2019.3.29

トイレリフォームにパネル取り付けを!特徴やメリットは?

住まいづくり

トイレリフォームと聞くと、便器そのものの交換を想像する方が多いのではないでしょうか。しかし、毎日のお手入れをラクにしたい場合やトイレににおいがこもりにくくしたい場合は、トイレの壁や床などの内装材を変えることで実現できることがあります。ここでは、トイレの内装材としてパネルを選ぶことのメリットと、トイレリフォームの際のリフォーム会社の選び方について紹介します。

目次

  1. トイレによくある悩み
  2. トイレに使う内装材の種類と特徴
  3. パネル取り付けの特徴とメリット
  4. パネルを使用したリフォーム事例
  5. トイレパネルをDIYするメリットとデメリット
  6. トイレリフォーム工事業者の選び方
  7. パネルで快適なトイレに!

1.トイレによくある悩み

トイレにパネル取り付ける特徴やメリットは

トイレによくある悩みとして、汚れやにおいの染み込みがあります。こまめに掃除すれば清潔な状態を保つことができるものの、平日はなかなか時間がとれないという人も多いのではないでしょうか。汚れやにおいは放置されればされるほど、除去するのが難しくなり、掃除も大変になるものです。しかし、内装材を工夫すれば、汚れやにおいの付着を防ぎ、簡単に掃除できるようになります。結果として、快適なトイレ空間を作ることができるのです。

2.トイレに使う内装材の種類と特徴

トイレにパネル取り付ける特徴やメリットは

トイレに使用する内装材にはいくつかの種類があります。素材ごとに特徴も異なるため、どのような目的でトイレをリフォームしたいのかを考えながら選ぶようにしましょう。

板張り

板張りは木材を使用した内装材です。温かみのある木材の雰囲気がトイレを落ち着いた印象に変化させます。板張りそのものを塗装することもできるので、工夫次第で和モダンや北欧テイストの空間を生み出すことも可能です。主な板材としては杉板、ヒノキ、松、ヒバなどがあり、板材によって雰囲気を少しずつ変化させることができます。

壁紙

壁紙の特徴は、色や柄に変化を付けやすく、トイレの見た目を大きく変えることができる点です。防カビや防汚効果に優れているだけではなく、消臭機能を持った壁紙もあるので、トイレを含め幅広く利用することができます。一般的に施工費用がもっとも安く済むのもポイントです。なお、壁紙に使用する素材には種類が多く、素材ごとに特徴も異なるため、トイレに使用する場合は手入れのしやすさなどをよく考えて選ぶ必要があります。

塗り壁

塗り壁とは、壁に珪藻土や漆喰などを直接塗装することです。カラーが豊富であり、塗ったあとの質感がトイレをおしゃれな空間に変化させます。汚れが付きやすく掃除がしづらい一方で、容易に塗り替えしやすいのがメリットです。廃材も出ないので、環境に配慮した内装材だといえるでしょう。ただし、塗り壁は基本的に施工業者へ依頼する必要があるだけではなく、工事費も高くなる傾向にあります。

タイル貼り

タイル貼りは耐水性や防汚性、防臭性にも優れた内装材です。使用される素材には陶器をはじめとしていくつかの種類があるため、トイレに使用する場合は素材の特徴をよく比較して選ぶ必要があります。また、耐久性があるものの、揺れに関しては弱い部分があるため、目地割れや剥離が起きる可能性を考慮しておかなくてはいけません。場合によっては修繕が必要になることもあります。

3.パネル取り付けの特徴とメリット

トイレにパネル取り付ける特徴やメリットは

トイレの内装には紹介した内装材を用いるほかに、パネル取り付けもおすすめです。パネル取り付けにはトイレの掃除や手入れに関する悩みを解消するメリットがたくさんあります。

パネル取り付けとは

パネルにはさまざまな種類がありますが、ここでは鉄とガラスを結合させたものについて紹介します。このパネルは二つの素材が極めて強く結合しており、耐久性は抜群です。他方、においが付きにくく、防腐効果にも優れているなど、タイルに近い特徴も有しています。タイルとパネルの長所を兼ね備えているため、トイレの内装にも適した素材です。ガラス質は中性かつ不活性であり、化学反応を起こして有害物質が出るといった心配もありません。そのため、健康に配慮した安全な素材を探している人にもおすすめの素材といえます。

手入れが簡単

トイレは居住空間のなかでももっとも汚れやすい場所のひとつです。尿はねや水はねによって汚れやにおいが内装材へ染み込んでくと、普段の掃除だけではなかなか取れません。そのため、トイレのリフォームにおいては汚れが染み付かず、簡単に掃除できる内装材を選ぶことが大切です。パネル取り付けの場合、汚れがパネルに染み込むことがないので、水や中性洗剤を用いて拭くだけで簡単に掃除ができます。いつでも、誰でも簡単に手入れができるため、使用後の汚れを使用者本人がさっと掃除して、つねに清潔な状態を保つことも可能です。

ニオイが染み付かない

パネルには防臭効果も備わっています。トイレのにおいは、尿はねや水はねの汚れが壁や床に染み込むことによって起こります。パネルはそもそも汚れが染み込むことがないので、汚れによるにおいが発生することもありません。また、湿気にも強くカビの発生を抑える素材であることから、カビ臭への対策にもなります。また、パネルに加えてLIXILのエコカラットを使用することで、トイレのにおいをさらに軽減することが可能です。エコカラットは珪藻土や壁紙よりも短時間で嫌なにおいを脱臭します。さらには複数のにおいが混ざって発生する複合臭にも効果を発揮。パネルとあわせてトイレの内装材として検討してみるのも良いでしょう。

4.パネルを使用したリフォーム事例

トイレにパネル取り付ける特徴やメリットは

実際にトイレをリフォームして、内装材をパネル取り付けに変更した例を紹介しましょう。ある家庭では、リフォーム前は日頃からトイレの尿はねによる汚れに悩まされていました。床が板張りであったため、板と板の間に入った汚れがこびりついていたのです。一度染み付いた汚れはなかなか取れず、やっとの思いで除去できたとしても、においがずっと漂い続けている状況でした。

しかし、リフォームによって内装材をパネルに変更したところ、尿はねがパネルに染み込むことがなくなり、水拭きだけで簡単に掃除できるようになりました。さらには平坦なパネルのおかげで拭き残しがなくなり、シミや変色も発生しないようになったのです。また、副次的な効果として、リフォーム時には汚れやにおいの酷かった床を撤去する必要があったため、併せてバリアフリー工事を実施することもできました。結果としてトイレ前の段差が解消され、以前よりもさらに使いやすくなったといえます。

5.トイレパネルをDIYするメリットとデメリット

トイレにパネル取り付ける特徴やメリットは

トイレパネルの設置は業者へ依頼して行うほかに、自分でDIYすることもできます。しかし、安く仕上げられるからといって安易にDIYを行うのは考えものです。トイレパネルをDIYするときのメリットとデメリットを確認しましょう。

DIYのメリット

DIYとは素材を揃えて自分で何かを作ったり修繕したりすることを指します。トイレパネルをDIYする場合、必要なものは取り付ける材料だけであることから、業者へ依頼するよりも工事費を安く抑えることが可能です。また、工夫次第で自分好みに仕上げることができるのがDIYの最大の魅力。作業中の楽しさはもちろんのこと、うまく完成できれば達成感を得ることができます。

DIYのデメリット

DIYのデメリットは、やはり専門業者と比較して仕上がり具合がきれいになりにくいことです。特に、トイレのDIYは水道の配管工事を必要とするなど、初心者にとっては難しい工程が含まれます。そのため、水漏れのようなリスクに注意しなくてはいけません。また、便器はそれなりに重量があります。無理にDIYをしようとするとケガをする恐れがあるだけではなく、商品保証の対象外になる可能性も考慮しなくてはいけません。もしトイレのフルリフォームを行う場合は、必ず業者へ依頼するようにしましょう。

6.トイレリフォーム工事業者の選び方

トイレにパネル取り付ける特徴やメリットは

トイレリフォームを業者へ依頼する場合、業者選びは慎重に行うようにしましょう。レベルの低い工事業者を選んでしまうと、リフォームの仕上がりに不満が残るだけではなく、相場よりも高い費用がかかることがあります。失敗しないための工事業者の選び方を確認しましょう。

わかりやすい見積もり内容か

トイレのリフォームにかかる見積もりを依頼するときには、見積もり内容が細かく記載されているかをチェックすることが大切です。工事一式のように細かい内訳がわからない見積もりの場合、不当に高い費用が含まれている可能性もあります。材料費や担当者の派遣費用といったように、誰の目から見てもわかりやすい内容の見積もりであれば、安心して依頼することができるでしょう。

口コミや評判は問題ないか

複数の工事業者を候補に絞ったあとは、インターネットなどを利用して各業者の口コミや評判を確認しましょう。もちろん、サクラや自演による書き込みがある可能性も否定はできません。しかし、優良な業者であればあるほど、口コミや評判も多く、内容も肯定的であることが多いものです。なお、投稿者自身の主観によるものもあるため、比較時にはきちんと精査するようにしましょう。

対応力に問題はないか

初めて業者へ連絡をとる場合、電話での対応や初見での様子をチェックしておきましょう。話しかたが雑であったり、身だしなみが整っていなかったりするようであれば、リフォームのように形を整える作業にも影響を及ぼす危険があります。また、家に上がって作業をしてもらうことになる以上、あらゆる意味で丁寧な対応ができる業者へ依頼するほうが安心です。

7.パネルで快適なトイレに!

トイレの汚れやにおいを解消するためにリフォームを行うのであれば、内装材を変更するのが良いでしょう。特に、壁にパネルを取り付ければ汚れやにおいが壁に染み込むこともなく、お手入れも簡単に行えるためトイレを清潔に保つことができます。しかし、パネルリフォームをDIYするのはなかなか難しいもの。満足のいく仕上がりにするためには、リフォーム会社へ依頼するのがよいでしょう。概算見積もりは無料で出してくれる会社もありますので、トイレのリフォームを検討する際は、リフォーム会社へ相談してみましょう。

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