2019.3.29

トイレの最適な広さはどのくらい?寸法を決める際のポイント

住まいづくり

トイレは家の中でもほぼ毎日使用する場所なので、マイホームを新築したりリフォームしたりする際にこだわる方も多いでしょう。より快適に使用するためには、インテリアや便器の機種だけでなく、トイレの「最適な広さ」にも気を配らなければなりません。今回は、一般的なトイレの広さや便器の寸法をはじめ、マイホームの種類ごとに最適な広さを解説していきます。

目次

  1. 一般的なトイレの広さはどのくらいなのか?
  2. コンパクトなトイレも登場!一般的な便器の寸法は?
  3. トイレの広さを決める際のポイント
  4. トイレ内に手洗い器を設置する場合の寸法は?
  5. トイレの広さは便器や手洗い器の寸法に合わせて決める!

1.一般的なトイレの広さはどのくらいなのか?

トイレの最適な広さはどのくらい?

トイレにはさまざまなデザインや機能を持ったものがありますが、一般的なトイレの広さはある程度決まっています。マイホームに最適な広さを知るためにも、まずは一般的なトイレの広さがどれくらいなのかを把握しておきましょう。

トイレの最適な広さはどのくらい?

限られたスペースに多くの世帯が入居する分譲マンションの場合、戸建てと比べるとトイレの広さがコンパクトになるケースが多くみられます。具体的には、幅80cm×奥行き120cmが一般的で、坪数にすると約0.4坪となります。やや狭く感じるかもしれませんが、トイレを使用するには問題のない広さです。

戸建ての場合

トイレの最適な広さはどのくらい?

戸建ての場合、一般的な広さは、マンションよりやや広い約0.5坪の幅80cm×奥行き160cmとなります。幅は80cmと分譲マンションのトイレと変わりませんが、奥行きが約40cm長くなるためトイレ空間に余裕が出ます。奥行きに余裕があるため、トイレ空間をゆったりとつくることもできますし、収納スペースや手洗い場などを設置することも可能です。また、戸建ての2階に設置するトイレや狭小住宅などでは、分譲マンションと同じく幅80cm×奥行き120cmとする場合もあります。

バリアフリー対応にする場合

トイレの最適な広さはどのくらい?

高齢者や車椅子を使っている場合などは、生活スペースだけでなくトイレもバリアフリーに対応する必要があるでしょう。バリアフリー対応のトイレの広さは一般的に、戸建てのトイレよりもさらに広い約0.75坪の幅120cm以上×奥行き160cm以上となります。介助スペースが必要な場合はこれ以上の広さが必要となり、一般的に、幅160~180cm程度×奥行き160~180cm程度を確保する必要があります。一般的なトイレの2倍近い広さとなるため、建坪によっては生活スペースでの調整が必要になってくる可能性もあります。バリアフリーに対応するトイレを設置する場合は、事前に広いトイレを確保できる余裕があるか、確認しておくことが大切です。

2.コンパクトなトイレも登場!一般的な便器の寸法は?

ひと口にトイレといっても、便器の寸法はタンク付きかタンクのないタンクレスかによって異なります。どちらのタイプを選ぶかでトイレの広さが大きく左右されるため、一般的な便器の寸法を知っておくとよいでしょう。具体的にそれぞれの寸法を紹介するので、トイレの広さを決める際の参考にしてください。

タンク付きのトイレ

タンクというのは、便器の後ろに付いている箱のような部分のことです。タンクの中には水がたまっており、用を足した後にレバーを動かすとタンク内の水が流れて排泄物を下水へ流す仕組みになっています。タンクが付いたトイレの寸法は、一般的に、床からタンクの上までの高さが100cm程度、便器の幅が45cm程度、便器の奥行(便器の手前からタンクの奥まで)が80cm程度となります。また、タンク付きでも奥行きの寸法がコンパクトつくられているコンパクトなタイプもあります。トイレ空間に余裕を持たせたい方は、コンパクトな寸法の便器を選ぶと良いでしょう。

タンクレスのトイレ

トイレといえば便器とタンクがセットになっているものが一般的ですが、タンクのないタイプのトイレも増えてきています。便器の後ろにあるタンクがないため、タンク付きのトイレより小さく、一般的な寸法は、床からの高さが55cm程度、便器の幅が40cm程度、奥行70cm程度となります。タンクの分だけ奥行に余裕ができるので、空間を広く使うことができます。タンクレスのトイレは、タンク付きのトイレに比べると、すっきりとしたデザインで洗練された印象になります。また、タンクレスのトイレはシンプルな形状で、掃除がしやすいというメリットもあります。

3.トイレの広さを決める際のポイント

新築やリフォームでトイレを検討する際には、広いスペースや最新のタイプを取り入れたいと思う方も多いでしょう。しかし、最適な広さのトイレを実現するために、まず確認したいのは「必要最低限のスペース」です。必要最低限のスペースを確認した後に、そのスペースをどれくらいまで広くするかを検討すると、自分たちのライフスタイルや希望に応じた最適なトイレに仕上げることができます。必要最低限のスペースはどのように決めれば良いのか、ケースごとに見ていきましょう。

必要最低限のスペースを確認する

必要最低限のスペースを確認するためには、トイレに採用したい便器の寸法を調べます。便器の寸法は、大まかには上で紹介したとおりですが、細かくは商品ごとに異なります。そのため、必要最低限のスペースも、採用したい便器の寸法よって異なります。必要最低限のスペースは、幅は便器の幅プラス30cm程度、奥行きは便器の奥行きプラス40cm程度となります。トイレのスペースと採用したい便器の寸法を照らし合わせ、まずは必要最低限のスペースが確保できるか確認しましょう。万が一、必要最低限のスペースが確保できない場合は、便器を小さいものに変更する等を検討した方がよいでしょう。スペースがない状況で、無理に便器を設置すると動きづらく使いにくいトイレになってしまう可能性があります。

必要最低限のスペースより広めにする

必要最低限のスペースが確保できたら、それからどれくらいトイレを広くするかを決めます。次に、トイレを快適に使うために必要な寸法について見ていきましょう。

分譲マンションの場合

分譲マンションの場合、一般的なトイレの広さは幅80cm×奥行き120cmなので、ここに収まる便器を選ばなければなりません。たとえば、幅45cm×奥行き80cmの一般的な寸法の便器であれば、必要最低限のスペースは幅75cm、奥行きは120cmとなるので、収めることができます。コンパクトなタンクレスタイプの便器を採用すれば、空間に余裕ができてゆったりとしたトイレにすることもできるでしょう。

戸建ての場合

戸建ての場合、一般的なトイレの広さは幅80cm×奥行き160cmなので、奥行きに余裕があります。幅45cm×奥行き80cmの一般的な寸法の便器を採用した場合、必要最低限のスペースは十分に確保できるでしょう。トイレ空間に余裕があるので、収納キャビネットや手洗い場などを設置することもできます。トイレットペーパーや掃除道具などがすべて入れられる大きさの収納キャビネットを設置すれば、見た目もスッキリとしたおしゃれな印象のトイレになるでしょう。

バリアフリー対応にする場合

バリアフリー対応のトイレは、介助スペースまで含めると幅160~180cm、奥行き160~180cmが必要となります。これだけの広さがあれば、どのようなサイズの便器を選んでも、ほぼ問題ないといえるでしょう。ただし、バリアフリー対応のトイレにする場合は、車いす対応の便器の検討、手すりを取り付ける箇所の検討、出入口の大きさや向きの検討など、便器の寸法以外の部分をしっかり検討することが重要といえるでしょう。

4.トイレ内に手洗い器を設置する場合の寸法は?

トイレの最適な広さはどのくらい?

トイレを使った後、すぐに手が洗えるようにするためにトイレ内に手洗い場を設置することも少なくありません。この場合、快適に使うためにはトイレの広さにあわせて手洗い場を設置する必要がありますので、おおまかな寸法を把握しておきましょう。

0.4~0.5坪のトイレ

一般的な分譲マンションから戸建てに多い0.4~0.5坪のトイレの場合、カウンターや手洗い器の奥行き寸法が25cm以下の手洗い器とすると良いでしょう。この寸法であれば、トイレを使う際に、手洗い器が邪魔になることもありません。便器の正面に出入り口がある間取りの場合は、トイレに座るまでの間に手洗い器の横を通ることになりますので、大きな手洗い器を設置するとトイレに座る際に邪魔になってしまう可能性があるため、できるだけコンパクトなものを選んだほうが安心でしょう。

0.75坪以上のトイレ

広々としたスペースを確保できる0.75坪以上のトイレの場合は、カウンターや手洗い器の奥行き寸法が35cm程度の大型の手洗い器でも設置することができますので、収納キャビネットなども余裕をもって設置できるでしょう。0.75坪以上のトイレは、サイズでの制約を受けにくく、さまざまなデザインの手洗い器から好みのものを選ぶことができるといえるでしょう。

5.トイレの広さは便器や手洗い器の寸法に合わせて決める!

トイレの最適な広さはどのくらい?

トイレの広さは、設置する便器や手洗い器などの寸法に合わせて決めることが大切です。希望の便器を設置したものの、トイレが窮屈で使いにくいといった失敗を防ぐためにも、まずは、採用を考えている便器の寸法から必要最低限のスペースを確認し、それに合わせて手洗い器や収納キャビネットなどを考えるようにしましょう。

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