2019.3.29

壁をおしゃれにデザインしよう!壁材やDIYのアイデアを紹介

住まいづくり

壁のデザインをどのようなものにするかによって、部屋の印象は大きく変わります。壁材にはたくさんの種類があるので、それぞれの特徴を理解したうえで選びましょう。また、壁材だけでなくDIYのアイデアを押さえることで、オリジナリティを加えたおしゃれな壁にすることができます。今回は壁材の種類とその特徴、壁をDIYするときのアイデアについて紹介していきます。

目次

  1. 壁材の種類
  2. DIYで壁をデザインするアイデアを紹介!
  3. 壁材やDIYで壁をおしゃれにデザインしよう!

1.壁材の種類

壁材の種類

内装のデザインを考えるとき、壁材は空間の雰囲気を印象付ける重要な要素となります。壁材には多くの種類があるので、そのなかでも人気のあるものを1つずつ詳しく紹介していきます。

主な壁材は4種類

一般家庭の内壁に用いられている壁材には、主に4つの種類があります。それぞれの壁材について、メリットやデメリットなどを含めた特徴について解説していきます。

クロス

代表的な壁材としてまず挙げられるのは「クロス」です。一般的には「壁紙」とも呼ばれており、家庭ではもっとも使われている壁材です。ビニール製のものが多いですが、それ以外にも紙製や布製などのさまざまなタイプがあります。クロスのメリットは、ほかの壁材に比べるとコストがかからないことや、柄も豊富なので気に入ったデザインを見つけやすいといった点です。

また、ビニール製のクロスなら汚れてしまっても掃除がしやすいというメリットがあるので、小さな子どもがいる家庭にも向いています。落ちないような汚れがついてしまった場合でも、クロスなら部分的に貼りかえることも可能です。クロスのデメリットは結露が起こりやすく、紙製のものなどは特に湿気に弱いため、剥がれやすいという点です。

漆喰

代表的な壁材として次に挙げられるのは、昔から日本の家屋に使われてきた「漆喰」です。漆喰は珪藻土や砂、石灰などを原料としており、防火性や防音性、調湿性に優れていることが特徴です。漆喰は白い色のものが一般的ですが、顔料を混ぜ合わせることでさまざまな色合いを楽しめることがメリットとして挙げられます。そのなかでも黒漆喰は高級感があり、和モダンな雰囲気や洋風のインテリアにも合うため特に人気です。また、塗り方によっては波模様などをデザインすることもでき、立体感のある風合いを楽しめます。しかし、汚れが付着してしまうと落としにくいことや、クロスに比べて施工に時間や費用がかかることなどが、漆喰のデメリットです。

木材

木材

木材も日本の住宅でよく使われている壁材のひとつです。壁材として使われる木材の種類は大きく分けると、高級感が出せる「無垢材」とナチュラルな雰囲気になる「合板」の2つがあります。それぞれ原料となる木の種類が異なるため、どのような木材を選ぶかによって印象が変わります。木材のメリットとして挙げられるのは、素材自体が持つ風合いや自然な木目調が楽しめるという点です。また、年月が経つにつれて色に深みが出てくることで、趣のある雰囲気へと変わっていきます。木なので調湿性が高いですが、湿気を吸い過ぎると反ったり割れたりしてしまうおそれがあります。そのため、湿気の多い夏場などはこまめにメンテナンスしなければならない点がデメリットです。

タイル

タイル

代表的な壁材として、最後に紹介するのは「タイル」です。タイルの素材にはさまざまな種類がありますが、壁材として用いられるのは陶器質のものや磁器質のものが多いです。デザイン、大きさ、色も豊富なバリエーションがあるため、組み合わせや貼り方によって好きな模様を作ることができます。最も大きなメリットは、どの壁材よりも耐水性に優れている点なので、キッチンやバスルーム、洗面所などの水回りの壁に向いています。また、水をはじく性質があるため汚れもつきにくく、手入れがしやすいこともタイルのメリットです。デメリットとしては、コストがかかるので広い範囲に使うことが難しいこと、水が下地部分に溜まりやすいのでカビが生える可能性があることなどが挙げられます。

一風変わった壁材

オーソドックスな壁材でもデザインによっては個性を出すこともできますが、一風変わった壁材を使えばさらに個性的でおしゃれな雰囲気になります。

石材

石材

一風変わった壁材として、まず紹介するのは「石材」です。石材はどちらかといえば内装よりも外壁や屋根などに使われるイメージが強いですが、室内の壁材として使うのも人気です。壁材に使われる石にはさまざまな種類があり、そのなかでも御影石や大理石、鉄平石などがよく使われています。特に、鉄平石は薄い板状で壁材に加工しやすいため、使われることの多い石です。タイルのように壁に貼り付けるだけでも、石ならではの高級感や重厚感によって部屋の雰囲気を大きく変えることができます。

黒板

学校で使われている印象が強い「黒板」も、一風変わった壁材として使うことができます。壁全面を黒板にしてしまうと暗くて重たい雰囲気になってしまいますが、壁の一部分だけを黒板にすることで空間のアクセントになります。黒板には絵を描いたり、家族へのメッセージを書いたりできるので、子どもとのコミュニケーションツールとしても役に立つ壁材です。クロスのように黒板シートを貼るタイプや、塗るだけで黒板にできる塗料のタイプもあり、ホームセンターなどで気軽に入手することができます。

2.DIYで壁をデザインするアイデアを紹介!

壁材自体を替えれば部屋の印象を大きく変えることができますが、難しい場合にはDIYで壁をデザインすることも可能です。壁をDIYするときのアイデアをいくつか紹介します。

シールを活用する

シールを活用する

ウォールステッカーやマスキングテープなど、壁に貼ることのできるシールを活用すれば、空間をおしゃれに演出することができます。ステッカーにはさまざまな種類があります。ガラス瓶や古書などをデザインしたアンティーク調のもの、ワンポイントに使ってカフェ風にできる英字ステッカーなどのもの、子どもに喜ばれるようなカラフルでポップなものなどです。マスキングテープも壁用の柄がついているものを使ったり、無地でも幅の広いものでストライプ模様を作ったりできます。自由にカットできるので、動物などの形にして飾れば個性的でおしゃれになります。また、どちらも剥がしやすくできているのが特徴なので、飽きたら違うデザインにできるのも魅力です。

パネルを活用する

パネルを活用して壁をアレンジすることもできます。発泡スチロール製のパネルに写真などを印刷すると、オリジナルのパネルを作ることができます。額縁がないことで写真を壁に馴染ませることができ、ギャラリーの展示のような雰囲気を出せることが特徴です。布を用いたファブリックパネルは北欧系のインテリアによく使われており、簡単にDIYできます。空き箱を好きな布で覆い、いくつか並べて壁に飾れば、かわいらしい雰囲気を演出できます。壁が無地の場合には、はっきりとした柄の布で作ったファブリックパネルにすることで、インテリアのアクセントとして活きてきます。

その他の小物を活用する

その他の小物を活用する

ウッドパネルや棚を利用するのも、個性が出せておしゃれになります。ウッドパネルは壁の一部分に貼るだけでも良いアクセントとなり、ナチュラルなテイストにできます。ディッシュラックやブックシェルフなど、壁につけられる棚を設置すれば収納が増えるだけでなく、雑貨屋やカフェのような雰囲気が出ておしゃれな印象になります。棚には木製のものや金属製のもの、ガラス製のものなどあるので、壁材の雰囲気と合うように選びましょう。

3.壁材やDIYで壁をおしゃれにデザインしよう!

自宅を新築するときやリフォームする際は、使う壁材によって内装の雰囲気が大きく変わってきます。また、小物を上手に活用したDIYでも壁に自由なデザインができます。壁材や小物の組み合わせによって壁をおしゃれにデザインすることができ、ほかの家にはない個性を出すことが可能です。壁は空間の多くを占める大切なアイテムですから、素材や雰囲気にこだわって満足のいくデザインにしましょう。

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