2019.3.28

誰でも簡単!自宅で素敵なキッチンテーブルをDIYする方法とは

住まいづくり

調理に使う作業台や、食事をとるためのスペースなど、さまざまな目的に活用できるキッチンテーブル。市販のものは好みのサイズやカラー、デザインがない場合もあり、部屋のイメージに合ったものを探そうとして苦労した方も多いのではないでしょうか。しかし、DIYを活用すれば、欲しいキッチンテーブルを手に入れることができます。この記事で紹介する方法を参考にして、すてきなキッチンテーブルをDIYしてみましょう。

目次

  1. キッチンテーブルをDIYするメリット
  2. キッチンテーブルをDIYするときのポイントと注意点
  3. キッチンテーブルのDIY事例を紹介
  4. 実際にDIYでキッチンテーブルを作ってみよう!
  5. まずは作りやすい形のキッチンテーブルからDIYしてみよう!

1.キッチンテーブルをDIYするメリット

誰でも簡単!自宅で素敵なキッチンテーブルをDIYする方法とは01

キッチンテーブルをDIYすることは、市販のものを購入することと比べてもさまざまなメリットがあります。紹介する3つのメリットをひとつずつ参考にして、DIYしたいキッチンテーブルのイメージを深めていきましょう。

サイズをぴったりにできる

キッチンテーブルをDIYするメリットの1つ目は、自分の欲しいサイズのものを作ることができるという点です。たとえば、ダイニングが狭くて市販のものでは入らない場合でも、DIYならばスペースに合ったサイズでつくることができます。少し小さなサイズにすればテーブルが空間を圧迫することもないので、部屋を広く使うことができるでしょう。また、折りたたみ式のキッチンテーブルをDIYすれば必要のないときにしまっておくこともできます。

好きな色にできて色も変えられる

DIYするメリットの2つ目は、キッチンテーブルのカラーを自由に変えることができる点です。家具の色合いは空間の調和を保つのに重要な要素のひとつであり、奇抜なカラーでは部屋の雰囲気を損ねてしまうおそれがあります。その点、DIYならば家具のカラーを自由に選べるため、欲しい色合いのキッチンテーブルを容易に手に入れられるのです。もちろん、DIYにおける手順さえ理解していれば、カラーは何度でも自分で塗り直しができます。気に入らないと思った色合いでもすぐに変更できる点は、DIYの大きな特徴と言えるでしょう。

自由に収納をつけられる

キッチンテーブルにおけるDIYのメリットの3つ目は、収納をたっぷりとつけることができる点にあります。作業台や食事台としてのキッチンテーブルに収納をたくさんつけることによって、市販のものにはない機能性を付与することができるでしょう。棚や引き出し、サイドポケットなど、アイデア次第で収納の形は自由に変化します。収納をつければ効率的な整理整頓をすることができるため、余分な家具を減らせるというメリットもあるでしょう。。

2.キッチンテーブルをDIYするときのポイントと注意点

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誰でも簡単にできるとはいえ、DIYで満足のいくキッチンテーブルを作るためには、押さえておきたいポイントがあります。また、あらかじめ注意点を意識しておくことによって、失敗を防ぐことができるでしょう。初心者が特に意識しておきたいDIYのポイントや注意点を紹介します。

作業を始める前に確認すること

いきなりキッチンテーブルをDIYしようとしても、何もない状態で作り出すのは難しいものです。まずは作りたいキッチンテーブルのイメージを膨らませて、そのキッチンテーブルを使う部屋や空間の雰囲気、使う目的にマッチするものを考えてみましょう。ある程度具体的なイメージができたら、実際にキッチンテーブルを置きたい場所の広さを測ります。なお、テーブルは立体的なものであるため、採寸時には高さの計測も忘れてはいけません。採寸後はキッチンテーブルをDIYするにあたって必要な材料や工具をリストアップし、準備しましょう。最後に作業スペースの確保と、周辺の養生を行います。特に養生は、床や壁を傷つけたり汚したりせずに作業を行うために必要なものです。

失敗を防ぐための注意点とは?

初心者がキッチンテーブルのDIYを成功させるポイントは、簡単で作りやすいものにチャレンジすることです。DIYの初心者であれば、木材のカットやネジなどの打ち込みをしやすい、四角い形のキッチンテーブルをDIYするのが失敗が少なくなると言えるでしょう。また、塗装を行う場合は塗料を混ぜないようにします。複数の塗料を混ぜることによって自分好みの色を作ることも可能ですが、一定の割合で混ぜなければ同じ色を再現することができないため、場合によっては色合いにムラが出るおそれがあります。こうした失敗を防ぐためにも、販売している塗料のうち、そのまま使いたい色を探すようにしましょう。

DIYは何もすべて手作りで行う必要はありません。ホームセンターなどで販売しているすのこや籠のような既製品を活用すれば、それだけで作業のハードルはぐっと下がります。また、細かな部分に既製品を用いれば、隅々まで自分でつくるするよりもきれいに見せることができます。また、DIYに使用する工具は簡単に扱えるものを選ぶことも大切です。初めのうちは、電動のこぎりのように扱いが難しく危険を伴う工具を使うのは避けましょう。

3.キッチンテーブルのDIY事例を紹介

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キッチンテーブルのDIYについては、いくつかのパターンが見られます。こうしたパターンに沿ってDIYすれば、自分の欲しいキッチンテーブルを手に入れることがでしょう。キッチンテーブルのDIYを具体的にイメージできるような、代表的な事例を紹介します。

カラーボックスを使う

キッチンテーブルのDIYで代表的なものとして、カラーボックスを用いる方法があります。カラーボックスとは単体の収納ボックスのことです。これを脚部分にして天板を乗せるだけで、簡単にキッチンテーブルをつくることができます。カラーボックス自体が収納スになっているので、収納部分を作らずに収納機能つきのキッチンテーブルとなります。この場合は、強度を持たせるためにも、天板の位置はあまり高くしないようにしましょう。また、ボックス同士の間隔を広げすぎると、天板がへこんでしまう可能性があります。カラーボックスの間隔は少し狭くしておくのが安定性を保つポイントです。

ブロックを積み重ねる

ブロックを積み重ねて作る方法も、キッチンテーブルのDIYとしてよく見られる事例のひとつです。作り方はブロックを積み重ねてテーブルの脚部分を作り、そこに天板を乗せるだけです。市販されているカラーボックスを利用する方法とは異なり、ブロック数を調整して好みのサイズを作りやすいというメリットがあります。

使用するブロックにもよりますが、ブロック自体に重さがあれば、積み重ねるだけでテーブルの丈夫な脚部分になります。木製の天板を合わせれば、カジュアルで柔らかい雰囲気を演出することもできます。また、このキッチンテーブルに塗装をすれば、さらにキッチン空間にぴったりの雰囲気とすることもできるでしょう。

パレットを組み合わせる

キッチンテーブルのDIYには、木製のパレットを使うこともできます。パレットとは、商品などの荷物を運ぶ際に使われる台のことです。規格がある程度統一されているので組み合わせがしやすいため、DIYで家具を作る際に素材として使われることがあります。通気性が良く頑丈であるため、キッチンテーブルの素材にも適していると言えるでしょう。

木製のパレットならば、アイデア次第でさまざまなデザインを作り出すことができます。たとえば、収納するものに合わせてカットしてサイズを調整したり、色も塗りしやすいため、ほかでは見られないオリジナルのキッチンテーブルを作ることができます。パレット自体に色や模様がついているものありますので、そういったものを使用すれば、素材を組み合わせるだけで初心者でもおしゃれなキッチンテーブルをつくることができるでしょう。

4.実際にDIYでキッチンテーブルを作ってみよう!

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キッチンテーブルをDIYで実際に作るためには、決められた手順をしっかりと守る必要があります。キッチンテーブルの種類が違えば、DIYの手順も異なるものです。自分の作りたいキッチンテーブルが決まったら、具体的な手順を確認してみましょう。

初心者向けのキッチンカウンターテーブルの作り方

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初めてDIYをする初心者がキッチンカウンターテーブルを作る場合は、カラーボックスを利用するのがおすすめです。最低限必要なものは、同じサイズのカラーボックス複数、天板に使用する板1枚、強力な両面テープです。天板の素材には、パインウッドや無垢材などのように重みのあるものを選ぶようにしょう。組み立てたときに安定しやすくなります。あらかじめ採寸したとおりにカラーボックスを配置し、その上に両面テープを使って天板をきれいに乗せれば完成です。なお、天板の木目を強調して色合いを出したい場合は、木材着色料とウェスを用いて塗装するのも良いでしょう。

本格的なキッチンテーブルの作り方

本格的なキッチンテーブルをDIYする場合は、道具を使って組み立てることを考慮しなければなりません。必要なものは天板と脚部分に用いる木材のほかに、組み立てに使用するビスやネジ、電動ドリル、ボンドなどです。木材は節のないものを選ぶようにしましょう。ビスやネジを打ち込む際や下穴をあける際に節があると、そこから木材が割れてしまうことがあります。

脚部分の木材は必要なサイズにカットし、必要に応じてH型となるように、脚と脚の間に木材を入れてビス留めします。天板を支え、脚を固定する役割を持つフレームについても、あらかじめ採寸したとおりに組み立てるとともに、ビス用の下穴をしっかりとあけましょう。脚とフレームは出っ張りがないように固定し、下穴にビスやネジを通してフレームと脚を取り付けます。その後、天板をボンドで貼り付け、乾くまで1日程度待ちましょう。最後に紙やすりで天板の表面を平らになるように調整すれば完成です。

アウトドア好きのためのキャンプ用テーブルの作り方

最後に補足として、キャンプのように屋外でも使用できるテーブルのDIYを紹介します。準備するものは脚部分となるシステムスタンドに、天板が2枚、マジックテープ、それに蝶番などです。蝶番を利用することで、折りたたみできるテーブルを作ることができます。キャンプ用デーブルは持ち運びをすることが多いため、素材はできるだけ軽いものを選ぶことが大切です。

一般的なキッチンテーブルに比べると、キャンプ用テーブルは低く作ることになります。そのため、子どものケガなども考慮して天板の角は丸く加工しておくのが良いでしょう。角を少しカットしたうえで丁寧にやすりがけを行えば、丸みのある形にできます。2枚の天板に蝶番をつけて折りたたみできる状態を作り、マジックテープを用いてシステムスタンドに天板をしっかり固定すれば完成です。

5.まずは作りやすい形のキッチンテーブルからDIYしてみよう!

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安価で好みの家具を作成できるのがDIYのメリットであり、面白みでもあります。しかし、初心者がDIYの上級者を真似してみても、うまくいかないでしょう。まずは既製品を利用して、シンプルで作りやすそうなキッチンテーブルに挑戦してみてください。DIYはアイデア次第でさまざまなものを作ることができます。DIYに慣れてきたらオリジナリティの高いものにも挑戦して、DIYの世界を広げてみましょう。

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