2019.3.29

新築のデザインは外観と内装にこだわろう!ポイントについて解説

住まいづくり

新たに家を建てるときには、事前に家のデザインに関する知識を押さえておく必要があります。今回は、家の外観と内装のデザインを決める際のポイントについて解説していきます。

目次

  1. 住まいの印象は外観のデザインで決まる!
  2. 内装デザインを考えるときに注意したい4つのポイント
  3. 新築の具体的なデザイン事例を紹介!
  4. 外観と内装にこだわって新築をデザインしよう!

1.住まいの印象は外観のデザインで決まる!

家の印象を左右する外観のデザインは、主に3つの要素によって決定づけられます。ここからは、それぞれの要素について具体的に解説していきます。

家の形

家の形

外観のデザインを決定づける要素の1つ目は家の形です。家の形には、平屋型や箱型、縦長の形や横長の形など、さまざまなタイプがあります。また、家の形は間取りや土地の形状などの要素によっても左右されるため、それぞれの要素についてもあらかじめ考慮に入れておかなくてはなりません。そのため、どのような家の形にしたいのかというイメージをある程度まとめたうえで間取り決めや土地探しを行う必要があるでしょう。

そして、家の形は屋根の種類によっても大きく異なってきます。主な屋根の種類としては、切妻屋根や寄棟屋根、片流れ屋根、招き屋根などが挙げられます。屋根には種類ごとに特徴があり、デザイン性だけで決めるのではなく、それぞれのメリットとデメリットを押さえたうえで選んでいかなくてはなりません。たとえば、寄棟屋根は風の影響を受けにくい種類だと言えますが、ソーラーパネルの設置が困難だという欠点があります。そのため、自家発電によって電気代を節約したいと考えている人には不向きな種類の屋根だと言えます。また、片流れ屋根の場合は比較的コストがかからない反面、雨漏りなどの事故が起こるおそれがあります。

2つ目の要素として、どのような種類の窓をどこに配置するのかということによっても外観のデザインは変わってきます。窓の種類には、縦すべり窓や横すべり窓、フィックス窓、引き違い窓など、さまざまなタイプがあります。このなかで、最も一般的で高い汎用性を備えているタイプだと言えるのが引き違い窓です。なお、引き違い窓とは2枚の窓ガラスを左右にスライドさせることで開閉するタイプの窓のことです。使い勝手の良い引き違い窓ですが、ほかのタイプに比べるとデザインが一般的な印象になります。

引き違い窓を採用しつつデザイン性にもこだわりたいのであれば、窓の配置を工夫する必要があります。たとえば、いくつもの引き違い窓を横一列に並べて1枚の大きな窓のように見せるなどの工夫も良いでしょう。そして、壁にガラスをはめ込むというタイプのフィックス窓には、防犯性やデザイン性が高いという魅力があります。一方で、窓を開閉することができないため、頻繁に空気を入れ替えたい人などには向いていない種類の窓だと言えるでしょう。一般的に、風通しや光の量を調節できる窓は家の快適さを大きく左右する設備です。そのため、採用する窓の種類はデザイン性だけではなく機能性についても考慮したうえで選ばなくてはならないのです。

外壁

外壁

最後の要素として、外壁について検討することも新築の外観のデザインを考えるうえでは重要なポイントです。外壁に使用される素材としては、サイディングやモルタル、ALC、タイルなどの種類があります。どの種類の素材を採用するかによって外壁に個性を与えることができるでしょう。まず、サイディングには石目調やボーダー柄といったさまざまな模様のバリエーションがあるので、自分の好きなデザインのものを探すこと自体が楽しみのひとつとなります。また、モルタルは塗り方を工夫することで、波模様をつけたり、でこぼこに穴を開けたりできるため、自由自在に個性が出せるでしょう。

ALCは工場などの外壁に使われる無機質な素材ですが、機能性に優れており、タイルは比較的高価ですが存在感を演出できるという利点があります。外壁の素材を選ぶときは、それぞれの素材の特徴を理解したうえでどれを採用するのかを決めていくと良いでしょう。なお、外壁のデザインの印象は素材だけではなく色によっても左右されます。たとえば、白系の色は家の周囲を明るく演出してくれ、黒系の色であれば外壁の汚れが目立ちにくく、高級な印象を与えてくれます。さまざまな選択肢のなかから、どのような色の外壁を選ぶかによって家の雰囲気は大きく変わってくるのです。

2.内装デザインを考えるときに注意したい4つのポイント

新築の家のデザインを検討する際は、外観だけではなく内装についてもこだわることで、より理想的なデザインに近付けるでしょう。ここからは、内装のデザインを考えるときに注意しておくべき4つのポイントを紹介します。

配色

配色

1つ目のポイントは、内装のデザインにおいては統一感が出るように配色を工夫することです。建具や家具の配色をどのように采配するかによって、内装がおしゃれな雰囲気になるのか、それとも落ち着かない雰囲気になるのかということが決まります。統一感を出すためのポイントとして、床と同じ系統の色の建具や家具を選べばおしゃれな雰囲気の部屋になるでしょう。

照明

2つ目のポイントは、照明を工夫することで内装のデザインに高級感が与えられるということです。シーリングライトは家庭的な照明として広く普及していますが、シーリングライトで照らすだけでは部屋全体の印象がチープになってしまうおそれがあります。照明によって内装に高級感を出したいのであれば、間接照明やダウンライトを取り入れて控えめな光で部屋を照らすようにすると良いでしょう。

間取り

間取り

3つ目のポイントとして挙げられるのが、間取りを工夫して開放的な雰囲気で明るい家にするということです。具体的には、壁や間仕切りなどの遮蔽物を極力取り除くことで視線が家の奥まで届くようになり、家全体に開放的な印象を与えられるでしょう。また、家の開口部が小さいとどうしても暗い印象になってしまいます。そのため、窓やドアの枠を大きめに設けるということも内装のデザインを考えるうえでは重要なポイントのひとつだと言えるでしょう。

家具

4つ目のポイントは、新築の内装のデザインを検討するときは家具選びにも気を配るべきだということです。家具は内装の一部とも言える要素であり、間取りなどを決めてしまう前に家具についても選んでおく必要があります。家を建てたあとで、家具の寸法が合わない、家の雰囲気に合う色の家具が見つからないといったことにならないように、家具を最初に選んだうえで内装を決めていくと良いでしょう。

3.新築の具体的なデザイン事例を紹介!

最後に、新築の家を建てる際に参考とするべき具体的なデザイン事例について、人気のスタイルを2つ紹介します。

ナチュラルスタイル

ナチュラルスタイル

特に高い人気を誇っているデザインとして、まずはナチュラルスタイルが挙げられます。ナチュラルスタイルとは、白やベージュなどの淡い色を基調とした自然な温もりを感じさせるデザインのことです。どの時代でも通用するスタイルとして人気を集めていますが、和風や北欧風などのオリジナルテイストを加えることで個性も演出できる柔軟なスタイルでもあります。

インダストリアルスタイル

インダストリアルスタイル

工場や倉庫を思わせるような無機質な空間を演出するインダストリアルスタイルも人気の高いデザインのひとつです。インダストリアルスタイルは、コンクリートの壁や配管がむき出しの天井、ダークな色合いの床といったデザインの無骨さが特徴的なスタイルです。アレンジを加えるなら、天井にシーリングファンを設置したり、照明や家具にブラックスチールを取り入れたりすることで、さらに独特の雰囲気を際立たせられるでしょう。

4.外観と内装にこだわって新築をデザインしよう!

新築の家のデザインを考えるときは、外観と内装の両方にこだわって検討していくことが大切です。今回紹介した内容を参考にしつつ、自分にとって理想的なデザインとは何かということを考えたうえで家を建てると良いでしょう。

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