2019.3.28

洗面台の壁の汚れが気になる!掃除の仕方や対策方法を解説

住まいづくり

洗面台は、手洗い・うがい・洗顔・歯磨きなどで、日常的に利用する場所です。そのため、どうしても水はねなどによって、壁が汚れやすいのが特徴です。水はねくらい平気だろうと放っておくと、思わぬ問題を引き起こす可能性も。そこで、洗面台の「壁」の汚れに関する掃除方法や対策方法を紹介していきます。

目次

  1. 洗面台の壁に関してよくある悩みとは?
  2. どうすれば解決できる?洗面台の壁の汚れ・カビ対策について
  3. 簡単にできる!洗面台の壁のお掃除方法
  4. どんなものが良い?洗面室の壁紙・タイルを選ぶポイント
  5. 洗面台のタイル・壁紙メーカーの選び方
  6. 洗面台の壁をタイルに張り替えよう!

1.洗面台の壁に関してよくある悩みとは?

洗面台の壁に関してよくある悩みとは?

洗面台は毎日のように使用する場所であり、必然的に水はねが発生してしまいます。結果として、周囲の壁に水が飛び散り、汚れを引き起こします。そのため、洗面台を使うたびに飛び散った水を拭き取らなければならず、面倒だと感じている人も多いのではないでしょうか。また、水が飛び散っても見つけづらく、そもそも水はねに気づかないというケースもありえるでしょう。加えて、洗面台と壁のあいだに隙間がある場合は、水が垂れてしまうこともありえます。壁に沿って下まで垂れた水なら拭き取れますが、隙間の水や汚れは掃除が困難です。

さらに、洗面台は浴室のそばに設置されていることが多く、湿度が高くなりがちです。洗面台の壁にカビが発生するリスクも高くなってしまいます。

2.どうすれば解決できる?洗面台の壁の汚れ・カビ対策について

洗面台の壁の汚れ・カビ対策について

洗面台を使う以上、壁の汚れやカビの発生リスクは、避けて通れない問題だといえます。そこで、洗面台の汚れやカビに関する具体的な対策方法について紹介していきます。

洗面台と壁との隙間を埋める

洗面台と壁のあいだに隙間があり、水が垂れて汚れが溜まりやすいという問題は、隙間自体を埋めてしまうことで解決可能です。隙間を埋める方法としては、コーキング材を使用する方法があります。コーキング材とは、住宅などに生じる「隙間」を埋めるためのゴム状パッキンのことです。シーリング材とも呼ばれ、窓のサッシ回りの隙間や、浴室の浴槽と壁の隙間などに使われます。マスキングテープを併用することで、余分なコーキング材が洗面台や壁に付着するのを防ぎつつ、効率的に隙間を埋めていくことが可能です。コーキング材やマスキングテープ自体は簡単に手に入れることができますが、工事には専門的な技術が必要です。失敗するとかえって汚れやカビの原因となってしまうこともあるため、工事はプロに依頼するようにしましょう。

水回り専用の壁紙やタイルに張り替える

水はねによる汚れは、こまめに拭き取っても跡が残りやすいという特徴があります。ですから、洗面台の周囲の壁は、汚れ防止機能を備えた水回り専用の壁紙やタイルに張り替えるのが効果的です。水回り専用の壁紙・タイルを使用することで、汚れの付着が防止でき、なおかつ日頃のお手入れの負担も軽減できます。また、壁紙やタイルにはさまざまな色がありますから、明るめの色で清潔感を向上させたり、鮮やかな色で個性的な空間を演出したりすることも可能です。さらに、テクスチャーや柄が付いたものもあるので、自分好みにアレンジできます。

定期的に掃除をする

洗面台の汚れ・カビ対策には、やはり定期的な掃除が欠かせません。洗面台や周囲の壁に付着した水アカや埃による汚れは、見栄えが悪くなるだけでなく、放っておくとカビの原因になります。さらに、放置することで水アカや汚れは落ちにくくなるので、のちのちの手間を減らすためにも、ていねいな掃除を定期的に行うことが大切です。

3.簡単にできる!洗面台の壁のお掃除方法

洗面台の壁のお掃除方法

洗面台の壁をこまめに掃除することが重要だとわかったものの、肝心の掃除の仕方がわからないという人もいるでしょう。ここでは、洗面台の壁を掃除する方法について解説していきます。

重曹を活用した掃除

水はねが起こりやすい洗面台付近の壁を掃除する際、重曹を使うのが有効です。重曹は微弱なアルカリ性の物質であり、重炭酸ソーダや炭酸水素ナトリウムとも呼ばれています。人体に無害な物質なので、昔から医薬品や食品添加物として重宝されてきました。そして、タンパク質をある程度分解し、油脂をある程度乳化するという性質をもつことから、掃除にも活用できます。実際に壁の掃除に重曹を用いるときは、小さじ2杯の重曹を200mlの水に溶かし、スプレーボトルに入れましょう。それから、スプレーを直接壁に吹きかけ、汚れを落とします。なかなか落ちない汚れの場合は、スプレーをかけた布巾で拭いて落としましょう。最後に、乾いた布巾で壁を拭き、水分を取り除きます。

漂白剤を活用した掃除

頑固な汚れやカビなどに対しては、漂白剤を使った掃除方法も効果的です。漂白剤とは、色を取り除いて白くするための薬剤を指します。洗剤のなかでも、とりわけ効果が強いのが特徴です。使用する際は、漂白剤と水を1:5の割合で混ぜ合わせ、スプレーボトルに入れましょう。それから、スプレーを壁の汚れにかけたあと、布巾で軽く拭き取ります。ただし、漂白剤の成分や壁紙の素材によっては、スプレーを吹きかけた箇所が変色してしまう恐れがあるので、注意が必要です。

4.どんなものが良い?洗面室の壁紙・タイルを選ぶポイント

洗面室の壁紙・タイルを選ぶポイント

洗面台の壁紙やタイルを選ぶとき、なにを基準にすればいいのか迷ってしまうという場合もあるでしょう。ここでは、洗面台付近の壁に使用する壁紙・タイルを選ぶポイントについて説明していきます。

すぐに拭き取れる素材を選ぶ

洗面台は毎日のように水はねや汚れが付着する場所なので、高い頻度で掃除する必要があります。したがって、汚れが付きにくく、汚れが付いてもすぐに拭き取れる素材を選ぶことが重要です。たとえば、凹凸のないツルツルとした素材を選んだり、表面がラミネート加工されているものを選んだりすれば、より掃除がやりやすくなるでしょう。

防水・抗菌機能があるものを選ぶ

水が染み込んで跡が付くと、普段の拭き掃除では対処が難しくなります。また、水はねは汚れの原因になるだけでなく、目に見えない雑菌の繁殖を招く危険性もあります。そのため、洗面台付近の壁に使用する壁紙やタイルには、防水機能や抗菌作用が備わったものを選ぶのがおすすめです。特に、小さな子どもがいる家庭の場合、抗菌作用が重視されます。また、臭いが気になるという人は、消臭機能の有無も確認しておくといいでしょう。ほかには、湿気や水分に強くカビが発生しにくい防カビ機能が付いたものなどもあります。

空間に合うデザインを選ぶ

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洗面台の壁紙やタイルを張り替えるときは、周囲の空間との調和も大切にしなければいけません。日常的に使用する空間になにかしらの違和感があると、知らず知らずのうちにストレスを感じてしまう恐れがあります。そのため、壁紙やタイルのデザインは、空間に合ったものを選ぶことを意識しましょう。たとえば、窓がそばにある洗面台の場合、壁紙やタイルのトーンが明るすぎると、眩しい印象の空間になってしまうことがあります。落ち着ける空間にしたいのであれば、トーンを落としたほうがいいでしょう。さらに、洗面台・洗濯機・乾燥機などといった家具や家電とのカラーバランスも配慮しましょう。設置された家具や家電と合わない色を選ぶと、空間全体のコーディネートが乱れ、視覚的な疲れを生む可能性があります。

5.洗面台のタイル・壁紙メーカーの選び方

どんな壁紙やタイルを選べばいいか理解したうえで、メーカー選びにこだわることも大事です。ここでは、洗面台のタイル・壁紙を取り扱っているメーカーの選び方を紹介していきます。

デザインが豊富であるか

まずポイントとなるのは、豊富なデザインが揃っているかという点です。デザインの種類が少ないメーカーでは、自宅の洗面台の空間に合ったデザインが見つからない場合があります。ですから、なるべく多種多様なデザインを取り揃えているメーカーを選ぶといいでしょう。

水回りに適した製品を用意しているか

せっかく壁紙やタイルを張り替えても、水回りに適したものでなければ、汚れやカビが発生するリスクはほとんど変わりません。メーカーを選ぶ際は、防水機能や抗菌作用などを備えた製品が揃っているかどうかもチェックしましょう。

製品について相談ができるか

製品について相談ができるか

疑問点や不安に対して、相談に乗ってくれるメーカーかどうかも大切なポイントです。製品を選ぶとき、実際にどんな機能が付いた壁紙やタイルなのか、素人目にはわかりにくいケースがありえます。よくわからないまま選ぶと失敗につながるので、製品に関する不明点はメーカーに相談し、しっかりと理解してから購入するようにしましょう。そのためにも、相談窓口を設けていたり、ショールームを開催したりしているメーカーを選ぶことが重要です。

6.洗面台の壁をタイルに張り替えよう!

水はねによる汚れが発生しやすい洗面台の壁には、定期的に掃除をしたり、水回り専用のタイルを使用したりなどといった対策が必要になります。さまざまなデザインや機能性が豊富な壁材が取り揃えられているので、WEBサイトやショールームを活用して、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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