使いたい」「L字型のソファを置きたい」など、具体的なリビングダイニングのイメージがある人は、家具を配置したあとの広さを想像してみるのも良いでしょう。バランスを意識するとLDKを広くしてキッチンをコンパクトにする、LDKの広さをおさえてキッチンをアイランドキッチンにする、のような具体的な選択肢を考えられるようになります。

2.キッチンの一般的な形・サイズは?

キッチンには、住宅設備メーカーが「標準」とするサイズが複数用意されていますが、家の形や部屋の広さによって幅や奥行の使い方は変わってくるものです。キッチンにはさまざまな種類があるためそれぞれのキッチンがどのくらいの幅を必要とするかを説明します。

キッチンの形

キッチンに必要な広さや選び方のコツ-02

キッチンには、シンク・コンロ・調理スペースがあります。これらをどう配置するかによって、キッチンの形は変わってきます。一直線の基本形I型やシンクとコンロを分けたII型、そのほかにも、キッチンがL字になっているL型や作業スペースをしっかり確保できるU型があります。さらに、独立型のキッチンには完全に独立しているアイランド型や一辺を壁につけたペニンシュラ型などがあり、キッチンの形は豊富なのです。

壁付キッチン

壁付キッチンは部屋の壁にキッチンを配置するので、省スペースで料理に集中でき、壁に向かって調理を行うので、汚れやにおいが広がりにくいというメリットがあります。配置方法は、I型がスタンダードですが、部屋の角を利用したL型も可能です。また、キッチン自体が小部屋のように仕切られているなら、シンクとコンロを離し広々としたII型や、作業スペースが確保できるU型も壁付キッチンとして配置できるでしょう。

対面キッチン・カウンターキッチン

対面キッチンは、リビングダイニングに向かってキッチンを配置するキッチンのタイプです。リビングダイニングに対面しているので、家族とのコミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。家族の会話を楽しむことはもちろん、小さな子どもを遊ばせながら調理ができたり、子どもの宿題を見ながら食器洗いができたりするのも嬉しいポイントです。また、造作で壁をつけることが多いので、対面キッチンではあるものの、調理風景が見えないのも特徴と言えるでしょう。I型・II型・L型・U型などキッチンの形も選べるので、部屋の形に合わせて調整することができます。

オープン対面キッチン

オープン対面キッチンは、対面キッチンと似ていますが、壁などでキッチンとしてのスペースを区切らないのが大きな特徴です。対面キッチン同様、家族とのコミュニケーションが取りやすいことはもちろん開放的な空間になるのもメリットと言えるでしょう。オープン対面キッチンには、アイランド型とペニンシュラ型があります。前者のアイランド型は、キッチン自体が壁と接することなく完全に独立した形です。そのため、キッチンへ入るための通路が2本必要となります。一方、後者のペニンシュラ型はどちらか一辺を壁につけるので通路は1本となります。

キッチンのサイズ

何も置かれていない部屋は広く感じるものです。そのため、いざ配置してみたら狭くて収納したいものが全部入らなかった、ということもあるかもしれません。そうならないためにもキッチンや冷蔵庫、食器棚の配置を考えるとどの程度の幅が必要かなどを考えることが大切です。この段落では、キッチン空間のサイズの目安について解説します。

キッチン自体の大きさ

システムキッチンのサイズは様々ありますが、幅255cm×奥行65cm程度のものが一般的な一戸建て住宅でのキッチンのサイズです。調理スペースを考えると、奥行は60~90cm程度あるのが理想でしょう。しかし、キッチンスペースの広さによって、十分な幅や奥行が取れないケースもあります。その場合は、シンクにふたをして作業スペースを確保するシンクサポートの採用がおすすめです。

通路に必要な幅

キッチンに必要な広さや選び方のコツ-03

キッチンにとって動線は大事なポイントです。動線をきちんと確保するには、キッチンの通路の幅が大きく関わってきます。「キッチンの通路」と一口に言っても、キッチンにはキッチン横の出入り通路とキッチンと食器棚とのあいだの通路の2カ所があります。まず、キッチン横の出入り通路の場合は、お盆を手に持ったまま難なく通れる広さの80cm前後が基準です。一方、キッチンの後ろの通路の場合は1人で使うなら90cm前後、2人以上で使うことが多いなら120 cm前後が必要になるでしょう。

奥行に必要な広さ

対面キッチンの場合、リビングダイニング側にキッチンを配置するため、背面の壁側に食器棚や冷蔵庫を置くことになります。そのため、奥行をしっかり確保しておくことが必要になります。食器棚や冷蔵庫の大きさにもよりますが、60 cm以上は必要になると考えていたほうが良いでしょう。たとえば、冷蔵庫・食器棚の奥行を65cm、通路90cm、キッチン65cmで計算すると220cmになります。このように、対面キッチンを配置する際は、壁から2m以上のスペースを確保する必要がでてきます。

3.使いやすいキッチンの配置の仕方をイメージする

実際にキッチンの配置を考える際は、自分なりの作業動線や作業台の使い方を意識することが大切です。ここでは、使いやすいキッチンにするためのポイントを解説します。

ワーキングトライアングル

キッチンに必要な広さや選び方のコツ-04

ワーキングトライアルとは、シンク・コンロ・冷蔵庫を結んだ三角形のことをいいます。このワーキングトライアングルは、作業動線においてとても重要な三角形です。一般的に、この三角形の3辺の合計を360~660cmにすると、スムーズな動線を確保できるといわれています。シンクからコンロまで、また冷蔵庫からシンクまでなど各場所に2~3歩で移動できるかを意識して配置すると良いでしょう。

作業台の広さと高さ

キッチンの作業台のことを「ワークトップ」と言います。このワークトップの広さと高さも、使いやすいキッチンにするためには見逃せないポイントです。まず、自分の調理風景を思い出してみましょう。自分が、どこに何を置くかが見えてきませんか。たとえば、冷蔵庫から出した食材を置く場所、まな板を置く位置、調味料置場など具体的にイメージします。

上記を踏まえたうえで、どこにワークトップを配置すれば使いやすいかを考えるのです。また、ワークトップの高さも作業の効率に関係します。システムキッチンはワークトップの高さも選べるため、メインで使う人に合った高さにすると良いでしょう。作業しやすい高さは「身長(cm)÷2+5cm」と言われていますので、自分に合った高さのキッチンを採用することが大切です。

冷蔵庫・家電・ゴミ箱の位置

キッチンに必要な広さや選び方のコツ-05

冷蔵庫を置く位置を自由に決められる場合は、キッチンの入り口近くに置くのが良いでしょう。キッチンの奥に置くと調理中に飲み物などを取りに来た場合、キッチン内が混雑してしまいます。また、冷蔵庫の扉の開く向きについても注意しましょう。次に、電子レンジやトースター、炊飯器など必要な家電はリストアップしておくことをおすすめします。それぞれの家電を食器棚のどこに置くかをイメージできるため、すべてがすっきり収まる食器棚を選ぶことができます。さらに、キッチンに必要不可欠なゴミ箱は置くためのスペースを忘れがちです。どのような大きさの、どのようなゴミ箱を置くのかを事前に考えておくと良いでしょう。

4.理想のキッチンは事前のイメージが大切!

キッチンに必要な広さや選び方のコツ-06

どの家庭においても、キッチンに置いてあるものや必要なものは大差ないでしょう。しかし、部屋の広さや間取りによってレイアウトは異なります。そのため、事前にレイアウトをイメージできたかどうかで機能的で使いやすいキッチンとなるか、反対にごちゃごちゃと乱雑なキッチンとなるかが決まります。レイアウトを考える際のポイントは、部屋全体から細部にかけて段階を踏むことです。なお、住宅設備メーカーのショールームでは実際のキッチンをシミュレーションし自由に体験することができます。理想のキッチンを実現するには、事前のレイアウトイメージが重要になるので、活用してみるのもおすすめです。

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